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ラップ付き小説 ReversCrown 元気ないやつこっちおいで  作者: egubi
単独ライブ編

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54/60

2-7-8 夜の朝礼

mcRC「この小説の歌は実際に聴けるから、聴きながら読んでみてくれよな」

聴く場合はこちら:

コピペしてブラウザに貼り付けて、、、。とぶぞ。


small win

https://youtu.be/SwQWUrYHf-E?si=gROitAythWZkGliJ


リバ点呼

https://youtu.be/gxHNR1Utnso?si=GxhyaBuPoYXKMjt4


THAT’S LIVE

https://youtu.be/ujqsLz2TWQA?si=MmEQcLI5hnIdcJpq


green light

https://youtu.be/YR4ECQMRI9E?si=gXQ5EDmQWGXRzpYt


ESCORT

https://youtu.be/U-FlEKJfJ9U?si=m_t-jL5suG1I4umI


Reverse Crown/リバクラ

https://youtu.be/FI0rcVj1WUA?si=YTlhx_1Sq_TaV9Qe


DESTINATION

https://youtu.be/JTYqNX2aSEM?si=XiPvuQManbc7qZ__


UNSEEN HANDS

https://youtu.be/-7JI-GA7Jkg?si=1bDm7SNAOzQLAYts


THAT SEAT

https://youtu.be/RroRseSoJ_8?si=hIIpjx5z-IxxfnTJ


BBQ

https://youtu.be/EtMf8rkKn_0?si=fOf9lmgp2QZR2MKR


HOMEBASE

https://youtu.be/ARSsZ0r8CRc?si=2e8PbVXltjdbNr2Q


feel

https://youtu.be/PAmI_q-HbFU?si=FZuLbe2ZiBzmms51


keep moving

https://youtu.be/QWW73v7L1D0?si=7YEjlRgRRuQhve80


CALL ME OUT

https://youtu.be/Y161l0pX_wA?si=GZjh8_JyrDkMdkLv


READY

https://youtu.be/P2sNZMSjjdU?si=GsE110DD92sYEhr4


SHOWTIME!

