2-6-3 DESTINATION
mcRC「この小説の歌は実際に聴けるから、聴きながら読んでみてくれよな」
聴く場合はこちら:
コピペしてブラウザに貼り付けて、、、。とぶぞ。
DESTINATION
https://youtu.be/JTYqNX2aSEM?si=XiPvuQManbc7qZ__
UNSEEN HANDS
https://youtu.be/-7JI-GA7Jkg?si=1bDm7SNAOzQLAYts
THAT SEAT
https://youtu.be/RroRseSoJ_8?si=hIIpjx5z-IxxfnTJ
BBQ
https://youtu.be/EtMf8rkKn_0?si=fOf9lmgp2QZR2MKR
HOMEBASE
https://youtu.be/ARSsZ0r8CRc?si=2e8PbVXltjdbNr2Q
feel
https://youtu.be/PAmI_q-HbFU?si=FZuLbe2ZiBzmms51
keep moving
https://youtu.be/QWW73v7L1D0?si=7YEjlRgRRuQhve80
CALL ME OUT
https://youtu.be/Y161l0pX_wA?si=GZjh8_JyrDkMdkLv
READY
https://youtu.be/P2sNZMSjjdU?si=GsE110DD92sYEhr4
SHOWTIME!
https://youtu.be/RrqmZjsded4?si=kZt8W-O5sWGhMJaN
ATTACK
https://youtu.be/tRSOHKXvij8?si=xqiYugwdtS0mTWMu
SAY IT TO ME
https://youtu.be/AdAhmiHwxfM?si=BMBopJs6y9S6hLWM
ORIGIN
https://youtu.be/v7r3_l4mYQM?si=l1vPLtDcNWjW9O6H
nofake
https://youtu.be/oV7c-3TJMgM?si=WDW85lU6iqQsmqZy
決めろ!はコチラ
https://youtu.be/P_2d3hcx3Uw?si=hvvTW3RMB2adTtwN
RUN IT
https://youtu.be/ptZZJdr_2hc?si=1Fw9cRYCdJAd1so4
ORDER
https://youtu.be/AdAhmiHwxfM?si=BMBopJs6y9S6hLWM
配信開始前、リバクラボは妙に片づいていた。
いつもの黒い布。
三本のマイク。
水。
歌詞カード。
ノートパソコン。
小さなスピーカー。
それだけなら、いつもの配信前と変わらない。
でも、机の中央に一枚だけカードが置かれていた。
まだ、裏返し。
wataはそれを見て、何度目か分からないくらい笑った。
「これ、絶対コメント荒れるやつやな」
mcRCはサングラスを拭きながら言った。
「荒れるやろな」
「説明せんの?」
「先に曲」
「ほんまに?」
「ほんまに」
EGUIは歌詞カードを一枚めくり、静かに言った。
「今回は、その方がいい。発表を文章で始めるより、曲で始めた方が伝わる」
wataは肩をすくめた。
「まあ、リバクラやしな」
机の端には、前回のセットリスト会議で撮った写真が開かれている。
九十分。
アンコール込み。
全部はできない。
外す曲もある。
残す曲もある。
その中で、今日出す新曲だけは、ずっと名前を伏せていた。
ライブ決定のテーマ。
夏の単独ライブへ向かうためのプロモーションソング。
これから配信でも、ストリートでも、告知のたびに流す曲。
ライブ当日までの道を作る曲。
mcRCは、カードを指で軽く押さえた。
「これ、ただの告知曲にしたくないんよ」
wataは頷く。
「分かる」
「ライブ決まりました、来てください、だけじゃない」
EGUIが言葉を継いだ。
「なぜそこまで行くのか、を言う曲だな」
mcRCは少しだけ黙った。
それから、低く言った。
「売れたいだけじゃない」
wataも、小さく言う。
「届かせたい声がある」
EGUIは頷いた。
「それを、最初に置く」
配信の待機コメントは、すでにかなり流れていた。
今日なに?
セトリ会議の続き?
日程発表くる?
まだ隠してる曲あるって言ってたよね?
READYして待ってる
チケット情報ください
予習盤ください
物販リンクまだ?
白ポロ社長案件?
EGUIさん飯食いましたか?
wataが最後のコメントを見て、少し笑った。
「飯確認、もう文化やな」
EGUIは真顔で答えた。
「食った」
mcRCが言う。
「配信始まってから言え」
EGUIは少し考えた。
「始まってからも言う」
wataが笑った。
「二回言う必要ある?」
「飯は大事だ」
「まあ、そうやけど」
その軽いやり取りのあと、三人は立った。
サングラスをかける。
マイクを持つ。
画面が切り替わる。
コメント欄が、一気に跳ねた。
きた!
