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死神勇者の鎮魂曲  作者: パンピー
始まりの軌跡
19/31

バベル攻略と新たな仲間

バベル攻略への出発の日の朝

テンガとアイリは寝室にレイラは城下町を駆けずり回っていた


「ふぁ……ねっむいな…」


「これ!サボるでない!!」


「やかましいな…俺の準備は終わっているよ…だいたいアイリも魔法は全般使えるんだから ジッパー に全部つっこんどけよ」


「突っ込むにも整理しなければならんじゃろが!」


「あっそ……あっ俺の後ろ髪三つ編みにしてくれよ」


「仕方ないの…任せるがよい」


やはり女の子だろうか三つ編みをする手はどことなく慣れた感じだった


「気になっておったのだがお主一人の時はどうやって結んでおるのだ?」


「一人の時は結ばねぇよ…普通に束ねているだけだ」


「というか、なんで三つ編みにするのじゃ?」


「かっこよくね?」


「まぁ似合ってはおるな」


「アイリは嫌いか?」


「ん?好きに決まっておる」


なんかイライラしてきた

バカ二人は放っといてレイラだ…レイラにスポット当てよう

うん

そうしよう


その頃レイラは結局間に合わなかった旅の準備の為に城下町にいた


「えーと…食料はOK…あっ代えの服も買わなきゃ…ついでに新しい服でも買おっと」


スキップしながら高級衣服店に入っていった

レイラも金銭感覚狂ってきたようだ


「いらっしゃいませ!おや、レイラ様ではありませんか…テンガ様はお元気で?」


「あっ店長さん!お久しぶりです、テンガさんはいつも通りですよ」


「そうですかそれはよかった、今日はどうなさいました?」


「私達結構服がボロボロになるので代えの服を買おうかとおもってるんですけどね」


「かしこまりました、そういうこともあろうかと、レイラ様の特注メイド服とテンガ様のコートは大量にストックしてありますよ」


「わざわざありがとうございますぅ、ではその二つを15着ずつください、あと新作の服みたいのですけど?」


「王妃様の服ですか?」


「それもあるんですけどね、私個人の服がメインです」


「なにかお気に召した物があればお申し付けください、新作は手前のショーケースの裏になります」


「ありがとうございます、あっこれ可愛い!!あっちはアイリさんに似合いそう!!」


こっちもバカだったorz





なんやかんやで3時間後


「おまたせしました~~~!!」


「遅いのじゃ!!」


「いやぁすみません、ちょっと道に迷ったご老人をご案内してまして……見てくださいこの汗!これでも走ってきたんですから!!」


「ふーん……んで?城下町で堪能してきたスイーツは美味しかったか?」


「そりゃあもう…とびっきり美味しかっ………しまった!!!」


ゴン!!!


鉄拳制裁


「嘘つくなら口のクリーム落としてから嘘つけ…ショボい隠蔽工作してんじゃねぇよ」


「いだぁぁぁぁあ!!!ずびばぜぇん!!」


「それで、ちゃんと準備は済んでおるのだろうな?」


「ばっちりですよ!!あっアイリさんに似合いそうな服も沢山買いましたよ!!」


「ほう、それでは道中で見せてもらおうかの」


「そんなんいいからさっさと行くぞ」


「了解です!」


「うむ」



城門まで行くと軍師達とハルキが見送りに来ていた


「行ってくるわ…まぁハマーで行くから…1週間位かな、留守の間頼むわ」


「ああ、任せてくれこっちはしっかりやるさ」


「あと期日前にエルシェントがちょっかい出してきたら将軍達で遊んでやれ、本当は俺らでやりたいがその場合は仕方ないからな頼んだぞ」


「了解しました」


「んじゃ、行ってくるわ」


「お気を付けて!」


「ああ」




ランフィードを出てエルドラドとの国境を目指して進むこと6時間


「のう、テンガよこの乗り物は自動操縦が出来るのであろう?なぜ自ら運転するのじゃ」


「ん?楽しいから、男はバイクやら車やらが好きなんだよ」


「私にはわかりませんね」


「期待してねぇから安心しろ、あとどのくらいだ?」


「そうじゃの、この速さなら明日の朝にはつくはずじゃ」


「時間はあるんだゆっくり行こうか…レイラもう少ししたら飯にするから飯の準備しとけあと布団は買ってきたか?」


「ちゃんと買いました!!でも野宿するのに布団とは随分豪華ですね」


「アホか、今回は錬金術で家でもおっ建てるわ」


「なるほど、寝床は作れても布団がなきゃ意味がないと……」


「まぁそおいうこと」


「普通に言うておるがこの世界には錬金術が使えるものは3人しかおらんのだぞ、しかもそんな自由自在に使えるものはおらん こんなことを普通にやってのけるとは本当恐ろしいの」