https://youtu.be/RrqmZjsded4?si=kZt8W-O5sWGhMJaN


ATTACK

https://youtu.be/tRSOHKXvij8?si=xqiYugwdtS0mTWMu


SAY IT TO ME

https://youtu.be/AdAhmiHwxfM?si=BMBopJs6y9S6hLWM


ORIGIN

https://youtu.be/v7r3_l4mYQM?si=l1vPLtDcNWjW9O6H


nofake

https://youtu.be/oV7c-3TJMgM?si=WDW85lU6iqQsmqZy


決めろ!はコチラ

https://youtu.be/P_2d3hcx3Uw?si=hvvTW3RMB2adTtwN


RUN IT

https://youtu.be/ptZZJdr_2hc?si=1Fw9cRYCdJAd1so4


ORDER

https://youtu.be/AdAhmiHwxfM?si=BMBopJs6y9S6hLWM

2-7-8 夜の朝礼/リバ点呼


mcRCが顔を上げた。


「ありがとう」


声が震えていた。


でも、崩れない。


「本編、ここまでです」


会場が一瞬止まった。


すぐに声が上がる。


「えええ!」


「まだ!」


「アンコール!」


「リバクラ!」


「もう一回!」


wataが笑う。


「早い早い」


EGUIが言う。


「でも、ありがたい」


mcRCは頷いた。


「ほんまに、ありがとう」


三人はもう一度、深く頭を下げた。


本編だけで、何曲も走った。


名乗った。

横に来いと言った。

青信号を渡った。

笑わせた。

刺した。

泣かせた。

席の責任を見た。

見えない手を照らした。

トラブルを越えた。

THAT’S LIVEまでやった。

BBQで腹の底から笑った。

READYで準備を叫んだ。

DESTINATIONで、向きを決めた。


喉も残り少ない。

足も重い。

額の汗は、もう何度拭いても戻ってくる。


それでも、三人はステージ袖へ下がろうとした。


その瞬間。


前方から、声が飛んだ。


「リバクラ!」


別の場所からも。


「アンコール!」


後ろから。


「Reverse Crown!」


横から。


「もう一回!」


そして、自然に揃っていく。


「リバクラ!」


「リバクラ!」


「リバクラ!」


手拍子が重なる。


ぱん、ぱん。


「リバクラ!」


ぱん、ぱん。


「リバクラ!」


三人は、袖に下がりかけた場所で足を止めた。


wataが、少しだけ笑っている。


EGUIは、客席の声を聞いている。


mcRCは、深く息を吸った。


新川が、袖の近くでスタッフと短く確認する。


時間。


まだいける。


アンコール込みの尺は、想定内だった。


新川は頷いた。


スタッフが三人へ合図を送る。


行けます。


mcRCは、その合図を受けて、客席を見る。


まだ声は続いている。


「リバクラ!」


「リバクラ!」


「リバクラ!」


wataが小さく言う。


「どうする?」


EGUIが、少しだけ口元を緩めた。


「聞こえてるやろ」


mcRCは頷いた。


「聞こえてる」


客席から返ってくる声を聞いた瞬間、身体の奥にもう一つ火が入る。


mcRCは、隣のwataを見た。


wataは肩で息をしながら笑っていた。


「……まだ、いるな」


EGUIが短く頷く。


「いる」


その言葉は、確認だった。


観客がいる。

まだ声がある。

まだこの夜は終わっていない。


mcRCは深く息を吸った。


「じゃあ、夜の朝礼やるか」


wataが笑う。


「アンコールで朝礼するグループ、俺らくらいやろ」


EGUIが言う。


「夜でも朝礼は朝礼や」


「理屈が強い」


三人は、もう一度ステージへ戻った。


会場が爆発する。


「うおおおお!」


「戻ってきた!」


「アンコール!」


「リバクラ!」


「おかえり!」


mcRCがマイクを上げる。


「ただいま」


客席が返す。


「おかえり!」


その声で、三人が笑った。


wataが笑って首を振る。


「ほんまに家みたいになってるやん」


EGUIが客席を見る。


「なら、確認するか」


mcRCが頷いた。


そして、少しだけ姿勢を正した。


いつものライブMCとは違う。


これは、儀式だった。


ふざけているようで、ふざけていない。


リバクラの朝礼。


始める前に、仲間がそこにいるか確認する。

声を出す練習をする。

一人で来た人も、初めて来た人も、声が小さい人も、同じ場にいることを声で確かめる。


そして今日は、終わった後の確認でもあった。


本編を越えて。

トラブルを越えて。

泣いて、笑って、叫んで。

それでもまだ、ここに残っているか。


いや。