こんばんは!
サングラス!
今日なんかある顔してる
机のカードなに?
裏返し!?
発表ある?
もう怖い
何隠してる?
mcRCは、いつものように少しだけ間を置いた。
「こんばんは。Reverse Crownです」
wataが軽く手を上げる。
「こんばんは」
EGUIも短く。
「こんばんは。飯は食った」
コメント欄が笑いで流れた。
言ったw
飯確認済み
えらい
じゃあ安心
今日も始まった
wataが笑いながら言う。
「今日、ちょっと大事な配信です」
コメント欄。
やっぱり
日程?
会場?
チケット?
物販?
予習盤?
心の準備いる?
mcRCは、カードに手を置いた。
「説明の前に、曲を出します」
コメント欄が一瞬、止まったように見えた。
次の瞬間、また流れる。
え?
新曲!?
いきなり!?
先に曲!?
それ告知なの?
何の曲?
待って心の準備
いや先に言って
リバクラそういうとこある
wataが笑った。
「先に言わん」
EGUIが続けた。
「聴けば分かる」
mcRCは、裏返しのカードをゆっくり表にした。
黒い文字。
DESTINATION
コメント欄が爆発した。
DESTINATION!?
目的地!?
うわ
タイトル強い
え、ライブ?
目的地ってそういうこと?
もう泣きそう
まだ始まってない
mcRCはマイクを握った。
「聴いてください」
一拍。
「DESTINATION」
ビートが鳴った。
いつもの明るさより、少しだけまっすぐだった。
跳ねる。
でも軽くない。
前へ進む。
でも浮かれてはいない。
三人の声が重なる。
Destination
目的地まで行く
まだ見えないけど
向きは決めた
コメント欄が、一斉に流れる。
目的地まで行く
向きは決めた
これ絶対ライブ告知曲やん
まだ見えないけど、が今すぎる
うわ、始まった
mcRCのVerse。
駅のホーム。
目を伏せる人。
「大丈夫です」と言うのが上手い人。
誰かのミスには冷たく笑って、自分の傷には名前もつけない人。
リバクラがずっと見てきた景色だった。
大げさな悪ではない。
でも、人の心が少しずつ麻痺していく場所。
誰かを雑に扱うことに慣れ、自分を雑に扱うことにも慣れてしまう日々。
mcRCは歌う。
目的地は駅名じゃない
人が人を もう一度見る場所
コメント欄の速度が変わる。
目的地は駅名じゃない
もう一度見る場所
これリバクラの目的地じゃん
売れる場所じゃなくて戻る場所?
mcRCの景色きた
wataが入る。
言葉の密度が上がる。
Pack it up, pack it up
バッグじゃなく mind に stack it up
怒りも、プライドも、痛みも、昨日のノートも。
逃げたい夜に書いた一行も。
全部、目的地まで持っていく荷物になる。
wataの声は軽い。
でも、軽薄ではない。
速い。
でも、置いていかない。
有名になりたい?
それだけなら軽い
叫びたいことが
まだ胸に多い
コメント欄。
wataかっけえ
それだけなら軽い
叫びたいことが多い、分かる
プロモ曲なのに思想曲
ただのライブ告知じゃない
EGUIのVerseに入る。
声が落ちる。
でも、沈ませない。
近道はない
だから靴紐を結べ
一足飛びはない
だから今日の一歩を踏め
コメント欄が少し静かになった。
EGUIは続ける。
俺も人を雑にする日がある
自分だけ守って逃げる日もある
だから上から裁きに来たんじゃない
一緒に戻ろうって言いに来た
そこに、今日のDESTINATIONの核があった。
正しさで殴るための曲ではない。
自分たちだけが分かっている顔をする曲でもない。
一緒に戻ろう、と言う曲。
コメント欄。
裁きに来たんじゃない
一緒に戻ろう
EGUI先生……
これライブで泣く
自分も人も雑にすんなってこういうことか
フックが戻る。
Destination 目的地まで行く
雑にされた声を 連れて行く
No random road 流されちゃ無理
麻痺した心を ほどきに行く
wataが横で重ねる。
「No random road」
mcRCが続く。
「流されちゃ無理」
EGUIが低く入る。
「自分も人も 雑にすんな」
三人の声が揃う。
三つ揃えば 道になる
コメント欄はもう、曲の感想と推測が混じっていた。
三つ揃えば道になる
3MCのこと?
mcRCが景色を見る
wataが荷物を集める
EGUIが足になる
目的地まで行くってライブ会場のこと?
