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事後

遅くなりました。

 

――こうして、史上最大となるCWOでのVRサイバーテロ事件は幕を閉じた。

 アスピスの持っていた核石(セミ=クリスタル)は無事二人の元へ戻され特にミネは病院でリハビリ中となっているらしい。

 この事件の存在は、水守都市治安委員会によって公に報道され特にイニティアムにいるプレイヤー層に大きな影響を受けた。その関係もあり急遽1日掛けての緊急メンテナンスが行われた。この事件の功労者であるラルフこと琴吹景侍は治安委員会より表彰を受けたが名前は本人の希望により公開される事は無かった。

 事件に及んだクトラは堕天使の使徒(デモ=ラドロ)との因果関係を考慮し、本来アカウント消滅の筈であったが二ヶ月間のアカウント停止として処理された。

 終末の虹(エンド=ダ・ウェルト)の一撃を受けたアスピスは後として治安委員会の者が彼の自宅に乗り込んだところ、そこには白目を剥き出し尿を垂れ流し醜い姿と変貌していたらしい。彼のVR機器を調べた所その事件に関係する様々な決定的証拠が見つかった。

 彼が目覚める事があるかどうかは正直分からないが、死んではいないそうだ。しかし脳に重い障害が残る可能性があるかもしれないとかいう話は既に治安委員会から話を聞いた……。

 まずは、幸い核石人種(、、、、)の中で誰も死ななかった事が何よりの奇跡と言えるだろう。

 しかし亡くなった原人種(NPC)は二度と戻ってこない。それは、このCWOにいる人間も我々が存在するこの世の人間とあまり変わらない絶対的な理。


 だってそれが『現実』なのだから。

 

 『たかが仮想世界、されど仮想世界。』今回の事件はこの言葉を教えてくれる重要なきっかけになるだろう。

 ……そうなることを信じている。


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