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第2話

******************************


質問:「どうして自殺したい人などの死にたい人は死ねなくて、紛争地域や飢餓に苦しむ人などの死にたくない人は死ななきゃいけないんですか?」


回答:

 常に死と隣り合わせている人は自殺を考える率が低いと思います。

 自殺率が高いのは安全な国です。

 死が常に自分に纏わり付いていたら、自然と死にたくないと思うでしょう。たぶん、生きる意味など考えず、生きる方法を考え続けるでしょう。

 死の恐怖は遠く、明日が来るのは当たり前、そんな状況だから、生きる意味とか本来、生物の生命維持に必要ではないものが無い、などの理由で死にたくなるのだと思います。

 「死にたい人は死ねない」のではなく、「死なないような社会だから死にたい」のです。

 「死にたくない人は死ななきゃいけない」んじゃなくて、「死ななきゃならないような社会だから死にたくない」のです。


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質問:「『好き』って何ですか?」


回答:

 誰に褒められるより、その人に褒められたくて。

 ちょっと歯車が合わなくて、会えなかったり、行き違ったりすると凹んで。

 その人にいいことがあると、本人以上にテンション上がって。

 色々知りたいことがあるのに、チャンスが来ると上手くしゃべれなくて。

 なんでも知っているような気がして、何にも知らなくて。

 挙げればキリがない。そんな感じ。


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質問:「勉強が出来るようになりません」


回答:

 申し訳ありませんけど、1人でやることにこだわらず、誰かに教わる事をお勧め致します。

 相手は、教え方の良し悪しよりも、面倒見の良さや辛抱強さなどで選んだ方が良さそうです。

 そして、小さなことでも、分かったことや気付いたことは、教えてくれている人に報告しましょう。

 教えてくれる人の励みになります。

 教わる人は1人でなくてもいいです。

 1人だと、荷が重いかもしれないです。

 人に頼るのは悪いことでは、ありません。

 感謝して、いつか恩返しすればいいことです。


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質問:「『イジメは犯罪』って言っている人は、どういうつもりで言っているんでしょうか?」


回答:

「イジメはすごーく悪いことなんだよ」

 と言いたいだけだと思います。

「すごーく悪いこと」の代表選手として「犯罪」を例に使っただけで、法に触れるとか触れないとかいう話がしたいわけじゃないと思います。

 実際、過去、イジメで逮捕された人がいないことくらい誰だって知ってますから。


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質問:「死にたいです」


回答:

 失礼ですが、あなたは「死」に何を求めていますか?

 いえ、「死にたい」とおっしゃる方の多くが、「死」全体を求めているわけではない事が多いもので。

 例を挙げますと、


 ・自分の存在を消したい。

 ・世の中全てを消したい。

 ・自分に最大限の罰を与えたい。

 ・とにかくありとあらゆるものから逃げたい。

 ・特定の誰かから逃げたい。

 ・時間を止めたい。(例えば、何かの期限が来る事から逃げたい)

 ・やらなければならない事が出来そうにないので、逃げたい。

 ・自分が死ぬことによって、誰かを苦しませたい。

 ・自分が死ぬことによって、誰かを喜ばせたい。


 挙げていくとキリがないくらいなのですが、問題は、良く良く考えると「死」以外の方法でも目的が達成できる場合が結構あるということです。

 「死ぬしかない」と思い詰められている方の話を良く良く聞いてみると、死なずに済む方法が、案外あったりするものです。

 「死」自体を求めていらっしゃる場合は難しいですが、そうでないなら代替案を探してみませんか?


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質問:「私の夢は先生になることではなくて、憧れていた先生みたいな素敵な人になることだと気づいてしまいました」


回答:

 夢=職業って誰が決めたんでしょうね?

 夢=こんな人。いいじゃないですか。

 その人たちが輝いていたのは?

 先生をしていたとき。

 だから、その人たちを追いかけて先生になったら、何か見えるかも知れない。

 そんな理由で先生を目指してもいいんじゃないですか?

(もちろん、採用試験用のよそ行きの理由も考えるんですよ)


 教育心理学にクラス経営?

 素晴らしい!

 学級崩壊していたら、授業テクニックあっても使いどころないでしょう?

 児童1人1人の心のケア、ますます重要になって行くでしょう。

 勉強教えるのはそれからです!

 そのつもりはなかったとしても、めちゃくちゃ先生に向いているのは間違いないですよ。

 まぁ、向いていることをやらなきゃいけないってこともないのも、また事実ですけどね。


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質問:「自分自身で作り出したうわべだけのキャラを演じることに疲れました。死にたいです」


回答:

 死ぬのではなく殺したら?