いや思想の目的地でもある
どっちもだろ
Bridgeで、三人の役割がはっきり出る。
mcRC sees the pain
wata packs the flame
EGUI takes the stride
三つで one line
wataが少しだけ笑う。
「We don’t chase the fame」
mcRCが入る。
「We just call your name」
EGUIが締める。
「Wake up from the numb」
コメント欄。
かっこよ
fameじゃなくname
名前を呼ぶグループ
リバ点呼ともつながる?
これライブで絶対効く
告知曲なのに深い
Final Hook。
Destination 目的地まで行く
まだ見えないから 見に行く
Destination 目的地まで行く
あるよぉって言って 足を出す
その瞬間、コメントが跳ねた。
あるよぉw
ここであるよぉ回収w
足震えても言うやつ
mcRCのやつだ
ありますよぉ!
目的地あるよぉ!
三人は最後まで走り切った。
Destination
目的地まで行く
向きは決めた
あとは進むだけ
曲が終わった。
ビートが消える。
三人は、すぐには喋らなかった。
コメント欄だけが、滝のように流れる。
え、なに?
これ何?
ライブ?
日程?
目的地ってどこ?
早く言って
最高
いや待って泣く
プロモ曲で刺すな
もう一回聴きたい
歌詞くれ
これ毎回流してほしい
DESTINATION、覚える
mcRCは、ようやくマイクを上げた。
「この曲は」
コメント欄がさらに速くなる。
「夏の単独ライブに向けた、俺たちのプロモーションソングです」
一拍。
「そして」
wataが横で笑った。
「そして?」
mcRCは画面をまっすぐ見た。
「日程が決まりました」
コメント欄が、本当に壊れた。
きたあああああああ
うわあああああ
日程!?
まじ!?
単独!?
ついに!?
休み取る
有給取る
行く
絶対行く
遠征する
何曜日!?
チケットは!?
会場どこ!?
夏まで生きる理由できた
READYしててよかった
wataがカメラに近づいた。
「落ち着け」
コメント欄。
無理
落ち着けない
そっちが先に新曲ぶつけてきた
こっちのせいにするな
wataは笑った。
「たしかに」
EGUIが静かに言った。
「まず、無理はするな」
wataが即座に振り向く。
「告知の一発目でそれ言う?」
EGUIは表情を変えない。
「言う。無理な遠征、無理な出費、無理な休み方は続かない。来られる人は来てほしい。でも生活を壊して来るのは違う」
コメント欄。
EGUI先生
生活守って行く
無理しないで行く
遠征計画ちゃんと立てる
飯食って行く
ちゃんと寝て行く
でも行く
mcRCは頷いた。
「そう。無理はしてほしくない」
「でも」
少しだけ笑う。
「来られる人には、来てほしい」
コメント欄。
行く!
絶対行く!
生活守って行く!
予定空ける!
予習する!
DESTINATION覚える!
BBQも覚える!
CALL ME OUT刺されに行く!
リバ点呼返す!
wataが、そのコメントを読んで笑った。
「CALL ME OUT刺されに行くは、だいぶ覚悟決まってる」
mcRCも笑う。
「まあ、刺されてください」
EGUIが言う。
「受け取ってください、だな」
wataが手を打つ。
「はい、言葉の精度」
mcRCは、画面の横に日程と会場名を表示した。
あらかじめ用意していた告知画像。
夏の日付。
会場名。
開場予定。
開演予定。
チケット情報は後日。
物販・予習盤も順次発表。
コメント欄がまた湧く。
画像出た!
ほんとに決まった
日付ある
会場ある
うわ現実
目的地できた
スクショした
カレンダー入れた
休み申請する
白ポロ社長ありがとう
新川さんありがとう
wataが言った。
「チケットとか物販は、まだ順番に出します」
mcRCが続ける。
「予習盤も考えてます」
コメント欄。
予習盤!
ほしい!
歌詞付きでください
セトリは秘密?
全曲やる?
どれやるの?
