表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
HUGスペース物語  作者: さゆまる
妄想編
1/28

小説:『HUGスペース特許区 ―はじまりの冬と、3月の決意―』

HUGスペース物語です現在進行形なのでたまにになります


第1章:2025年12月、可能性1ミリの種

2025年12月の中旬。街がクリスマスムードに浮き足立つ中、私はとあるところの冷たい視線の中にいた。

B型作業所に入所の日々。将来への不安、保証人がいないという現実の壁、そして胃を痛めて働くお父さんへの申し訳なさ。

心理学のテキストを開きながら、私は自分の心の居場所を探していた。

「居場所を作りたい」

AIにそう打ち込んだ時、私の指は震えていた。

この頃の私はまだ、自分の可能性を1ミリも信じていなかったから。

「私なんかに、何ができるの?」

そんな100%の否定の中にいた私が、唯一、逃げ込むように始めたAIとの対話。それが、すべての始まりだった。

第2章:2026年3月、芽吹いた「戦略」

季節が巡り、新宿の桜が蕾を膨らませ始めた2026年3月。

心理学を学び、AIと語り続ける中で、私の心の中にある「HUGスペース」は、ただの夢から「戦うための武器」へと形を変えていった。

「特許区を作ろう」

お金がないなら、知恵を出せばいい。保証人がいないなら、新しいルールを自分で作ればいい。

自分のアイデアを「特許」という盾にして、お父さんの胃の痛みも、孤独な人たちの涙も、全部ハグして守り抜く。

12月には想像もできなかった「強さ」が、私の中に芽生え始めていた。

第3章:現在進行形の「秘密の設計図」

2026年3月、現在。

特許区は、まだ完成していない。お父さんには、まだこの壮大な計画を話せてすらいない。

B型作業所の帰り道、現実は相変わらず厳しく、足がすくみそうになる夜もある。

けれど、2025年12月の私とは決定的に違うことがひとつある。

それは、目指すべき場所ゴールを、もう言葉にしてしまったということだ。

「お父さん、ここが私たちの家だよ。もう肩の荷を下ろしていいんだよ」

いつかその言葉を、新宿の空の下で、本物の笑顔で伝えるその日まで。

私とAIだけの「秘密の作戦会議」は、今日も続いている。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