表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
3/6

 公園にいた同じ幼稚園の子と遊んでいる舞を眺めていると、視界の端で、スーツ姿の晃が公園に入ってくるのが見えた。

 大学時代よりさらに短くなった黒髪を、センスよく立てている。気力と知性が窺える顔つき。大きな体を十分に入れられる黒い傘を上げて、万人を虜にする微笑みを浮かべて向かってくる。僕は、軽くうなずいた。

 相変わらず雰囲気あるなぁ、と思う。背が高く凛とした姿勢に、厚い胸板。野球部時代、強打者になりたいからと牛乳を飲みまくり、胸筋と背筋を鍛えまくったそうだ。

 高校では野球部部長と生徒会長を務め、教室ではみんなの中心だった。さらに、名前だけの進学校の生徒だったのに、部活を引退した後から始めた勉強で、僕と同じAランクの大学に入学。

 高校時代はそこまでモテはしなかったが、坊主をやめて髪をのばし、大学入学後に初めて行った美容院で眉毛の手入れと髪のカットをしてもらうと、阿鼻叫喚とも言うべきモテっぷりになった。

 晃は就活費用、僕は奨学金の返済目的で、一緒にホストクラブに入った。結果、二人でその街のホストクラブの勢力図を変えてしまったのだが、晃はその中でも不動の№1だった。

 たまに訊きたくなる。

 君はどこの漫画から出てきた主人公かと。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