1-4-3 ORDER・決めろ!・RUN IT本番
この話にはイメージソングがあります。
聴く場合はこちら:
コピペしてブラウザに貼り付けて、、、かっこいいからさ、、、
さきにこの話の曲、本当はまだ披露予定じゃなかったのに、、、
ORIGIN
https://youtu.be/v7r3_l4mYQM?si=l1vPLtDcNWjW9O6H
RUNIT
https://youtu.be/ptZZJdr_2hc?si=ezl42O50F9OaBGLV
nofake
https://youtu.be/oV7c-3TJMgM?si=WDW85lU6iqQsmqZy
決めろ!
https://youtu.be/P_2d3hcx3Uw?si=hvvTW3RMB2adTtwN
ステージに出た瞬間、音より先に視線が来た。
明るい視線ではない。
まだ、熱を持っていない視線。
「誰?」
「三人組?」
「ラップ?」
「バンドじゃないんだ」
「次、何が始まるんだろう」
そういう、声にならない確認が、暗いフロアの奥からいくつも飛んでくる。
リバクルーの顔は見えた。
前の方に数人。
少し横にも。
ステージ脇に近いところにも。
いつものコメント欄で名前を見たことがある人。
ストリートで手を振ってくれた人。
配信で「起立」と打っていた人。
「オーダー入りまーす」をやけに気に入っている人。
その人たちは、もうこちらを見ている。
でも、今日の勝負はそこではない。
その後ろ。
腕を組んでいる人。
ドリンクを持って、まだ友人と何か話している人。
スマホを見ている人。
前のバンドの余韻のまま、少し体を揺らしている人。
リバクラを知らない人。
そこに届かなければ、今日は勝ちではない。
mcRCは、マイクを握った。
ステージの床は、思ったより硬かった。
ストリートの地面とは違う。
配信部屋の床とも違う。
音が足元に返ってくる。
照明が顔に当たり、客席側が少し暗くなる。
客の顔は見える。
でも、表情の細部までは見えない。
だから、余計に空気を見るしかなかった。
隣でwataが、軽く肩を回した。
反対側でEGUIが、何も言わずに客席を見ている。
いつもの三人。
でも、今日はいつもの場所ではない。
スタッフが袖で合図を出す。
音源スタンバイ。
mcRCは一歩前に出た。
「こんばんは」
その声が、会場に返った。
低音の残響が少しだけ後ろに伸びる。
「Reverse Crownです」
リバクルーから拍手と声が来る。
「リバクラ!」
「待ってた!」
「来た!」
それに反応して、知らない客の何人かが顔を上げた。
mcRCは、その小さな動きを見逃さなかった。
まだ、入ってきてはいない。
でも、ドアの前には立った。
「今日、初めて見る人も多いと思います」
ざわめきが少し引く。
「連れてこられた人」
wataがすぐに乗る。
「友達に“とりあえず来い”って言われた人」
フロアのどこかで笑いが起きた。
「仕事帰りの人」
「なんとなく来た人」
「前の出演者見に来て、そのまま残ってる人」
EGUIが低く言った。
「腕組んでる人」
そこは言うな、と思った。
でも、客席の何人かが笑った。
腕を組んでいた男の一人が、少しだけ姿勢を変えた。
wataがすかさず言う。
「いや、腕組みは悪くないです。観察姿勢です」
また笑いが起きる。
mcRCは、そこで少しだけ安心した。
硬さが一枚だけ剥がれた。
「今日は、そういう人も含めて」
mcRCは客席を見渡す。
「ここにいる時点で、もう参加でいいです」
リバクルーが反応する。
「うおお!」
「参加!」
「出席!」
その言葉に、mcRCは少し笑った。
「起立までは求めません」
コメント欄なら、ここで「起立」が大量に流れる。
でも今日はライブハウスだ。
mcRCは、リバ点呼の匂いだけを残す。
「でも、心の中で返事してくれたら、それでいい」
wataが言った。
「無言出席、許可します」
EGUIが短く続ける。
「寝るなよ」
笑い。
mcRCは、その笑いが客席の少し奥まで届いたのを感じた。
よし。
入口は少し開いた。
あとは、ORDERで開ける。
