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ソウルイーターの救世主  作者: fatality
異世界転移編
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何度だっていってやる









今の声、俺の声じゃない、誰の声だ。デリモでも、隼人でもない、誰の…



「気を抜かないでください、文也さん、"次元烈断"!!」


「いいタイミングです、"闇傷無形刃"。」



見えな…ああ、クソ。何見当違いのところを切ってるのかと思ったら次元を切り裂いて引っ張ってそこに予約する形の見えない斬撃、避けれるわけがない……そして何か状態異常、出血、故意的にこれを直す事は不可、自然治癒無効、一定時間ごとにダメージと全ステータスが少しずつ下がっていく…そしてこの状態異常中にダメージを受けると最大HPも下がる。


これら全ては出血が切れたら治るらしい…がそれでもどうかしてる、避けるので精一杯、明らかに不利になっていく…ああ、クソ。攻撃する隙を与えずに避ける事のできる範囲を削っていく。


こんなにもフィールドは広いのに俺が動ける範囲は狭過ぎる、どうやってこの状況を抜け出す、出血も治る前にもう一度付与される、HPも擦り減らされていく、自然治癒もしない、ステータスも下がっていくから避けることもできなくなっていく…負の連鎖。


攻撃しようにも隙がない、いや作られない。どう勝てばいい、いや勝てない、ベストは逃げる事、無理でも何も残さず朽ちる。


これは、どうやって乗り切る、どう足掻いても、無理。最大HPが半分切った、これなら確実に、あと耐えれて2分。



「もうそろそろ耐えれないんじゃないですか、今ならその腕の中にいる彼等を寄越すのなら命は助けてあげますよ。」


「ええ、私たちの狙いはそれですからね。」



そういえば、いつかに言っていたな、デリモが。そうなら余計だ、渡す気なんて微塵もない、仲間を売るぐらいなら、死んだ方がマシだ。



「お前ら本気で言ってんのか、だとしたら俺には勝てないな。仲間を売るぐらいなら俺は死ぬ、塵一つ残さずに、"暴過の乱食"!!」



喰らってやる、もうどこから来るかの予測は付くぐらいにもらった。俺はパリィしたら無効とか、ダメージ吸収とか、確定先読みとか、そんなものはない。だから、回数重ねるしかない。


でもな、凡人にはそれが一番の近道なんだよ、わかんないか、お前らには。なんだってやってやるよ、俺の目的を為すためならば。



「どうした緩いぞ、あれだけ格好つけておいてこの体たらくか、なあ!?"波動星"!」



仲間なんて、売るわけがない、それに、承諾すると本気で思ったのか、こいつらは。


生憎俺はそこまで堕ちていない、堕とすのは、俺の身だけだ。



「でしょうね、しょうがない。ならば死んでもらうしか有りません、"ディメンションスレイ"!」


「楽しめると思ったのですが…やっぱり集団で一人をいじめるのは面白くない、"幾多の堕星具・エクスカリバー"。」



空間を切って、引き寄せる、そこにデリモの剣が来るようになっている。もう、くらい飽きた、同じ事の繰り返し、避けれないわけないだろ。


ほら、やっぱりこう…っ、予想外だ、どうやら少し…甘く見過ぎていたのは俺らしい。


ゼルス、少し黙ってくれ、言っただろ、仲間を売る気は微塵もないと。



「何余所見してるんですか、"光の道を示す一矢(オンリーレール)"!」


「たしかに全てが避けられたり防がれたりしている、しかし今の顔、やはり厳しいのもあるというわけですね?ならば増やしましょう、"蠢く意識"。」



っ!?ゼルスの意識が強く…だからお前らは一人も売らないと言ってんだろ、なあ!



「うるさいんだよお前ら全員…そんなに欲しいか、お前らはこいつらを!そんなに生かしたいか、お前らは俺を!残念だったな、売る気もないし、死ぬ気もない!


解き放て、ソウルイーター、暴食でも、過食でも、絶食でもない、俺!」



薄々考えて…というより気づいていた、最初に見つけたこのスキル、それが暴れた時は、ゼルスじゃなかった。そう、俺だ。俺は、俺の力に溺れた。


追憶の間でみた、あの人間、あいつも俺と同じアビリティだった。ぶっつけ本番、なんとかなったよ。誰よりも大きいこの力、使ってやる、今度は、溺れないように。



「お前ら、何度だって言ってやる、俺は仲間を売る気は微塵もない!名もなき厄災、ソウルイーター。俺の力になって、俺の敵を討て!」

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