「しゃーねぇだろ、出来るんだから」


「私もうテンガさんがなんなのかわかりませんよ、勇者で魔王で王様で剣士で魔法使いで、今度は錬金術士ですからね」


「例えるなら、化け物じゃなやっぱり」


「お前らもな」


「ん?あっ!!テンガさん進行方向に武器を持った人達が……」


ブーーーーーーン………


ドン!!!!!!!!!


車の前に立ち塞がっていた盗賊達を躊躇なく轢き殺した


「え?なんて?」


「いえ、なんでもないです…はい」


「運転中なんだからよ、あんまり気を散らさないでくれ、人でも轢いたらどうすんだ?あぶねぇだろ?」


満面の笑み


「そうですね……」


「はぁ…やると思っておったわ」


「やっぱり?笑」


「本当にテンガさんらしいと言うか…ひどいと言うか…」


「いやぁいいねぇ、人轢いても捕まらないって ポリがいない世界がこんなにも楽しいとは」


「「ポリ?」」


「ん?ああ、お前らは知らねぇか…ポリスだよポリスメン」


「そのポリスってなんなんですか?」


「法を振りかざしたヤクザ」


「ヤクザってなんなのじゃ?」


「説明がめんどくせぇから、もう忘れろ」


「ポリスとはなんなのじゃろうか……」


「忘れろって…ちょうどいいわ、あそこの森で野宿するか」


「そうじゃの、そろそろ日も暮れてくるしの」


「んじゃ、俺は寝床でもおっ建ててくるからレイラは飯の用意してくれ」


「妾は?妾はなにをすればよいのじゃ?」


「あ~~~~…逆になんかできんのか?」


「なんなのじゃ!!妾を除け者にして妾だって料理くらいできるわ!!」


「えーー!料理は私の仕事ですよぉ!!」


「んー、なんか面白そう……いいぞぉレイラ今回はアイリの手伝いだ」


「わかりました……」


「楽しみにしているがよい」


「着いたぞ…ちゃっちゃと終わらせるか…」


ハマーを戻し、ものの1分で一戸建てを建てて寝室でデウスから新たに託された数々のアーティストを整理していた

15分くらいですぐに飯のお呼びがかかった


「お待たせしたのじゃ」


目の前に出されたのは町で買ってきたバターロールとサラダそしてなぜか木の器なのにマグマのようにボコボコと沸騰している、具材が跡形も無く溶けてしまっているビーフシチュー?らしき物が出てきた


