第9遭遇
教室に戻れば次の授業の始まる直前でした。
残り20分ほどあった昼休みが瞬く間に終わってしまいました。
席についた途端に鳴ったチャイムの音に私の席に近づこうとしていた才華ちゃんは少し残念そうな顔をして席に戻りました。
才華ちゃんの切れ長の目が、爛爛と輝いているのは気のせいでしょうか?
意外にゴシップ好きなんですね、才華ちゃんって。
・・・・・・そんな才華ちゃんも素敵です。
始まった授業は古文でした。
普段からちんぷんかんぷんな古語が更にちんぷんかんぷんです。
だからか、どうしても考えてしまいます。
王子様のことを。
さっきの王子様との会話は一体なんだったんでしょうか?
ふざけているわけでもなく、けれど真剣だと思えないのはその冷めた瞳のせいでしょうか?
”すき”も”愛してる”もなく、初めて交わした言葉が”子供を産んで”って、なんですか??
いや、だからと言って好きと言って欲しかったのかというと、それも違う気がします。
これがもっと身近な人であったりすればうれしかったのかもしれません。
けど、王子様は、王子様なんです。
容姿も然りですが、勉強もとても出来るとファンの方が言ってましたし、スポーツも得意だと言っていました(こちらもファンの方談)
性格は優しいと聞いていたんですが・・・・・・それについてはコメントは避けるとして。
正直、冗談でした♪ って言ってもらえたほうがうれしいです。
・・・・・夢オチってのはどうでしょうか?
私が王子様にそう言ってもらいたい願望がある云々については目を瞑るとして、夢オチってのはありかもしれません。
というか、ありでいきましょう!!
そう、そうです!!
あれはポカポカの陽射しの下で見た(若干悪夢めいた)夢だったんですよ!
だって、なんだか今もフラフラ、ぐるぐるしてますもん!!
そう、フラフラ、ぐるぐる。
ぐるぐる、フラフラ。
フラフラ・・・・・・ぐるぐ・・る。
結果私は熱を出し、早退することになりました。
とほほ
ここまで読んでくださって、感謝多謝vv
そして主人公は知恵熱です、はい。