mcRCはマイクを少し下げ、wataとEGUIを見る。
二人が頷く。
最初のビートが落ちた。
一曲目。
ORDER。
キックが鳴った瞬間、リバクルーが前で跳ねた。
「きた!」
「ORDER!」
だが、後ろの初見客はまだ様子見だった。
当然だ。
知らない曲。
知らない三人。
内輪の熱だけが前で跳ねると、後ろは引く。
mcRCは、それを分かっていた。
だから、最初の入りをいつもより少しだけ丁寧に置いた。
「オーダーくれよ more and more」
声を張りすぎない。
叫ぶのではなく、呼ぶ。
「欲しいもん言えよ we deliver, bro」
リバクルーは返す。
でも、mcRCの目は後ろを見ている。
ドリンクを持った女性が、少しだけステージを見た。
スマホを見ていた男が、画面を下ろした。
腕組みの男は、まだ腕を組んでいる。
でも、視線は外していない。
wataが入る。
「気分は low? ならここ集合」
声が跳ねる。
リズムが変わる。
言葉が少し細かくなる。
「遠慮の壁なら knock knock knock
そのまま立っても rock the spot」
韻が硬い。
でも、今日は詰め込みすぎない。
リハで確認した通り、低音が回る箱だ。
wataは、いつもより一拍ずつ言葉を置いている。
言葉が潰れない。
客が乗る隙間を残している。
それでも、wataらしい軽さは消えていない。
前の方のリバクルーが首を振る。
その動きが、少しずつ横へ広がる。
一人。
二人。
三人。
知らない客の中にも、首だけが揺れる人が出てくる。
mcRCは、それを見た。
いける。
EGUIが入る。
「遠慮してる顔、見えてるぞ」
客席が少しざわついた。
言われた。
そう思った顔が、何人かいた。
EGUIは続ける。
「声出せとは言わねぇ
でも心まで壁にするな」
短い。
強い。
でも、押しつけではない。
「欲しいもんあるなら
まず自分に隠すな」
コメント欄なら「うわ」と流れるところだ。
ライブハウスでは、文字は出ない。
代わりに、人の姿勢が変わる。
腕を組んでいた男が、片腕をほどいた。
ドリンクを持っていた女性が、体を前へ向けた。
後ろで話していた二人組の会話が止まった。
Hook。
三人の声が重なる。
「Order, order 遠慮はいらない
No border, no border 線なんかいらない」
前のリバクルーが返す。
「Order!」
今度は、その声に、初見客の小さな声が混じった。
まだ弱い。
でも、混じった。
wataがすかさず客席へ手を出す。
「今、ちょっと混ざったな!」
笑いと歓声。
「初見さん、今ので正解です!」
また笑い。
EGUIが低く言う。
「採点甘いな」
wataが返す。
「入口は甘めでええねん」
mcRCは笑いながら、次のラインへ入った。
ORDERは、配信で育った曲だ。
コメント欄と会話しながら、オーダー文化を作った曲。
でも、今日この場所では、別の役割を持っている。
知らない人が入ってくるためのドア。
リバクルーだけで盛り上がる曲にしない。
全員を巻き込む。
そのためのORDER。
二番に入る頃には、会場の空気が少し変わっていた。
まだ完全には掴んでいない。
でも、少なくとも「よく分からない三人組」ではなくなった。
「なんか楽しそう」
「入りやすい」
「こっちを見てる」
そんな気配が、フロアに生まれた。
mcRCは、曲の最後で一歩前に出た。
「何が欲しい?」
リバクルーが返す。
「ORDER!」
wataが煽る。
「まだ声出せる?」
今度は、後ろからも少し声が出る。
「ORDER!」
EGUIが締める。
「その声、もらった」
ラストのHook。
「Order, order 遠慮はいらない
No border, no border 線なんかいらない」
曲が終わった。
拍手。
思ったより大きい。
リバクルーの声だけではない。
初見客の手も鳴っている。
wataが小さく、マイクを下げたまま言った。
「開いたな」
mcRCは短く頷いた。
「まだ入口」
EGUIが言う。
「次で刺す」
二曲目。
決めろ!