「おい、なんだこれは?」


「見ての通りビーフシチューじゃ」


「ほっほーそうきたか……んで、ビーフはどこいった?」


「煮込みすぎての…溶けてしもうた♡」


「舐めんじゃねぇ…てめぇ…どんな火力で煮込んだらこうなんだよ」


「なんじゃなんじゃ!!お主が腹を空かしておると思ってすぐに作ろうと火力を上げすぎただけじゃろ」


「おっほ笑、俺せいですかアイリさん」


「まぁまぁテンガさんも食べずに文句言うのも……」


「うるせぇ」


「私はこの場を……」


八つ当たりされ泣きそうになっているレイラを無視しさらにヒートアップしていく二人


「お前まさか、火魔法つかったのか?」


「まっ…まぁの」


「どれ?」


「どれとは?」


「だからどの魔法使ったんだ?」


「焦天………」


「やっぱりな…どうりで鉄臭いとおもったんだよ鍋溶かしたろ」


「穴が空いただけじゃ!!」


「料理にどんな火力求めてんだよ!!鉄人かてめぇは」


「妾だって一生懸命やったのじゃ!」


「一生懸命やりゃあなんでも許されると思うなよ」


「お食事にしましょうよ……冷めちゃいますよ?」


「はぁ……レイラ大鍋買い足しとけよ」


やっとこさ食卓につき食事をはじめた3人、ビーフシチューを一口食べたテンガは唖然とした


「おいおい、マジかよ……うめぇ…」


「えーーーーーーーー!!!!」


「なんじゃその反応は!!さてはレイラも不味いと思っておったな!!」


「普通こういう場合は不味いですよぉ(*´・ω・`)」


「どうじゃテンガ、さぞ旨かろう?」


「まぁまぁだな…」


「誉めるのじゃ!!なぜ誉めぬ!!」


「なんかムカつく…顔も可愛いくて料理も出来るとか…非の打ち所無しかよ」


「そんな…可愛いなんて…♡」


「もう勝手にしてください…」


結局旨い?食事をすませすぐに眠りに着いた


次の日朝早く旅立ち15時前には渓谷に到着した


「深いですね………」


「600mくらいかの?」


「バーカ…その倍はあるぞ…」


「うっひゃー!!どうやって降ります?」


「ん?なにをいっておるのじゃ?」


「飛び降りればすぐだろ?」


「無理です(ヾノ・∀・`)」


「無理じゃねぇよ」


「いやいや二人は翼があるから飛べるでしょうけど私はないんですよ!!」


「なら妾に捕まるとよい」


「だったら私はテンガさんのほうが……」


「ささっといけバカ」


ドガ!!


「えっ、ちょっ…いやぁぁぁぁぁ!!!!!!!」


思いっきり谷底へレイラを蹴り落とした


「これはさすがに酷いぞ」


「俺らも行くぞ…」


「そうじゃの」


ぴょん!っと谷底へタイブした二人ちゃんと途中でアイリがレイラを回収した


「ひどいですよぉ!!!私死ぬところだったんですよぉ!!」


「ここかぁ…かなりいりくんでいるが魔眼で最短ルートでいくか」


「道案内はまかせるぞ」


「無視しないでください!!!!!」


「いきますか……」


タバコに火をつけ背伸びをし洞窟に入っていった


「最近私の扱い酷くないですかぁ?聞いてます?テンガさん?あれ?いない」


「はやく来るのじゃレイラ」


「泣きそうです…」


「泣かされてないだけましじゃ」


洞窟の入り口から2kmは歩いただろうか

テンガの魔眼がなにかを捉えた


「まだですかぁ」


「随分歩いたの」


「………この感じ…4体…天使だな…もう1人と交戦中だ」


「私達以外にこんなところに来る人いるんですね」


「やっぱりグリモアを取りに来てたか…走るぞ」


急いで交戦反応のある場所まで移動した少し開けた空間にたどり着いたときそこでは4体の天使をたった一人で相手にしている男がいた見るからに若くテンガより年下だった


「ほう…なかなかやるのじゃ」


「でも押されぎみですね」


「闘級516万か中々だな…転生者だな、覚醒済みの…敵か味方か…」


「天使と戦っているってことは味方なんじゃないんですか?」


「妾達の敵は神達だけではなかろう」


「さて、どうするか」


「「おい!兄弟!」」


「どーした?また知り合いか?」


「「俺の親友だ…頼む助けてやってくれあいつは味方だ」」


「ああ?しゃーねぇな……敵だったら容赦なく殺すからな」


「ん?助けるんですか?あっあぶない!!」


地面に転がってる石に足をとられ態勢を崩してしまい、反応が遅れ危険な状況に陥っていた


「ちっ……」


ケリをつけようと3体の天使が飛びかかった


ドカン!!


