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第34話、新しい国興し3



 ノウタリ公爵とドクフナー親子を公開処刑の日に処刑場に引き出すと、2人に住民が物を投げつけてノウタリ公爵とドクフナー親子が泣き喚いて警備員が鎮めるのに大変だったが無事に終わらせた。



 俺はいくら罪人とはいえ公開処刑など嫌だったがこの世界では当たり前で、ノウタリ公爵とドクフナー親子の処刑が終わり、一段落して国作りを始めたが国作りがこんなに大変なことだとは思わなかった。


 アーサ王国を引きついたので国の名前をイナホ王国に変えただけで組織はそのままにしたが、軍や警備隊はまだいいが文官が酷すぎる。


 貴族の息子と言うだけで文官に採用したみたいで読み書きが出来ないのには呆れた。


 財務大臣のドリスがプリプリ怒り。


「文官を一度全員辞めさせて再試験をして採用をし直すわ。クラーク領のブラッドさんを呼んで文官を教育しないと使い物にならないわ」



 俺もクラーク領の行政官カミラをクラーク領の代官に任命して任せてブラッドを呼んで行政長官に任命するつもりでいたので、伝書バトで早急にナル王都に来るように伝えた。


 結局、俺が文官たちを心眼で見て実力のないものは辞めさして300人もいた文官は100人に減ってしまった。


 新しくなった王国軍はデニスとバニーに任せておけば大丈夫だろう。


 王都をクラーク領のマヤ領都に移す事も考えたが流石に国の僻地で不便なので諦めた。




 俺が国王に就任して2か月が過ぎ、建設省のイーネスたちが頑張り王都は生まれ変わって高層ビルとは言わないが、前世の公団住宅に似た3階建ての建物が立ち並んでいる。


 これは戦争で家を無くした住民や王都を逃げて戻って来た人たちの為に用意した住宅だ。


 俺が無償で提供すると言うと財務大臣のドリスが。


「この財政危機に何を言っているのですか。せめて建物の維持費だけでも家賃の名目で負担させるべきです。何でも国が面倒を見てあげれば住民はそれが当たり前になって自立できません」


 ドリスの言うことは正論なので、家賃を取ることにしたが家賃を相場より安くしたので住民から文句は出なかった。


ブラッドが王都に着くと早速、行政長官に任命し文官の再教育と行政改革に乗り出したが軌道に乗るのは1年以上はかかるだろう。



 俺は農業王国にするために軍部はデニスとバニーに財政はドリスに、行政はブラッドに王都の作り替えはイーネスに任せて俺はこの国を農業王国にするために農業部門を担当することにした。




 その為にはこの国と大陸の地形と気候を知らなければどんな作物が適しているか分からないので調べることにした。


 幸い王宮には図書室があり色んな本や資料が沢山あるので調べると正確ではないが大陸の地図を見つけた。


 この大陸は瓢箪のような形をしておりくびれた所がクラーク領の山脈のある所で約50kmで山脈の両側は断崖絶壁でそのために北側にあるバルナ帝国とソラナ皇国とは交流がないみたいだ。


 瓢箪の南側がイナホ王国で真ん中にナル王都がある。王都より北側は日本の関東と福島県までの気候でクラーク領の北にあるバルナ帝国とソラナ皇国の気候は東北地方と北海道の気候と同じ気候みたいだ。


 ナル王都より南側は温暖で南に行くほど暖かく南国の農作物や果物が取れるみたいで、見て回るのを楽しみにしている。


 だがレオナからの報告では未だに貴族同士の領地を巡る戦いが続いているとのことで視察は危険なので難しいと言われた。


 俺が直接出向いて処罰すると言ったがバニーが新しくなった王国軍の実力を試すいい機会なので、自分が貴族同士の戦いをする貴族を処罰してくると言って騎馬部隊を先頭に2万の兵士を引き連れて鎮圧にむかった。




 母親がクラーク領に帰らない俺を心配しているので、その間にオーロラさんと一緒にクラーク領の帰り、王都に来てからの事情を話す事にした。


 領地までの貴族は味方なので安全なのだが、盗賊などが出るので安全の為に200人に増えた騎馬隊から50人を護衛に付けて馬車でクラーク領に向かった。


 馬車の中でオーロラさんがしみじみと。


「まさかこんなに早くバーカビ一味を倒して新しいイナホ王国を起こしてアラン様が国王に就くとは思っていなかったわ」


「俺もこんなに上手くいくとは思わなかった。だが問題が山積みでこれからが大変だ」


「アラン様の前世の文明の進んだ世界に比べたなら酷いでしょうけれど焦らず少しずつ良くしていけばいいと思います」


 オーロラさんに言われて気が付いたが、俺は前世の文明の進んだ世界を知っているので早く理想の国を作ろうとして焦っていたみたいなので、これからはじっくり腰を据えて改革を進めることにした。


 クラーク領に帰ると母上が。


「領地を見ないで長い間王都で何をしていたのですか? 」


 俺の代わりにオーロラさんが。


「アラン様は新しいイナホ王国を起こして国王になられました。それで忙しくクラーク領に帰ることが出来ませんでした」


 母上はオーロラさんの言ったことが信じられずに。


「アランが国王に? どこの国の・・・・」


 俺がもう一度説明すると母上は。


「ええー! アランがこの国の国王に・・・・」


 そう叫ぶと、驚きすぎて気絶してしまい。


 暫くして目を覚まし。


「本当にアランがこの国の国王になったの? 信じられないわ」


「本当だ。クラーク領は今まで通り俺の領地にしてカミラを代官に任命するから今までと変わらないから安心してくれ。母上が望むなら王都で暮らしても良いのでどうする」


「アランとオーロラさんは王都で暮らすの? 」


「うん、立場上そうなるが」


「私はやはりアダモが寂しがるので此処で暮らすわ。その代わり孫が出来たなら遊びに行くので早く孫を作りなさい」


 オーロラさんが真面目に。


「はい、頑張ります」


 まだ結婚もしていないのに孫の話をする母親に呆れたのだ。


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