ここが難しかった。
ORDERの熱をそのまま上げ続けるなら、ATTACKやRUN ITへ行く方が簡単だ。
でも、今回は違う。
ORDERで入ってきた人に、リバクラの芯を見せる。
ただの盛り上げではない。
ちゃんと、痛いところを見る。
でもNO FAKEほど深く沈めない。
前へ出すために刺す。
mcRCは、曲前に短く言った。
「次は、ちょっとだけ痛い話します」
フロアが少し静かになる。
「でも、説教じゃないです」
wataが横から言う。
「説教始まったら俺が止めます」
EGUIが言う。
「止められると思うなよ」
笑いが起きる。
mcRCは続けた。
「急に当てられた時」
「はい、あなた」
その言葉に、何人かが反応した。
学校の記憶。
会議の記憶。
研修の記憶。
プレゼンの記憶。
急に振られて、頭が真っ白になった記憶。
「そこで何も出なかったこと、ある人」
手は上がらない。
でも、空気で分かる。
ある。
めちゃくちゃある。
wataが言う。
「当てられるの嫌いな人、たぶん今日かなりおる」
EGUIが続く。
「嫌なら準備しろ」
一気に空気が締まった。
wataがすぐフォローする。
「急に厳しい」
EGUI。
「でもそうやろ」
mcRCは頷く。
「そういう曲です」
「聴いてください」
「決めろ!」
ビートが鳴った。
ORDERより少し硬い。
明るさはある。
でも、言葉が前に出る。
mcRCのVerseは、場面から入る。
「会議室の端 名前を呼ばれた
はい、あなた その瞬間止まった」
客席に、分かる、という小さな笑いが起きる。
笑える。
でも、痛い。
「頭の中には 答えがあった
でも口の前で 全部こぼれた」
後ろの方で、腕を組んでいた男が、完全に腕をほどいた。
スタッフが袖から見ている。
前のバンドのファンらしい二人組も、ステージを見ている。
決めろ!は、ORDERとは違う入り方をしている。
ORDERは呼ぶ曲。
決めろ!は思い出させる曲。
wataが入る。
「準備不足? いや実は知ってた
風呂場じゃ天才 現場じゃ沈んだ」
リバクルーが笑う。
「風呂場!」
知らない客も笑った。
wataは、その笑いを逃がさない。
「頭じゃ何度も champion
でも本番フリーズ no action」
言葉が跳ねる。
韻が転がる。
でも、今日は遊びだけではない。
「言い訳なら million
でも一歩前なら mission」
客席の何人かが、頷いている。
wataの韻が、ただの技術ではなく、誰かの記憶に引っかかっている。
EGUIが入る。
「ビビるな、とは言わねぇ」
一瞬、音が少し引く。
「ビビったなら、準備しろ」
強い。
でも、真っ直ぐだ。
「当てられた時に何もないのは
才能がないからじゃない」
客席が静かになる。
「出す準備を
自分にさせてなかっただけだ」
その一行で、フロアの空気が変わった。
説教ではない。
逃げ道を消す言葉でもある。
でも、同時に救いでもある。
才能がないからじゃない。
準備していなかっただけ。
なら、次は準備できる。
Hook。
「決めろ! その時に決めろ!
逃げた分だけ 次は仕込めよ」
wataが重ねる。
「決めろ! ビビっても決めろ!
名前呼ばれたら 前へ出ろ」
リバクルーが返す。
「決めろ!」
今度は、初見客も明らかに混じった。
「決めろ!」
mcRCは、それを聞いて胸が鳴った。
ORDERで開いたドアから、決めろ!が入っている。
これはいける。
二番では、学校の話、仕事の話、ライブの話が混ざる。
mcRCが景色を作る。
「白いノートに 書いたはずの夢
発表の前で 小さくなる声」
wataが分解する。
「ready? not yet? ずっと保留
でもチャンスは急に来る call you」
EGUIが刺す。
「準備は、自信じゃない
自分を裏切らないための最低限だ」
会場が、静かに受け取っている。
盛り上がっている。
でも、ただ跳ねているだけではない。
何人かは、自分の顔を思い出している。
急に当てられて何も言えなかった自分。
好きなことを聞かれて、ごまかした自分。
チャンスが来たのに、まだ早いと言って逃げた自分。
決めろ!は、その人たちを責めない。
でも、逃がさない。
ラストHook。
「決めろ! その時に決めろ!