あの曲やって
これやって
オーダーしたい
mcRCは、少しだけ真面目な顔になった。
「ここ、大事な話です」
コメント欄が少し落ち着く。
「オーダーは、これからも受けます」
「声は聞く」
「曲も作る」
「でも、今回の単独ライブのセットリストは、基本的にはもう大枠を組んでいます」
wataが続ける。
「だから、今から新しいオーダーが入っても、今回のライブに必ず入るわけじゃないです」
EGUIが補足する。
「曲を作ることと、九十分の中に入れることは別です」
mcRCは頷いた。
「それだけは、先に伝えておきます」
「90分です」
「アンコール込みです」
「全部の曲はできません」
「どの曲をやるかは言いません」
「でも、やれない曲があることは分かっていてほしい」
コメント欄は、一瞬だけ静かになった。
それから、少しずつ流れた。
了解
そりゃそう
90分なら全部無理だよね
でも聞きたい曲多すぎる
予習盤で我慢する
セトリ秘密なの楽しみ
オーダーは別枠ね
ちゃんと言ってくれるの助かる
全部やれって言わないようにする
wataが胸に手を当てた。
「助かる」
mcRCも少し笑った。
「ほんまに助かる」
EGUIが言った。
「期待は嬉しい。でも、無理な期待にしないことも応援です」
コメント欄。
EGUI先生
無理な期待にしない応援
了解
セトリは信じる
こっちは覚える
DESTINATION覚える
READYもやる
告知もする
mcRCは、そこで少し前に出た。
「あと、お願いがあります」
コメント欄。
なに?
なんでも言って
ギフト?
拡散?
告知?
mcRCは首を横に振る。
「無理なギフトじゃない」
「来られる人は、予定を空けてください」
「来られない人も、もしよかったら告知を手伝ってください」
wataが続ける。
「切り抜き、感想、SNSでの一言、友達への紹介。なんでもいいです」
EGUIも言う。
「ただし、押しつけない。相手の生活に割り込まない。届ける相手を雑に扱わない」
wataが笑った。
「告知にもリバクラ思想が出る」
mcRCは頷いた。
「そう」
「俺らだけじゃ、この目的地まで届かない」
「だから、応援も告知の応援も頼みたい」
「来られる人は、会場で」
「来られない人は、届かせる側で」
「一緒に、この日まで連れていってほしい」
コメント欄が熱を帯びる。
やる
告知する
切り抜く
感想書く
友達誘う
無理なく広げる
押しつけない
リバクラらしく広げる
目的地まで行くぞ
Destination!
wataが、カメラに向かって指を立てた。
「それと」
コメント欄が止まりかける。
wataは笑った。
「READYやって準備しとけよ!」
一気に沸いた。
うおおおおお
READY!
READYする!
ジム行く!
髪切る!
歌詞覚える!
貯金する!
飯食う!
寝る!
爪切る!
生活整える!
夏までにREADY!
EGUIが、静かに言った。
「飯は食え」
コメント欄。
はい
食います
食べます
EGUIさんも食って
食ってから行く
SMALL WINまで生きる
mcRCは、その最後のコメントを見て少しだけ笑った。
SMALL WIN。
まだ、セットリストは明かしていない。
最後に何を置くかも言っていない。
でも、リバクルーはもう、何かを感じ取っている。
このライブは、大きく勝つためだけの夜ではない。
今日を越えるための夜でもある。
mcRCは、もう一度カードを手に取った。
DESTINATION。
「この曲は、今日だけじゃなく、これから何度もやります」
wataが頷く。
「配信でも、ストリートでも、告知のたびに流す」
EGUIが言う。
「この曲が鳴るたびに、目的地を思い出してもらう」
mcRCはカメラを見た。
「夏まで、毎回ここに戻ります」
「目的地まで行く」
「そのための曲です」
コメント欄。
目的地まで行く
毎回聴く
覚える
告知曲了解
プロモ曲なのに普通に刺さる
ライブまでこれ流れるの熱い
DESTINATIONで夏まで走る
その日の配信は、いつもより長くならなかった。
むしろ、少し短めだった。
日程を出した。
新曲を出した。
お願いをした。
線引きもした。
それだけで十分だった。
最後に、mcRCが言った。
「ここから、当日までカウントダウンです」
wataが続ける。
「夏まで、READYしとけよ」
EGUIが締める。
「無理なく来い。来られなくても、声は届く」
三人が頭を下げる。
画面が暗くなる直前、コメント欄には同じ言葉がいくつも流れていた。
Destination
目的地まで行く
夏までREADY
告知する
絶対行く
生活守って行く
小さな勝ち持って行く