一瞬で移動したテンガは飛びかかった3体の天使を、1体は飛び蹴りで吹き飛ばし右手のデスサイズは1体を真っ二つにし左手のロンギヌスでもう1体の心臓をえぐりだし地面に縫い付けた


「え?」


「めんどくせぇなぁ…あとは俺がやるからそこで休んでろ」


「あんた、だれっすか?」


「んーーー………魔王かな」


「え?魔王?!」


会話をしている隙をついて残った1体の天使は出口に向かい逃げ出したが、テンガにとっては歩いているようなもの

逃がさないようにしっかりと脛椎を掴み逃亡許さなかった


「まぁゆっくりしていけや」


そのまま天使を男のいる方向になげた

天使と男がぶつかる瞬間に


チン……


男の武器の直刀が鞘に納められた音がした


壁に激突した天使はバラバラに切られていた


「抜刀術…居合いか…」


「すごいですね…私6回まで切ったところまでは確認できたんですけど」


「17回じゃ」


「ほう、かなりもんだな」


すぐに男は頭を下げお礼を言った


「助かったっす、ありがとうございます」


「俺は頼まれただけだ」


「それにしてもお兄さんつよいっすね、そっちのお姉さん達も俺の抜刀が見えるなんて」


「あの一瞬で22回か結構やるな」


「ほう妾も正確に認識できておらんかったか…」


「全部見えてたんすね、まだまだ、修行がたりないっす」


「お前名前は?」


「あっアレックス・ドラゴニアっす、流浪の傭兵やってます」


「傭兵ね…お前何歳だ?見るからに俺より若いがそれで傭兵とはな」


「15っす」


「かなり若いの」


「これでも、元ゼルマイオスの第2騎士団長っすよ」


「その年で……ですか」


「なんだそれは?」


「ゼルマイオスは6の国パラドクスに拠点をもつ最強傭兵集団です 人数は300人ほどで1人1人かなり強いんですけど中でも5人の騎士団長は別格の強さを誇ると聞いています、でも元って?やめたんですか?」


「いやゼルマイオスは無くなったんっすよ…パラドクスにいた頃に今戦っていた奴に出くわして、たった1体相手に全滅したっす」


「ていうか、なんで6の国に居たやつがランフィードのこんな辺鄙な所で戦ってんだよ?」


「仲間の敵討ちっすよ、さっきの奴をずっと探してて旅をしてたっす、んでやっと見つけて復讐しようとしたら4体もいまして…本当に助かったっす」


「単刀直入にいおう、お前転生者だろ中に何がいる? いや中の奴とはあとで仲間同士話し合わせるか……もう1つ質問するとお前ほどの力があれば天使1体に負けるわけねぇんだよなんで全滅した?」