本当は、三人が聞きたかった。


みんなの声を。


自分たちがここに立っている意味を、もう一度身体で受け取りたかった。


mcRCが笑う。


「リバ点呼、始めまーす!」


会場が割れた。


「うおおおお!」


「きた!」


「点呼!」


「起立!?」


wataが叫ぶ。


「起立!」


立てる人が立った。


立てない人は、手を上げた。


椅子席の後ろの方で、年配の男性が少しだけ腰を浮かせた。

隣の女性が笑って、無理しないでと手で制する。

彼は照れくさそうに、代わりに片手を上げた。


それでよかった。


参加の形は、一つではない。


親子連れの子どもが、少し遅れてぴょんと跳ねた。

遠征組がタオルを掲げる。

前職勢の五人も立ち上がる。


EGUIが言う。


「礼!」


会場が笑いながら、少しだけ頭を下げる。


深く下げる人。

小さく会釈する人。

隣とぶつかって笑う人。

うちわを持ったまま慌てて頭を下げる人。


ライブハウスなのに、朝礼みたいだった。


でも、誰も変だと思っていない。


むしろ、その変さが、もうリバクラだった。


wataが笑いながら叫ぶ。


「さーけーべー!」


会場が返す。


「うおおおおお!」


まだ声が出る。


ちゃんと出る。


何曲も歌って、笑って、泣いて、叫んで。

それでもまだ出る。


その声に、三人が笑った。


リバ点呼のビートが鳴る。


軽い。

跳ねる。

速い。

でも、芯がある。


ただの遊び曲ではない。


存在確認の曲。


そこにいるか。

声を出せるか。

出せないなら、手を上げられるか。

手も上がらないなら、目を向けられるか。


その全部を、リバクラは拾う。


「リバクラ!」


三人。


「いるぞ!」


客席。


「そこにいるか!」


三人。


「いるぞ!」


客席。


「声、聞かせろ!」


三人。


「うおおお!」


客席。


会場全体が、点呼に変わっていく。


誰かが笑う。


誰かが泣く。


誰かが隣の手を軽く叩く。


誰かが、スマホをしまう。


記録するより、今返したい。


そういう空気になっていた。


mcRCはVerseに入る。


彼の声は、さっきのDESTINATIONより少し明るい。


でも、軽くはない。


「今日ここまで来たやつ」


「暑い中歩いてきたやつ」


「物販並んだやつ」


「チケット取れず外で音だけ拾ったやつ」


会場の外で残っていた人たちのことまで入った瞬間、客席の一部が声を上げた。


「いた!」


「外勢!」


「届いてた!」


mcRCは頷く。


「届いてたぜ」


その一言で、少し後方の女性が泣いた。


たぶん、チケットを取れなかった友人がいたのだろう。

あるいは、外で漏れた音を聴いていた誰かを知っているのだろう。


今日この場にいる人だけが、リバクラの夜を作ったわけではない。


来られなかった人。

配信で待っている人。

チケットを取り損ねた人。

物販だけでも来た人。

SNSで応援した人。


それも、今日の外側にいた。


mcRCは、そこまで見ていた。


wataが次に入る。


「roll call, all call, 声出す方向」


「small hallじゃ収まらん高揚」


「名前なくても反応」


「匿名でも参加の証明」


言葉が跳ねる。


リバ点呼のwataは、軽やかだった。


でも、その軽やかさの中に、ちゃんと意味がある。


「コメント欄から現場へ come on」


「画面の向こうも同じ one zone」


「喉が枯れても clap で応答」


「今日の君にもあるぞ称号」


客席が湧く。


「称号!」


「欲しい!」


「何!」


EGUIが、そこで入る。


「生きて来た」


一言で、空気が締まる。


「それだけで、まず点呼に返事していい」


会場が少し静かになる。


「仕事終わりでも」


「家からでも」


「遠征でも」


「一人でも」


「誰かとでも」


「泣いてても」


「笑ってても」


「声が小さくても」


「ここにいるなら、返事していい」


その言葉で、リバ点呼は完全に意味を持った。


ふざけている。


でも、ふざけて終わらない。


起立。

礼。

叫べ。


その形式の奥にあるのは、存在確認だった。


今日、自分はここに来た。

声を出した。

手を上げた。

笑った。

泣いた。

誰かと同じ時間にいた。


それだけで、ひとつの返事になる。


Final Hookで、会場は完全に一つになった。


「リバ点呼!」


「いるぞ!」


「そこにいるか!」


「いるぞ!」


「声を聞かせろ!」


「うおおお!」


「今日の俺らは!」


「ここにいる!」


最後の「ここにいる!」は、会場全体から出た。


三人の声より、大きかった。


マイクに乗りきらないほどだった。


ステージ上の三人が、一瞬黙る。


客席の声が、三人を越えた。