 そのなんだか分からない作りもののキャラを。

 見た目が変わらないと周りの人達に分かりづらいから、髪型とか伊達メガネとかなんか変えて。

 新しいキャラが分からないなら、今のキャラから引き算。

 なんか誘われたり頼まれたりして、気がのらなかったら、

「ごめん。それ、やめることにした」

 とか、

「ごめん。今度、1人で行くわ」

 とか言って断わってしまう。

 どうせ盛りだくさんなのも疲れた原因でしょうから、かなり減らしても大丈夫でしょう?


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質問:「他人をやり込めてやるのがユーモアですよね?」


回答:

 それは、ユーモアではないと思います。

 例えば、第二次世界大戦中に、シベリアで抑留されていた日本人で、生き延びた人たちの中には、牢の中に空想の美女を置いて、皆でもてなしたそうです。

 また、別の部屋の人たちは、何でもいいから、一人一つずつ、毎日、ジョークを言うことにしたそうです。

 私が思うに、ユーモアとは、潰れてしまいそうな心を笑いで奮い立たせるようなものだと思います。

 そこまで、追い詰められていなくても、泣きたいような状況で不敵な笑みを浮かべるためのものだと思っています。


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質問:「人に嫌なことをした人にはバチが当たりますか?」


回答:

 そうとも限らないと言わざるを得ません。

 世の中、理屈より確率のようです。

「人に嫌なことをした人はバチが当たる確率が上がる」

 という程度のようです。

 うまくすり抜けてしまうヤツも中にはいるようです。

 だから、自分も他人に嫌なことをするのか? しないのか?

 それは、損得勘定より、誇りにかけて決めるべきかと思います。


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質問:「世の中、不平等です。夢、かないませんでした。学校の勉強が無意味に思えます」

 まず、最初に言いたいのは、世の中は平等じゃない。

 いや、これでは、言葉が足らないな。

 世の中は、初めから平等だったわけじゃない。

 君が中学生だったとしても、小学校の社会の授業で十分習っただろう。

 昔の日本が平等ではなかったことくらい。

 ただ、時が流れただけで平等になったと思っているのか?

 大きな差別、小さな差別、本当にたくさんの差別があった。

 それの1つ1つに本当に心血注いで取り組んで、平等を勝ち取った人達がいる。

 そういうたくさんの人達のおかげで、今の平等がある。

 だから、

「なぜ、平等じゃないんだ?」

 と嘆く人がいるが、

「いや、みんな結構がんばって、ここまで平等にしたんだよ」

 と言いたい。

「今ある平等は石ころのように当たり前に転がっているもので、平等でないものは、誰かが悪いからだ」

 そうじゃないんですよ。今ある平等は、石ころじゃなくて宝石です。

 平等じゃないと思うなら、平等になるような努力をちょっとはしましょうよ。

 せめて、選挙は投票に行くとかさ。


 夢、残念だったね。

 夢は素晴らしい。

 だから、諦めるのは辛い。

 でもね、「腐っても鯛」って言葉知ってる?

 そうだよねぇ。別に、鯛が腐ったからって、メザシやイワシになるわきゃねぇ。

 間違いなく鯛だよ。

 でも、腐った鯛だ。食べられない鯛だ。

 そんなもんを後生大事に持っていてどうする?

 どんどん腐って行くだけだろうが。

 捨てちまえ。

 鯛の他にも、美味い魚はいくらでもある。

 飛び切り活きのいいヤツ釣って来いよ。

 まだ、若いんだろう?


 勉強に意味がねぇって?

 ちったぁ探したのか?

 まぁ、まだ学校で習うのはガキのオモチャ程度の入門編だ。

 見つけろって言われても、気付かねぇかもなぁ。

 ただ、ガキのオモチャも動かねぇような理屈で、車のエンジンが、宇宙ロケットが、動いたりするんですかねぇ?

 楽しませてもらおう、なんて思ってちゃ、いつまで経っても、楽しくなんかならないよ。

 楽しみってのは、見つけるんだよ、自分でね。


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質問:「他者との違いが多すぎて気になってしまいます」


回答:

 何をお望みでしょうか?

 他者との違いを感じなくなる、もしくは、違いが気にならなくなることでしょうか?

 確かに、今現在、他者との違いを大きく感じていらっしゃるようですが、もし、今、感じている違いのどれか一つが無くなったとして、あなたは、どうお思いになるでしょう?

 恐らく「まだまだ違う」と、無くなった違いのことではなくて、まだある違いのことばかり考えているのではないでしょうか?