遅れた昨日も 今日の仕込みだ」
「決めろ! 声震えても決めろ!
準備したなら ここで出ろ」
曲が終わる。
拍手。
ORDERよりも熱が深い。
リバクルーは声を出す。
初見客も拍手する。
後ろでスマホを下ろした女性が、隣の友達に何か言っている。
スタッフが袖で頷いている。
前のバンドのボーカルが、腕を組んで見ている。
顔は笑っていない。
でも、目は外していない。
wataがマイクを下げて言った。
「刺さったな」
EGUIが答える。
「まだ足りん」
mcRCは、息を整えながら頷いた。
「最後で走らせる」
三曲目。
今日の勝負。
RUN IT。
まだ正式に配信で出していない曲。
リバクルーの中にも、知っている人はほとんどいない。
つまり、ここからは本当に初披露だ。
mcRCは、曲前に一歩出た。
「最後、新曲やります」
客席がざわついた。
リバクルーが反応する。
「新曲!?」
「え!」
「聞いてない!」
wataが笑った。
「言ってないからね」
EGUIが短く言う。
「今言った」
笑い。
mcRCは続けた。
「ORDERで、何が欲しいか聞きました」
「決めろ!で、準備して出せって言いました」
少し間を置く。
「じゃあ、準備したなら」
wataがマイクを上げる。
「走るしかないやろ」
EGUIが低く言う。
「止まる理由、もうないぞ」
mcRCは客席を見渡した。
リバクルー。
初見客。
他の出演者のファン。
スタッフ。
袖から見る出演者。
全部まとめて見る。
「RUN IT」
ビートが鳴った。
一拍目で、空気が変わった。
ORDERより速い。
決めろ!より前に出る。
軽いのに、芯がある。
走る曲。
文字通り、足が前に出る曲。
最初のキックで、リバクルーが跳ねた。
二拍目で、初見客の何人かが体を揺らした。
三拍目で、wataが叫んだ。
「止まってたやつ、足出せ!」
会場が反応する。
「準備はしたろ? 言い訳は置いてけ!」
mcRCが入る。
「駅前抜ける light 背中押す night
まだ怖い? でも靴紐 tight」
景色は近い。
駅。
夜。
靴紐。
呼吸。
一歩目。
「考えすぎた地図 丸めて pocket
今このbeatで 開ける rocket」
客席が上がる。
wataが続く。
「run it, run it 止まるな body
ready なら already 踏み出せ party」
韻が気持ちいい。
言葉が前へ転がる。
でも、今日はwataも走りすぎない。
一拍ごとに客を連れていく。
「迷いのlogic 置いてくtopic
足音だけで 変わる景色」
EGUIが入る。
「準備できてんなら、今走れ」
低い。
短い。
だが、会場の中心に落ちた。
「怖いのは分かる
でも止まっても消えねぇ」
客席の熱が上がる。
「走れ」
その一言で、フロアが動いた。
リバクルーだけじゃない。
後ろの初見客が、手を上げた。
ドリンクを持ったまま揺れていた女性が、友達に何か言って笑いながら前を向いた。
腕組みしていた男が、ついに腕を下ろして首を振った。
スタッフが袖で、少し驚いた顔をした。
Hook。
三人の声が重なる。
「RUN IT, RUN IT
準備したなら RUN IT
RUN IT, RUN IT
ビビってる足ごと RUN IT」
wataが煽る。
「止まるな!」
客席が返す。
「RUN IT!」
まだ初披露なのに、返ってきた。
リバクルーが先導したのは分かる。
でも、その声は明らかに増えている。
「RUN IT, RUN IT
考えた分だけ RUN IT
RUN IT, RUN IT
今この場から RUN IT」
会場の温度が、一段上がる。
mcRCは、歌いながら見ていた。
これは、想像以上だった。
ORDERで開けた。
決めろ!で刺した。
RUN ITで走らせた。
その流れが、ちゃんとフロアに届いている。
新曲なのに、客が置いていかれていない。
