表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/34

死んだ心

ウル街へ着いた。街は賑やかでウォーク・アンデルとはまた別の雰囲気だった。組合で四戒の話を聞いた。


マッド研究者が居る事、そしてあの人形使いの事も。一人は宝石級に殺されていて、もう一人の能力は不明という事まで知れた。その話を聞き終わった時、クエストを頼まれた。盗賊に鉱石を盗られたから取り返し欲しいという依頼だ。昼に出発し、夜を狙って欲しいという細かい依頼だったが、気にしなかった。


一人同行人で一人旅をしていた女性の方と四人でクエストを進める形になった。


「私の名前はルーダだ、宜しくな!」


勇ましい女性だった、彼女もお金目的で来たと言う。同じ女性同士というのでサーニャと仲良くなっていた。


彼女の職業は武器創造者<クリミネイター>で武器を作り攻撃ができるという職業で、遠距離も近距離も攻撃か可能と言う万能職業だ。お互いの自己紹介も済ませたところで、目的地に辿り着いた。アジトらしき場所ではあるが様子がおかしい、声がしないのだ。


アジトに入ってみると、そこには血まみれの盗賊団達の姿がそこにはあった。その瞬間、サーニャの叫び声が聞こえた。叫び声が聞こえた所へ駆け付けるととそこにはあの四戒のマッドサイエンティストがサーニャを捕らえていた。


「てめえ!サーニャに何しやがる!」


「ケケケ、この子の本領をお前らは知らないのだ。」


男が続けた。


「この女の職業は聖者ではなく、大聖道士だ。大聖道士の胸には最も強い魔力石が宿るのだ。それを貰いに来た。」


そう男が言うとサーニャの胸の間に手を刺し、彼女から小さくて綺麗な青い石を取り出した。


その瞬間、サーニャが発狂し、気絶した。その時、自分の中の何かが壊れた。


「てめええええ!殺してやる!」


「ケケケ、お前如きに俺はやられないぞ。上位魔法:魔法壁」


剣を弾かれても相手の壁に斬りかかった、何度弾かれてもひたすらに斬った。


「この子は返すよ、まあ精神は死んでいるがね、ケケケ。」


そう言い転移した。サーニャを起こすと、サーニャは無心で笑顔にならず、何も喋れなくなっていた。目も死に、最早傀儡だった。強く抱きしめた。不甲斐ない自分に、守れなかった自分に、弱かった自分に殺意を抱いた。必ずやつを殺す。そう決めた。その時誰かに囁かれた。


"俺を委ねろ"


振り返ると誰も居なかった。ウル街に戻り、伝言魔法でルーシュを呼んだ。数時間後にルーシュが来てくれた。サーニャの様子を見て、こう告げた。


「彼女が大聖道士だとは思わなかったわ、胸の石を取られたら精神が全て無くなるの、その石を取り返さないとずっとこの状態よ。その四戒の一人のアジトは見つけているの?」


「ある程度はルーダさんが情報を集めてくれました。後は俺一人で行きます。」


「アタシらを連れて行きなさいよ」


「ウールスはすまないが、ルーシュさんと一緒にサーニャを診ていてくれないか?ウールスは防御魔法でいざとなったらサーニャを護って貰いたい。」


ウールスは頷いた。


「分かりました、お二人の健闘をお祈りします。」


ルーダと共に復讐に向かった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