 問題は違いにあるのではなく、違いを気にする心にあるのだと思います。

 話が飛びますが、人間と猿との遺伝子的な違いは、ほんのわずかなものだそうです。でも、そのわずかな違いは決定的なもので、人間は人間であり、猿は猿です。

 遺伝子学的に考えたとき、あなたは「人間」としては、他の人たちと、どうしようもないほど同じです。

 しかし、遺伝子型で見たら、あなたの遺伝子型に適合する遺伝子型を持つ人は、絶望的と言えるほどに少ないのです。

 何を同じとして見るか? 何を違いとして見るか? で、同じだったはずのものが、どうしようもなく違ってきたり、違うはずのものが、まったく同じだったり、考え方、ものの見方でそれらは激しく変貌します。

 もちろん、だからと言って、あなたを苦しめている「違う」という思いを、軽いものだとは言いません。それを、あなたが重く捉えている時点で、それは、とてつもなく重いのですから。

 長々とお話しして、結局、何が言いたいのかと言うと、

 あなたの違いがいくつ減っても、あなたは、まだ残っている違いの方を気にして、違うと思い続けるのではないか?

 だから、大切なのは、違いを減らすことではなくて、違いを気にしなくなることに他ならない。ということです。

 しかし、これだけの長い月日、これだけ強くとらわれ続けた思いが、そう簡単に消えてくれるとは思えません。

 もし、改善、もしくは、軽くすることが出来るとしたら、その思いを消そうとするのではなくて、「その思いと上手く付き合って行こうとする」ことだと思います。

 ろくに役にも立たないような、具にも付かないお話をいたしまして、大変失礼いたしました。


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質問:「本当に好きだけれど、諦めなければならない人がいます」


回答:

 その人の幸せを願うなら、あなたが付き合う訳には行かない。

 と言った感じでしょうか?

 だったら、つらくても、自分のものでなくても、せめてその人の幸せを願ったら諦められるのではないでしょうか?


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質問:「私は『平均』になりたかった」


回答:

 質問の趣旨に沿っていないかも知れませんが、「平均」と「普通」って話をさせて下さい。

 「平均」と「普通」って、同じじゃないんですよ。

 「平均」は、だいたい真ん中。

 「普通」は、「たいていの人がそう」っていうこと。まぁ、世間の7割くらいの人が当てはまりそうっていうこと。

 だから、まぁ、「平均」と「普通」がカブることもあるし、カブらないこともある。

 あと、どちらも、結局は、その人の体感だから、その人の経験によって、「平均」の感覚も、「普通」の感覚も、微妙にズレて来る。

 っていうのは、全部、私が考えた「平均」と「普通」の定義なので、世間一般で受け入れてもらえるかどうかは、分かりません。


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質問:「母にしつけと言ってひどいことをされました。母は悪いですか?」


回答:

「人生万事、塞翁が馬」

 という言葉があります。

「何事も終わってみないと、それが良かったのか悪かったのか分からない」

 ということわざなのですが、その「終わり」をどこにするか? で、また、変わって来てしまいます。


 今を終わりとするならば、お母さんは悪いのかも知れません。

 10年後、お母さんに感謝しているかも知れません。

 20年後、やはりお母さんを恨んでいるかも知れません。

 あなたが人生を終えるとき、お母さんを恨むのか、感謝するのか、誰にも予測できません。


 最後のときに、感謝していたら、それは良かったことになるのか。

 良かったと思う時間の方が長かったら良かったことになるのか。

 何をもってして良かったとするのかは、とても難しいですが、それを決めるのは、あなた自身でいいと思います。


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質問:「どんなものをプレゼントしたらいいですか?」


回答:

 まず、毎日使うことを要求しないもの。

 そして、今、使っているものを否定しないもの。

 例えば、マグカップは、毎日使うことを要求するし、今使っているマグカップを止めて、これを使って下さい。ってなるから、よろしくない。

 ハンカチなら、ある1日使ってもらえばいいし、他のハンカチも使えるし、プレゼントしたハンカチも使ってもらえるから、いい。


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質問:「どうして勉強しなくちゃいけないんですか?」


回答:

 うーん?

「信用してもらうため」?

 あんまりにも、なんにも知らない人には、何かを任せたくないから、知ってる人の方に任せるし。

 あんまりにも、なんにも知らなかったら、「きっと、この人、なんにも努力して来なかったんだろうなぁ」って思われるし。

 あんまりにも、なんにも知らなかったら、「ひょっとして、この人、努力したけど、バカだからダメだったのかも?」って能力も疑われるし。

 あんまりにも、なんにも知らないと、言うこともいい加減になって、「あの人、いい加減な性格なのかな?」って疑われたり。

 いろいろ疑われて、いろいろ信じてもらえない。

 だから、信じてもらうために勉強するんだよ、きっと。

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