配信が終わったあと、リバクラボは少しだけ静かだった。
wataは椅子に沈み、天井を見た。
「出したな」
mcRCは頷いた。
「出した」
EGUIは、DESTINATIONの歌詞カードを揃えた。
「戻れんな」
wataが笑った。
「でも、行き先あるからな」
mcRCは、告知画像が表示されたままの画面を見た。
日付。
会場。
夏。
ただの文字なのに、今日はそれが妙に重く、そして明るく見えた。
「ここからやな」
wataが言う。
「配信、ストリート、予習盤、物販、告知」
EGUIが続ける。
「昼もある」
その一言で、三人は少しだけ黙った。
昼の顔。
それは、物語の表に大きく出すものではない。
でも、消えているわけではない。
wataには夏の昼がある。
教える仕事が濃くなる季節。
EGUIにも、言葉を渡す昼がある。
相手に届く順番を考える時間。
mcRCには、暑さと責任の昼がある。
汗のにじむ現場。
止められない設備。
鳴ってほしくない警報。
夜は、リバクラ。
昼は、生活。
その両方を抱えたまま、夏へ向かう。
wataが小さく言った。
「この活動と昼の兼用、そろそろきついな」
mcRCは苦笑した。
「きついな」
EGUIも、少しだけ目を伏せた。
「でも、日付がある」
その言葉に、三人とも何も言わなかった。
言わなくても分かった。
日付があると、人は進める。
目的地があると、荷物の重さにも意味が出る。
配信が終わる。
ストリートに立つ。
昼の顔に戻る。
また夜に集まる。
歌詞を直す。
告知をする。
予習盤を作る。
物販の価格を悩む。
READYを鳴らす。
DESTINATIONを鳴らす。
そうやって、少しずつ夏が近づいていく。
wataが椅子から立った。
「飯食うか」
EGUIが即答する。
「食え」
mcRCが笑った。
「今日は何食う?」
wataは真剣な顔で言った。
「ささみ以外」
EGUIが少し考えた。
「小さな勝ちだな」
三人は笑った。
リバクラボの外で、夜の街が少しだけ湿っていた。
まだ夏ではない。
でも、目的地はもう決まっている。
あとは、そこまで行くだけだった。
mcRC「この小説の歌は実際に聴けるから、聴きながら読んでみてくれよな」
聴く場合はこちら:
コピペしてブラウザに貼り付けて、、、。とぶぞ。
DESTINATION
https://youtu.be/JTYqNX2aSEM?si=XiPvuQManbc7qZ__
UNSEEN HANDS
https://youtu.be/-7JI-GA7Jkg?si=1bDm7SNAOzQLAYts
THAT SEAT
https://youtu.be/RroRseSoJ_8?si=hIIpjx5z-IxxfnTJ
BBQ
https://youtu.be/EtMf8rkKn_0?si=fOf9lmgp2QZR2MKR
HOMEBASE
https://youtu.be/ARSsZ0r8CRc?si=2e8PbVXltjdbNr2Q
feel
https://youtu.be/PAmI_q-HbFU?si=FZuLbe2ZiBzmms51
keep moving
https://youtu.be/QWW73v7L1D0?si=7YEjlRgRRuQhve80
CALL ME OUT
https://youtu.be/Y161l0pX_wA?si=GZjh8_JyrDkMdkLv
READY
https://youtu.be/P2sNZMSjjdU?si=GsE110DD92sYEhr4
SHOWTIME!
https://youtu.be/RrqmZjsded4?si=kZt8W-O5sWGhMJaN
ATTACK
https://youtu.be/tRSOHKXvij8?si=xqiYugwdtS0mTWMu
SAY IT TO ME
https://youtu.be/AdAhmiHwxfM?si=BMBopJs6y9S6hLWM
ORIGIN
https://youtu.be/v7r3_l4mYQM?si=l1vPLtDcNWjW9O6H
nofake
https://youtu.be/oV7c-3TJMgM?si=WDW85lU6iqQsmqZy
決めろ!はコチラ
https://youtu.be/P_2d3hcx3Uw?si=hvvTW3RMB2adTtwN
RUN IT
https://youtu.be/ptZZJdr_2hc?si=1Fw9cRYCdJAd1so4
ORDER
https://youtu.be/AdAhmiHwxfM?si=BMBopJs6y9S6hLWM