「実は俺も死にかけまして…なんていうか…憎しみっていうか殺意っていうかなんか黒い感情で埋め尽くされたときに声がしまして、力を与える代わりに俺の願いを叶えろと…」


「そこで目覚めて、契約し覚醒したってわけね」


「そういうことっす!」


「まぁいいや、ルシファー…約束は果たしたぞ、あとは任せるアイリもレイラも体を貸してやれ」


「「すまねぇな……」」


「会いたかったぜぇ……ベル」


「あんたは敵じゃないわよね?」


「お久しぶりです、ベルゼビュート様」


「うは!!よう!!ルシファー!!アスタロトちゃんは転生しても可愛いね…べリアルは相変わらず固いんだよもっとさフレンドリーに来なよ!」


「変わらねぇなぁ……」


「チャラチャラと…」


「そんな、滅相もございません!!」


「あっそうそう、サタン達が裏切ったぞ……かなり力をつけているはずだ」


「知ってる…」


「ふぁっ!?」


「本当に今さらね…」


「なんだよ…無駄足じゃねぇかぁ…」


「お前の契約ってまさか…?」


「ん?お前に会うことだよ、サタンの反逆を教えたくてな」


「じゃあお前は敵じゃねぇんだな?」


「あったりめぇよ、俺が親友を裏切るわけねぇだろ」


「ベルよ、お主一応はルシファーに仕えておるのだから態度を改めんか」


「いいんだよ、こいつとはそんな関係望んでねぇんだ」


「話がわかるねぇルシファー」


「では、ベルゼビュート様も我らと共に旅をしてもらえるのですね?」


「もちろんだよぉ」


「やかましいのが増えたわね」


「相変わらず俺にはデレてくれないね、ルシファーにはあんなに甘えてたのに」


「それは言うなぁ!!」


「まぁともかく、大きな戦力が増えてよかったわ」


「まぁサタナキア共は皆殺しにする気だしな…」


おちゃらけていた態度が豹変、べリアルは恐怖を覚えた


「ていうか、お前らなんでここに来たんだ?」


「なにもしらないでここに来たの?」


「我らは新たな力を求めここに封印されているグリモアを取りにきたんです」


「どうりでなんか気分がいいわけだ…俺のグリモアがあるな…」


「そういえばお前らはどうだ?なんか感じるか?俺のグリモアもここにあるはずだが」


「私も感じるわよ自分のグリモアの気配を」


「私もです」


「運がいいな…1発でそろったか…グリモアは山ほどあるが他のグリモアは燃やすか?」


「そうね、あいつらの手に渡るくらいない燃やしてやりましょ」


「しかし、のちのち仲間が増えたときグリモアが無くては戦力にならないのでは?」


「んじゃあよ、強い奴のグリモアだけ残しとくか…」


「確かにな、それに敵なら向こうから来てくれるし一石二鳥だな」


「私はあんたに任せるわ」


「テンガそういうわけだ、世話かけたな」


「アレックス、契約完了だ俺の力貸してやるよ」


話がつき全員本人にバトンタッチ


「びっくりしたっす、あんた達も俺と同じなんすね」


「まぁな、ベルゼビュートはついてくると言っているがお前の意見は?」


「もちろんついていくっす!仲間の仇をうたなきゃなんねぇっすから」


「じゃあアレックス君よろしくお願いいたします、私はレイラです レイラ・アルカディア」


「アイリス・ブランフォードじゃ、アイリと呼ぶがいい」


「神崎天牙だ好きに呼べ」


「うっす!でも仲間になる前に、兄貴!!お手合わせお願いいたします!」


「誰がアニキだボケ…はぁ…いいぞかかってこいよ」


「殺す気でいくっすよ」


「殺す気で来なきゃ話になんねぇぞ」


直刀を右の逆手で握り、極限まで集中し一気に懐に入り込み渾身の抜刀をした


が、


刀を抜こうとした瞬間、手首を掴まれ抜刀すらさせてもらえなかった


「どうした?これが本気か?」


「まさか!!まだまだっすよ」


掴まれた手首を軸に胴廻し蹴りを繰り出すが回しきる前に腰に掌底を当て吹き飛ばしたが、右足でテンガの腰を蹴り衝撃を殺しダメージを受け流した


「格闘術もなかなかだな」


「いくっす!!」


20m先から居合いの構えをとったアレックス


「抜刀……弟切!!!」


一瞬で間合いを詰めつつ刀を抜刀横一閃の斬り込み、これをテンガはバックステップで刀の領域から逃れたが


「彼岸!!」


地面を豆腐を切るようにスパッとえぐりながら上への斬り上げも身をわずかに逸らし躱したが連撃は止まらない


「終華…鈴蘭!!」


高速抜刀の際に刀をテンガに飛ばし、その飛ばした刀に追い付き連続斬撃攻撃


「甘いな…」


目にも映らない高速斬撃を躱しつつその刀身を指で白刃取りしていた


「参ったっす…躱されるならまだしも刀を掴まれるとは…完敗っす」


「さすがじゃの」


「今度は見えました…あんなの人間の動きはとは思えませんね」


「え?見えたんすか?」


「こいつは目がいいんだよ、さっきは使わなかったから見えなかったが…今のこいつの目には全てがスローに見える」


「スッゴい能力持ってるすね」


「お前の能力は?」


「レイラさんに似てるっすけど、俺の能力は心眼、360°全てを把握できます」


「抜刀術を使うお前には相性がいいな」


「まだ慣れてないっすけどね」


「終わったのなら、はやく進むのじゃ」


「どうだ?いけるか?アレックス?」


「ダメージが残ってますけど余裕っす」


「この隣のエリアだな…回り道するのたいぎぃから壁ぶち抜くわ」


「やりすぎですよテンガさん」


「ただの近道じゃ」


「無茶苦茶っすね…」


壁に向かい全力で右ストレートを撃った


ドゴォォン!!!!


巨大な爆音と共に壁に穴が空いたかに思えたが壁は厚く貫通は出来なかった、しかもバベルというだけあって徐々に壁が再生していた


「簡単に近道させてくんねぇか……しかたねぇな…」


テンペストが黒光を放ち新たな形に姿を変えた

テンガの右手には巨大なパイルバンカーが装備されていた黒い杭には鎖が繋がれ撃ちだした杭を回収できるようにデザインされていた


「爆砕兵器虚落……お前ら離れてろ」


バゴォォォォォォン!!!!!!!


