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ラップ付き小説 ReversCrown 元気ないやつこっちおいで  作者: egubi
暴れ牛ビーフ編

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103/186

3-5-9 明日の作業表



夜だった。


それぞれの仕事が終わって、帰宅して、夕飯を食べた人もいれば、食べ損ねた人もいて、風呂に入った人もいれば、まだ化粧を落としただけの人もいて。


リバックラインのグルチャが動き出したのは、そんな時間だった。


昨日のクラブの夜から、一日が経っていた。


いや、一日経ったはずだった。


でも、五人の中では、まだ終わっていなかった。


撮影禁止だったから、映像はない。


写真もない。

切り抜きもない。

誰かの字幕付き動画もない。

スロー再生で確認することもできない。

何回も見返して、「ここで泣いた」と言うこともできない。


それなのに、残っていた。


低音。

黒い壁。

古いポスター。

DJブース。

BEEFの短いフェーダー音。

リバクラ三人の声。

Hands on Deck。

From Now。

「所属じゃなくて、接続」。

「残るもんは、残るだろ」。


そして、自分たちに向けて歌われた曲。


見えない手。


任せられる手。


支えていたつもりの手を、逆に見つけられてしまった夜。



リバックライン


Miwa@物販:

お疲れさまです。


Nina@広報:

お疲れさまです。


Sara@権利確認:

お疲れさまです。


Yui@庶務・作業表:

お疲れさまです。


Kate@外部連絡:

皆さん、お疲れさまです。

昨日の件、外に出す内容と内側で整理する内容を分けたいので、少し話しましょう。


Miwa@物販:

分ける前に。


Kate@外部連絡:

はい。


Miwa@物販:

感情がまだ分かれてません。


Nina@広報:

分かる。


Yui@庶務・作業表:

未分類フォルダに大量の感情ファイルがあります。


Sara@権利確認:

容量制限を超えていますね。


Miwa@物販:

そうです。

心のストレージが警告出してます。


Nina@広報:

私も昨日からずっと、広報としては「投稿しない」って決めてるのに、人間としては「言わせろ」って暴れてる。


Kate@外部連絡:

外には出しません。


Nina@広報:

分かってます。

分かってるんです。

でも、言いたいんです。


Miwa@物販:

分かります。

昨日のHands on Deck、あれ、どうしたらいいんですか。


Sara@権利確認:

どうしたら、とは。


Miwa@物販:

受け取ったあと、普通に生きる方法です。


Nina@広報:

無理では?


Yui@庶務・作業表:

通常運用に戻る難易度が高いです。


Kate@外部連絡:

高いですね。


Miwa@物販:

Kateさんまで。


Kate@外部連絡:

私も昨日、かなり受け取っています。


Nina@広報:

Kateさんが静かに言うと、逆にやばい。


Miwa@物販:

Kateさん、昨日ずっと落ち着いてましたけど、本当はどうだったんですか。


少し、返信が止まった。


Miwaは画面を見つめた。


聞いてよかったのか、少しだけ迷った。


でも、昨日の曲を受け取ったあとで、何も聞かないまま事務整理に入る方が違う気がした。


数秒後、Kateから返事が来た。


Kate@外部連絡:

正直に言うと、かなり危なかったです。


Nina@広報:

危なかった。


Miwa@物販:

Kateさんが。


Yui@庶務・作業表:

重要情報です。


Sara@権利確認:

記録はしませんが、記憶します。


Kate@外部連絡:

しなくていいです。


Nina@広報:

いや、します。

Kateさんが危なかった夜。


Kate@外部連絡:

タイトルにしないでください。


Miwa@物販:

でも分かります。

私、本当に昨日、五回生まれ変われると思いました。


Nina@広報:

五回。


Miwa@物販:

五回です。

なんか、人生のエネルギーを五回分くらいもらった感じがしました。


Yui@庶務・作業表:

Miwaさんの寿命ゲージが増えた。


Miwa@物販:

そうです。

残機が増えました。


Sara@権利確認:

残機表現は少しゲーム寄りですが、意味は分かります。


Nina@広報:

私も似てます。

「え、人って人からこんなに凄いものもらえるんだ」って、普通に実感しました。


Miwa@物販:

それです。


Nina@広報:

プレゼントとか、褒め言葉とか、感謝とか、そういうのはもちろん今までもあったんですけど。


Nina@広報:

曲って、何なんですかね。


Yui@庶務・作業表:

急に根源的な問い。


Nina@広報:

いや、本当に。

言葉だけなら、ありがとうで終わるじゃないですか。

でも曲になると、逃げ場がない。

しかも逃げ場がないのに、苦しくない。

こっちの中に場所を作ってくる。


Sara@権利確認:

分かります。

昨日は、受け取らされる感じではなかったです。

こちらが大事にしてきたものを、向こうが見つけて、丁寧に返してくれた感じでした。


Miwa@物販:

それです。

私たち、別に褒められたくてやってたわけじゃないじゃないですか。


Kate@外部連絡:

はい。


Miwa@物販:

でも、見えてるって言われたら。

あんなふうに言われたら。

もう。


Nina@広報:

Miwaさん、生きて。


Miwa@物販:

五回生まれ変わるので大丈夫です。


Yui@庶務・作業表:

残機五。


Sara@権利確認:

ただし本日は一回分だけ使用してください。


Miwa@物販:

使いすぎ注意ですね。


Kate@外部連絡:

感情の過剰消費は避けましょう。


Nina@広報:

リバックライン、感情にまで業務管理を入れ始めた。


Yui@庶務・作業表:

必要です。


Miwa@物販:

でも、本当に、この感情は何なんでしょうね。


また少し、グルチャが静かになった。


Miwaの言葉は、ふざけているようで、ふざけていなかった。


嬉しい。

ありがたい。

泣ける。

誇らしい。

恥ずかしい。

逃げたい。

でも、もっと受け取りたい。

自分がやってきたことが、自分の思っていたより大きかったと知らされる感じ。


単純な「嬉しい」では足りなかった。


Sara@権利確認:

承認、だと思います。

ただし、よくある「褒められた」という意味ではなく。


Nina@広報:

うん。


Sara@権利確認:

自分たちでも名前をつけていなかった働きを、相手が見つけて、役割として呼んでくれた。

それに近いです。


Yui@庶務・作業表:

未分類だった価値に、名前がついた。


Miwa@物販:

やめて。

また泣く。


Nina@広報:

それだ。

未分類だった価値に、名前がついた。

やばい。

それ広報文にしたい。


Sara@権利確認:

外には出しません。


Nina@広報:

分かってます。

今日、何回止められるんですか私。


Kate@外部連絡:

必要な回数です。


Nina@広報:

冷静。


Miwa@物販:

でも、昨日のあれは本当に、私たちだけの話じゃない気がしました。


Kate@外部連絡:

どういう意味ですか。


Miwa@物販:

物販とか、外部連絡とか、広報とか、権利確認とか、庶務とか。

そういう裏方の名前だったけど。


Miwa@物販:

たぶん、世の中にいっぱいあるじゃないですか。

誰にも見えないけど、誰かを届かせている手。


Nina@広報:

ある。


Sara@権利確認:

ありますね。


Yui@庶務・作業表:

家庭、職場、イベント、学校、地域。

多いです。


Miwa@物販:

だから、私たちが受け取ったんだけど、私たちだけのものにしすぎると、少し違うのかなって。


Kate@外部連絡:

Miwaさん、それはかなり大事です。


Nina@広報:

Hands on Deckを出すかどうかの話にもつながりますね。


Sara@権利確認:

はい。

あの曲は、私たちへの返礼としての文脈が強い。

でも、テーマ自体は広い。

公開するなら、個人を出すのではなく、裏方や支える手全体へ広げる必要があります。


Yui@庶務・作業表:

整理します。


Miwa@物販:

Yuiちゃん、まだ感情タイムです。


Yui@庶務・作業表:

すみません。

癖が出ました。


Nina@広報:

Yuiちゃんの整理癖、昨日の曲でさらに正当化されちゃったから止まらない。


Yui@庶務・作業表:

正当化ではなく、役割確認です。


Kate@外部連絡:

強くなっていますね。


Yui@庶務・作業表:

はい。

たぶん、少し。


Miwa@物販:

かわいい。


Yui@庶務・作業表:

かわいくはありません。


Nina@広報:

かわいいです。


Sara@権利確認:

異議なし。


Kate@外部連絡:

同意します。


Yui@庶務・作業表:

多数決を取らないでください。


五人の笑いが、画面の向こうで重なった気がした。


文字だけのグルチャなのに、不思議と声が聞こえる。


Miwaの明るさ。

Ninaの早口。

Saraの落ち着いた確認。

Yuiの真面目な反応。

Kateの静かな締め方。


昨日、曲にされたのは、その五つの役割でもあった。


でも、役割だけではない。


その人の温度ごと、拾われていた。


Kate@外部連絡:

では、感情を整理したうえで、実務に落とします。


Nina@広報:

来た。

Kateさんの「泣いたあと働くよ」タイム。


Miwa@物販:

言い方。


Kate@外部連絡:

否定はしません。


Sara@権利確認:

働きましょう。

昨日いただいたものを、そのままにしないためにも。


Yui@庶務・作業表:

作業表の形式を変えたいです。


Miwa@物販:

来た。


Nina@広報:

Yuiちゃんの本編。


Yui@庶務・作業表:

今までの作業表は、日付、担当、タスク、期限、確認先、状態で作っていました。


Kate@外部連絡:

はい。


Yui@庶務・作業表:

ここに一項目追加します。


未来につながること


Miwa@物販:

……From Nowだ。


Nina@広報:

ちゃんと昨日が今日に来た。


Sara@権利確認:

いいと思います。

目的が明確になると、判断の精度が上がります。


Kate@外部連絡:

同意です。

ただのタスク管理ではなく、活動の方向確認になります。


Yui@庶務・作業表:

ありがとうございます。

Excelではなく、文章で整理します。

コピペしやすい形にします。



Yuiは、少し時間を置いて、作業表の新しい形を貼った。



リバックライン作業表 v2 案


Kate@外部連絡

担当すること:

外部連絡、店・イベント会社・関係者との文面調整。


追加する視点:

残す温度


意味:

誤解されないように整えるだけでなく、リバクラさんたちの熱を消しすぎない。

熱すぎて相手が受け取れない文面は整える。

でも、冷ましすぎて別物にしない。



Miwa@物販

担当すること:

物販対応、客の声拾い、曲やグッズへの反応の記録。


追加する視点:

お客さんが持ち帰ったもの


意味:

何が売れたかだけでなく、どの曲を家に持って帰ろうとしていたかを見る。

誰へのお土産か。

どの言葉を忘れたくなかったのか。

物販の会話に残った感情も、次に活かす。



Nina@広報

担当すること:

告知、販促、投稿計画、反応分析。


追加する視点:

この投稿を何につなげるか


意味:

伸びる投稿を作るだけで終わらせない。

認知拡大なのか、曲理解なのか、次ライブへの入口なのか、リバクルー文化の共有なのかを分ける。

火を強くするだけでなく、次の場所へつなげる。



Sara@権利確認

担当すること:

撮影可否、公開範囲、権利確認、個人や関係性が消費されないための確認。


追加する視点:

守る対象/届ける目的


意味:

撮ってよいか、投稿してよいかだけで判断しない。

撮ることで何を届けるのか。

撮らないことで何を守るのか。

昨日のように、残さないから守れるものもある。



Yui@庶務・作業表

担当すること:

作業表、予定、確認事項、タスクの見える化。


追加する視点:

未来につながること


意味:

作業を処理で終わらせない。

この作業が、誰の負担を軽くするのか。

どのライブにつながるのか。

三人が音楽へ戻る時間を作るのか。

それを一行で残す。



Miwa@物販:

これ、すごくいいです。


Nina@広報:

さっきまで泣いてたのに、急にちゃんと仕事できる女たちになってる。


Sara@権利確認:

泣いても仕事はできます。


Miwa@物販:

名言。


Kate@外部連絡:

ただし無理はしないこと。


Yui@庶務・作業表:

作業可能状態の確認も必要です。


Nina@広報:

私、今は作業できます。

ただし時々、昨日のHands on Deckを思い出してフリーズします。


Miwa@物販:

私もです。

特に「任せられる手」みたいなところが来ると危険です。


Sara@権利確認:

私はBEEFさんが支えすぎず、沈ませすぎず、曲を床に立たせていたところを思い出すと止まります。


Nina@広報:

Saraさん、見るところがプロ。


Sara@権利確認:

いえ。

あれは本当に、曲として守られていました。


Kate@外部連絡:

BEEFさんの扱いも整理しましょう。

外部には出さない前提で、内部認識だけ。


Yui@庶務・作業表:

はい。



BEEFさんとの関係性:内部メモ


BEEFさんは、リバクラの正式メンバーではない。

リバックラインのメンバーでもない。

ただの一回限りのゲストとも違う。


昨日確認されたのは、所属ではなく接続。


BEEFさんにはBEEFさんの現場がある。

リバクラさんは三人の形を崩さない。

そのうえで、必要な時に音でつながれる。


外部向けには説明しすぎない。

「正式加入」「四人目」「離脱」などの誤解を生む表現は避ける。



Nina@広報:

これ、外に出したら絶対燃えますね。

良い意味でも悪い意味でも。


Sara@権利確認:

なので出しません。


Miwa@物販:

でも、外側の仲間って、いいですね。


Kate@外部連絡:

はい。

ただ、その言葉も外に出すと軽くなると思います。


Nina@広報:

分かります。

切り抜きにされると、一気にキャッチコピー化する。


Yui@庶務・作業表:

内部用に留めます。


Miwa@物販:

昨日のBEEFさん、最後ちゃんと「悪くなかった」って言ってくれたの、よかったですね。


Nina@広報:

あれ、文字だけだと冷たいのに、現地だとめっちゃ褒めてた。


Sara@権利確認:

映像が出ていたら、表情だけで切り取られていたかもしれません。

出なくてよかったです。


Kate@外部連絡:

撮れなかった夜だったから、守れたものがありますね。


Yui@庶務・作業表:

メモします。

撮れなかったから、守れたもの。


Miwa@物販:

Yuiちゃん、タイトル回収がうまい。


Yui@庶務・作業表:

タイトルではありません。

分類です。


Nina@広報:

その返しがもうYuiちゃん。


Sara@権利確認:

では、曲の扱いも整理します。


Kate@外部連絡:

お願いします。



曲の扱い整理


Hands on Deck

昨日の場では、リバックラインへの返礼曲として受け取った。

ただし、テーマ自体は「支える手」「任せられる手」「見えない役割」なので、将来的に広い形へ育てられる可能性はある。


現時点では外部公開しない。

公開を検討する場合は、リバックライン個人に寄せすぎず、裏方や支える人全体へ意味を広げる。



From Now

昨日の場で鳴ったことには意味がある。

ただし、リバックライン専用曲ではない。

今後もリバクラさんたちがライブや配信で使う持ち曲。


広報上は、昨日の内輪文脈ではなく、

「今日を起動し、昨日を拾い、明日へ進む曲」

として扱う。



昨日のクラブでの出来事

撮影禁止のため、映像・写真は出さない。

現地客の感想も、具体的な場所・個人・関係性に触れない範囲で自然に任せる。

こちらから積極的に説明しない。



Miwa@物販:

From Now、ほんとにいいですね。

昨日だけのものじゃないって分かってるのに、昨日の私たちにもちゃんと刺さってるのがすごい。


Nina@広報:

それです。

専用じゃないのに、自分にも言われた気がする曲。


Sara@権利確認:

広い曲は、そういう届き方をしますね。


Kate@外部連絡:

Hands on Deckは、受け取った曲。

From Nowは、進むための曲。

昨日は、その二つが続いたから、私たちは泣いて終わらずに済んだのだと思います。


Miwa@物販:

Kateさん……。


Nina@広報:

これは危ない。


Yui@庶務・作業表:

Miwaさん、残機の使用を一回までにしてください。


Miwa@物販:

残機五あるから大丈夫です。


Sara@権利確認:

一日に五回使うと翌日以降が危険です。


Miwa@物販:

真面目に止めないでください。


Nina@広報:

リバックライン、感情にも労務管理が入る。


Kate@外部連絡:

必要です。


Yui@庶務・作業表:

必要です。


Sara@権利確認:

必要です。


Miwa@物販:

三方向から来た。


そのあと、グルチャには少しだけ笑いが続いた。


昨日のことを言えない寂しさ。

言えないから守れる安心。

受け取った曲の大きさ。

仕事に戻る現実。

それなのに、昨日とは少し違う現実。


五人は、しばらくその間を行ったり来たりしていた。


完全に感情だけにもならない。

完全に事務にもならない。


泣きながら、笑いながら、少しずつ役割へ戻っていく。


それが、リバックラインらしかった。


Kate@外部連絡:

では、今日の作業を確認します。


Nina@広報:

来ました。

泣いた後に働く時間。


Miwa@物販:

でも、ちょっと元気出ました。


Sara@権利確認:

私もです。


Yui@庶務・作業表:

では、本日の作業です。

表ではなく、文章で出します。



本日の作業


Kate@外部連絡

昨日のお礼を店側へ送る。

撮影禁止ルールを守れたことへの感謝も入れる。

文面は冷やしすぎず、ただし内輪の熱を押しつけない。

意識することは「残す温度」。


Miwa@物販

昨日の物販・会話メモを整理する。

買ったものだけでなく、お客さんが何を持ち帰ろうとしていたかを書く。

次回物販で聞く一言を考える。

意識することは「お客さんが持ち帰ったもの」。


Nina@広報

昨日の件は投稿しない。

From Nowは今後の持ち曲として広報計画に入れる。

投稿ごとに、何につなげるかを書く。

意識することは「この投稿を何につなげるか」。


Sara@権利確認

撮影禁止イベントの内部ルールを整理する。

Hands on Deckの将来的な公開可否を判断する項目を作る。

撮影可否チェックに、守る対象と届ける目的を追加する。

意識することは「守る対象/届ける目的」。


Yui@庶務・作業表

作業表v2を作成する。

非公開メモの保存場所を整理する。

各タスクに「未来につながること」を一行追加する。

意識することは「作業を明日へつなげること」。



Kate@外部連絡:

ありがとうございます。

この内容で進めましょう。


Miwa@物販:

了解です。

今日は、昨日の曲を物販メモに変えます。


Nina@広報:

私は、投稿しない広報をします。


Sara@権利確認:

私は、撮らないことで守れるものを整理します。


Yui@庶務・作業表:

私は、明日の作業表を作ります。


少しだけ、間が空いた。


そして、Miwaがぽつりと送った。


Miwa@物販:

昨日のFrom Now、ちゃんと今日に来ましたね。


Nina@広報:

うん。


Sara@権利確認:

来ましたね。


Kate@外部連絡:

はい。


Yui@庶務・作業表:

明日の作業表に入りました。


Miwa@物販:

タイトルみたい。


Nina@広報:

3-5-9、明日の作業表。


Sara@権利確認:

メタ発言です。


Nina@広報:

すみません。


Kate@外部連絡:

でも、悪くないです。


Yui@庶務・作業表:

では、その名前でフォルダを作ります。


Miwa@物販:

作るんだ。


Yui@庶務・作業表:

必要なので。


Nina@広報:

Yuiちゃん、昨日から強くなってる。


Yui@庶務・作業表:

たぶん、少しだけ。


その言葉に、誰も茶化さなかった。


少しだけ強くなった。


それは、昨日の曲を受け取った五人全員に言えることだった。


大きな音はない。

拍手もない。

歓声もない。

クラブの低音もない。


でも、確かに何かが動き出していた。


外に出せない夜が、内側の仕事を変えていく。


見えない手が、今度は自分たち自身の目にも見え始めている。


From Now。


ここからだ。


リバックラインの夜は、静かに、でも確かに起動した。

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