それは、勝ち負けではない。


受け渡しだった。


最初は三人が声を出した。


次に客席が返した。


そして今、客席の声が三人を押し返している。


mcRCは、胸の奥が熱くなるのを感じた。


この曲をアンコールに置いた意味が、今はっきり分かった。


点呼は、最後の確認だった。


ここにいるか。


いる。


その答えが、会場から返ってきた。


曲が終わる。


歓声が起きる。


でも、三人はすぐには動かなかった。


wataは水を飲んだ。

EGUIもタオルで口元を拭いた。

mcRCは、客席を見たまま、少し長く息をした。


会場の熱は、まだ高い。


けれど、今はその熱を煽る時間ではなかった。


たしかめたかったことは、もう返ってきた。


そこにいるか。


ここにいる。


三人は、その返事を受け取った。


mcRCがマイクを上げる。


「リバ点呼、完了!」


客席が大きく返す。


「完了!」


wataが笑いながら頷いた。


「よし」


EGUIが、客席を見たまま静かに言った。


「聞こえた」


三人は、もう一度だけ客席を見渡した。


前方。

中央。

後方。

立てた人。

手だけ上げた人。

泣きながら返した人。

笑いながら叫んだ人。

声は出せなかったけれど、確かにそこにいた人。


全部、見えていた。


夜の朝礼は、ここで終わった。


でも、その返事だけは、まだ会場の中に残っていた。

mcRC「この小説の歌は実際に聴けるから、聴きながら読んでみてくれよな」

聴く場合はこちら:

コピペしてブラウザに貼り付けて、、、。とぶぞ。


small win

https://youtu.be/SwQWUrYHf-E?si=gROitAythWZkGliJ


リバ点呼

https://youtu.be/gxHNR1Utnso?si=GxhyaBuPoYXKMjt4


THAT’S LIVE

https://youtu.be/ujqsLz2TWQA?si=MmEQcLI5hnIdcJpq


green light

https://youtu.be/YR4ECQMRI9E?si=gXQ5EDmQWGXRzpYt


ESCORT

https://youtu.be/U-FlEKJfJ9U?si=m_t-jL5suG1I4umI


Reverse Crown/リバクラ

https://youtu.be/FI0rcVj1WUA?si=YTlhx_1Sq_TaV9Qe


DESTINATION

https://youtu.be/JTYqNX2aSEM?si=XiPvuQManbc7qZ__


UNSEEN HANDS

https://youtu.be/-7JI-GA7Jkg?si=1bDm7SNAOzQLAYts


THAT SEAT

https://youtu.be/RroRseSoJ_8?si=hIIpjx5z-IxxfnTJ


BBQ

https://youtu.be/EtMf8rkKn_0?si=fOf9lmgp2QZR2MKR


HOMEBASE

https://youtu.be/ARSsZ0r8CRc?si=2e8PbVXltjdbNr2Q


feel

https://youtu.be/PAmI_q-HbFU?si=FZuLbe2ZiBzmms51


keep moving

https://youtu.be/QWW73v7L1D0?si=7YEjlRgRRuQhve80


CALL ME OUT

https://youtu.be/Y161l0pX_wA?si=GZjh8_JyrDkMdkLv


READY

https://youtu.be/P2sNZMSjjdU?si=GsE110DD92sYEhr4


SHOWTIME!

https://youtu.be/RrqmZjsded4?si=kZt8W-O5sWGhMJaN


ATTACK

https://youtu.be/tRSOHKXvij8?si=xqiYugwdtS0mTWMu


SAY IT TO ME

https://youtu.be/AdAhmiHwxfM?si=BMBopJs6y9S6hLWM


ORIGIN

https://youtu.be/v7r3_l4mYQM?si=l1vPLtDcNWjW9O6H


nofake

https://youtu.be/oV7c-3TJMgM?si=WDW85lU6iqQsmqZy


決めろ!はコチラ

https://youtu.be/P_2d3hcx3Uw?si=hvvTW3RMB2adTtwN


RUN IT

https://youtu.be/ptZZJdr_2hc?si=1Fw9cRYCdJAd1so4


ORDER

https://youtu.be/AdAhmiHwxfM?si=BMBopJs6y9S6hLWM

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