ジャラララララ…ガチャン!!


今度は爆音と共に巨大な穴が開けられていた


「開通……行くぞ…」


「グルルル…全く面白い現れ方をしてくれる…」


突然空間に響いた声の元に一同の視線が集まる

視線の先には緑の鱗に覆われた巨大なドラゴンが横たわっていた


「伝説通りじゃの…巨大な力を持ち人間より知能があるのじゃまさかしゃべれるとはの」


「闘級…998万か…俺が…」


「いえ、ここは私達3人でなんとかしますよ、テンガさんは先に進んでグリモアを手にいれてください」


「お前らじゃ勝てねぇぞ…」


「一人一人じゃかなわぬかもしれぬが3人の闘級を足したら互角、いやそれ以上じゃ…」


「大丈夫っすよ、二人は俺が守りますから」


「どっちみち、守護神はお主しか相手ができぬ妾達は妾達のできることをするのじゃ、お主は先には進むのじゃ」


「あっそ…じゃあ行ってくるわ…頼んだぞアレックス」


テンガはため息をつきアレックスに釘を刺し奥に走っていった


「任せるっすよ兄貴!!」


「我は構わぬが、貴様ら死ぬぞ……」


「死ぬ気はありませんよ…私はテンガさんの正義を守らなきゃいけませんから」


「夫を残して死ねるものか…まだやってないことだらけなのじゃ…」


「仲間の仇を打つまで死ぬ気はねぇっす」


「ならばかかってくるがよい…我は竜王ファフニール…全力で相手をしよう…グガァァァァァ!!!!」


巨大な口を開けて壁が震えるほどの咆哮をしバサッと翼を広げ臨戦体制に入った


「全力でいきましょう!!」



バベルの最深部に到達したテンガはそこに広がっていた空間に驚愕していた

そこは例えるなら巨大な図書館、壁に設置された本棚にはグリモアだろうか黒い本がたくさん納められていた


「この中から探さなきゃいけねぇのか…ん?あれが守護神か…」


本棚の下に椅子が1脚おいてありそこには座りながらグリモアを読む老人が居た


「やぁ…ようこそルシファーを宿した選ばれし勇者よ」


「なんで知ってる?」


「デウスはワシとポセイドンの弟だからな…あいつの力を感じるだけじゃよ」


「時間がねぇ…仲間が時間を稼いでくれている…用件だけ言うぞ、ルシファー達のグリモアをよこせ」


「いいだろう…何があったかは知らんが我の弟に何かあったのだろ、ルシファーに力を与えるような賭けにでたというわけだ」


「まぁな…もう1つハーデスあんたの力を俺に貸してくれて、力が必要なんだ」


「それに関してはNoだ…ワシは貴様を許してないし、信用しておらん…グリモアを渡すのも弟の為だということを忘れるな」


「その力がデウスの為だとしてもか?」


「Noだ…」


「ならどうすれば信用してもらえる?」


「ならお前の仲間の魂を1人ワシによこせ、それと交換だ」


「そんなふざけた条件でしか力が得られないなら俺はいらねぇ…天界はなんとかするから安心しろ、さっさとグリモアをよこせ」


「すまんな、試しただけだ…いい答えだ、ワシの力をくれてやるしかしそれはワシがお前の行動を見て信用できると判断したときのみ貴様に力を貸すであろう、忘れるなワシは貴様を常に見ている」


老人の体が光を帯び1つの球体になった


「グリモアをもっていけルシファーよ」


球体はテンガの体に取り込まれていった


「まぁミッションコンプリートだな、とりあえず、各グリモアは自分で探させるか」


「「テンガ…俺のグリモアは左から2番目の棚の15段目の右隅だ」」


「わかった…」


グリモアを手にいれ、開らくとグリモアからルシファーと同じ魔力が留めなく溢れだしテンガに吸収されていくが、デウスの言う通り神の力との拒絶反応が出た

闇の力を防ごうと体は拒絶するが、もともとルシファーの力であるグリモアも体に戻ろうとし、2つの巨大な力が体内で激突し肉体が悲鳴をあげる


「うっ……がぁぁぁ!!!」


血の涙を流し悲鳴じみた叫び声が空間にに響き渡る…

地面に這いつくばり激痛に耐える

やがてグリモアの力がデウスの力をかき消した


………ドクン!!!……ドクン!!!