むしろ、今日初めて聴くからこそ、今この場で生まれている熱がある。
二番。
mcRCは、少しだけフロアへ手を伸ばした。
「昨日のメモ 今日の一歩
小さくてもいい 動けば進歩」
wataが乗る。
「checkしたplan 握ったpen
でも出さなきゃ zero again」
EGUIが刺す。
「完璧待ちで腐らすな
荒くても出せ、今だ」
フロアがさらに上がる。
これは危ない。
mcRCは、歌いながら少しだけ思った。
危ないくらい、熱がリバクラに寄っている。
他の出演者のファンも、今はリバクラを見ている。
会場全体の空気が、こちらへ傾いている。
嬉しい。
でも、少し怖い。
この熱を、どう扱うか。
まだ本番中なのに、mcRCの中で現場監督の目が開きそうになる。
だが、今は止めない。
今は走る。
RUN ITの中で止まるのは違う。
wataが叫ぶ。
「もう一回、行けるか!」
客席が返す。
「RUN IT!」
「足出せ!」
「RUN IT!」
EGUIが低く入る。
「それでいい」
その短い肯定で、客席がさらに沸く。
ラストHook。
三人の声が重なる。
「RUN IT, RUN IT
準備したなら RUN IT
RUN IT, RUN IT
震えてる声ごと RUN IT」
wataが重ねる。
「run it up, bring it up
止まってた今日を lift it up」
mcRCが景色を開く。
「この地下から 街の上まで
一歩目の音を 響かせろ」
EGUIが締める。
「今走れ」
最後のキック。
音が止まる。
一瞬。
本当に一瞬、会場が無音になった。
その無音は、失敗の無音ではない。
熱が天井に当たって、返ってくるまでの無音。
次の瞬間、拍手と声が爆発した。
「うおおおお!」
「RUN IT!」
「やば!」
「もう一回!」
リバクルーの声。
初見客の声。
混ざっている。
wataがマイクを下げたまま、目を見開いていた。
「……来たな」
EGUIも、少しだけ口元を緩めた。
「来た」
mcRCは、息が上がっていた。
でも、笑っていた。
想像以上だった。
RUN ITは、走った。
客席ごと、少しだけ前へ出た。
三人は中央に並んだ。
「ありがとうございました!」
mcRCが頭を下げる。
wataも下げる。
EGUIも、短く下げる。
拍手は、まだ止まらない。
スタッフが袖で時間を確認している。
次の出演者の準備もある。
分かっている。
ここで終わり。
本来は、ここで終わり。
でも、客席から声が飛んだ。
「もう一曲!」
それは、最初はリバクルーだった。
すぐに別の声が混じった。
「RUN ITもう一回!」
「ORDER!」
「もう一曲!」
会場の熱が、まだこちらに向かっている。
wataが一瞬、mcRCを見た。
EGUIも見る。
三人の間に、言葉のない確認が走った。
やれる。
やりたい。
もう一曲やれば、さらに持っていける。
でも。
ここは、リバクラだけの夜じゃない。
mcRCは、マイクを握り直した。
次の判断が、この熱の扱い方を決める。
拍手とアンコールの声は、まだ続いている。
ステージ袖で、次の出演者がこちらを見ていた。
この話にはイメージソングがあります。
聴く場合はこちら:
コピペしてブラウザに貼り付けて、、、かっこいいからさ、、、
さきにこの話の曲、本当はまだ披露予定じゃなかったのに、、、
ORIGIN
https://youtu.be/v7r3_l4mYQM?si=l1vPLtDcNWjW9O6H
RUNIT
https://youtu.be/ptZZJdr_2hc?si=ezl42O50F9OaBGLV
nofake
https://youtu.be/oV7c-3TJMgM?si=WDW85lU6iqQsmqZy
決めろ!
https://youtu.be/P_2d3hcx3Uw?si=hvvTW3RMB2adTtwN