力強い心臓の鼓動が聞こえる


堕天使魔王ルシファー復活


「「無事か?兄弟」」


「なんとかな…力が溢れてくる…いい気分だ…」


グリモア覚醒完了


覚醒をし、テンガの容姿も少し変わった背も多少伸び、生えていた翼はコウモリのような形からブラックスワンのような黒い羽毛に覆われた翼に変わり目も黒目は青く白目の部分は黄色にまさしく悪魔のようになった…


「あいつら死んでねぇだろうな…」



翼を広げ立ち上がったドラゴンは全長30mはあった


「さて、どう戦うかの…」


「先手必勝です!!!どらぁぁ!!」


ズドドドドドン!


レイラはプレデターをファフニールにむけ乱射し、その衝撃で巨大な砂煙が巻き上がる


「アイリの姉さん!!動き止めてもらえます?!」


「砂煙で見えぬが関係ないか…あの辺り一帯まとめてじゃ!!氷檻!!」


しかしその場所には巨大な氷塊しかなかった


「我はこっちだぞ…」


いつの間にか3人の後ろにいたファフニールは右足を繰り出した


「あんな巨体でこの早さ……強すぎるっす!!うわぁ!!」


ドカン!!


「きゃあ!!」


「ちっ!!」


降り下ろした右の前足をなんとか躱した3人だが右足の粉砕した地面の岩が襲いかかった


吹き飛ばされた岩をアレックスは居合いで斬りレイラはイレイザーで吹き飛ばしアイリは拒絶したが途端に血を吐く3人

直撃は避けたものの体を貫通した衝撃波により内蔵がやられていた


「くそっ……」


「デタラメ過ぎます……」


「ソニックブームか…音を置き去りにするとはの…」


「絶望するには早いぞ…我の強さは並大抵ではない多少力を得たからと調子に乗るべきではなかったな」


「確かに…強いですね…」


「そうかもしれないっすけど…」


「じゃが……」


「「「テンガ(テンガさん)(兄貴)の方が強い!!」」」


「いくのじゃアレックス!!」


いつの間にかファフニールの後ろ足が氷檻で地面に張り付けられていた


「抜刀!!!!」


「こざかしい!!!!」


羽を広げ、無数の竜鱗を飛ばしアレックスを近づけまいとするが…


「アレックス君!なにも考えずに突っ込んでください!!援護は私の仕事です!」


イレイザーをゴーストに変換し恐るべき早さと精度で飛んでくる竜鱗を撃ち落としていく


「おれのぇ!!ならば再び吹き飛ばしてくれるわ!」


再び右足を振り上げようとするが…


「させぬのじゃ…雪月華…」


拘束している氷檻から氷の蕀の蔓が伸び体に巻き付き動きを静止させた

蔓の至るところからは華が咲き乱れていた


「神速…鬼椿!!!」


神速連続斬撃


ブシュウウウウ!!!


血を吹き出したのはファフニールだけではなくアレックスの刀を振るった右腕もだった


「固すぎるっすよ……」


無理をしたため腕が限界を超えた


「ほう、我竜鱗を切り裂き傷をつけるとはなかなかだ…だがこんなものかすり傷に過ぎぬわ」


そうはいいつつアレックスの技で血まみれのファフニールも満身創痍だった


グオオオオオ!!


自身にまとわりついた氷を振りほどき、その長い尻尾を振りアイリを狙った


「しまっ……」


「あぶないっす!!!」


ドン!!


なんとかアイリの元へたどり着きアイリを押し飛ばしたがムチのように振るわれた鎧のような竜鱗に覆われた尻尾がアレックスに直撃、アレックス防御体制すらとれずに吹き飛ばされた壁にめりこんだ


「アレックス!!!」


「アレックス君!!」


「いかに数がいても個々の強さが最後は物をいう…後悔するがいい」


「まずい!!早くアレックスを回復させねば、しかしレイラ1人でこやつの相手は務まらぬ…」


「終わりだ……」


「まだやってんのか…こんなデカイトカゲ相手に……」


「テンガ!!!」


「テンガさん!!」


「ちっ…アレックスがやべぇな、アイリ頼んだぞレイラはアイリに付け、あのトカゲは俺がやるから」


「また…強くなってる…」


「これは随分とつよくなったの…ほれ、早く行くぞレイラ!!」


「あっはい!!」


ファフニールは戸惑っていた…闘級こそわからぬが…この青年から吹き出す禍々しいまでの覇気、本能が悟った本気でかからねば死ぬと!


グオオオオオ!!


大口を開けテンガに噛みつこうとしたが

何故か外した…この青年は避けてはいない そう、自分が体制を崩しているのだと


噛みつこうとしているファフニールの左の前足をデスサイズ吹き飛ばしていた


「ふぅ~~~」


テンガはタバコに火をつけファフニールを見てすらいなかった


「舐めるなぁ!!!」


ドパァァァァ!!!


なんとか立ち上がろと力を込めた途端にファフニールの腹が切りされ内蔵が飛び出した


「お前…頭いいんだろ…もう諦めろ…」


「いいだろ…我の負けだ…だが我ら7竜、神に託されしこの使命……わが仲間が果たすであろう…簡単に…いくと思うなよ…人間…………」


「え?なんて?聞こえなかった?あっ死んでるわ」


一方アレックスの治療はかなり危なかった


「しっかりするのじゃ!!死んではならぬぞ!!」


「…………ゴフッ!」


「妾の回復魔法でも回復しきれんか…これは毒か…あの鱗に仕込まれておったのか」


「どうしましょうアイリさん!」


「しゃーねぇなぁ……」


「テンガさん!」


「神の夏休み(ゴッサマー)」


光がアレックスを包み込み顔に生気が戻っていく


「光魔法か…」


「回復と状態異常回復が同時にできるからな」


「光魔法も勉強せねばならぬな」


「………兄貴?」


「ずいぶんボロボロにやられたじゃねぇか」


「修行が足りないっすね」


「テンガよアレックスは妾を庇って大ケガをしたのじゃよ」


「そうなのか…まぁよくやった…」


「うっす!!」


「立てるか?」


「大丈夫っすよ」


「奥にお前らのグリモアがあるさっさと覚醒して帰るぞ…」


その後各々のグリモアを手にし各自覚醒した


アイリは瞳の色が黒から赤に、頭には2本のねじれた黒い角が生え、翼が大きくなったそして何故か胸も


レイラは瞳の色が黒から緑に変わり、背中からは降神族に似た翼が生えさらに尻尾も生えた


アレックスは ミディアムショートの黒髪が青に変わり 背中には蝿の羽根が4枚生えた


「翼は欲しがったんですけど尻尾まで生えるとは……これじゃただのマニア向けのメイドですよ!!」


「妾は角が生えたのじゃ…なんか頭が重いのぉ」


「なんで俺のはハエの羽なんすか!!アイリ姉さんみたいな翼がよかったすよ……でも兄貴のが一番かっこいいっす」


「まぁベルゼビュートは蝿王って呼ばれてるくらいだからな」


「テンガさんの翼、ふかふかで気持ちいいですよぉ!!」


「なに!妾にも触らせるのじゃ!!」


「やめろ!むず痒い!!」


「んでこの大量のグリモアどうするんっすか?」


「とりあえず有力な悪魔のグリモアはもう俺が選別して保管してる…あとは雑魚だけのだから燃やす」


「そうじゃの妾疲れたのじゃ…」


「じゃあさっさと帰るか…贖罪」


本棚には火がつきグリモアを焼き払うが火力の調節に失敗しとんでもない火力が出てしまった……


「あっやっべ……にげんぞ!!!」


「全く、妾にも注意しておきながらなにをやっておるのだが…はやく逃げるぞレイラ!」


「熱っつい!!あっ待ってくださいよ!!!」


「兄貴!やりすぎっすよぉ!!」







バベル攻略?完了

次回ランフィード防衛戦


の前にキャラ紹介を挟みます



パーティがカラフルになりましたね

髪の毛が

銀髪

黒髪

赤髪

青髪

カラフルすぎますわ


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