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ょぅι゛ょ の いせかい にっき!  作者: さんさん
さんさつめ     みんな の にっき
28/28

に       えるふ と ゆめ

「そういえばウェルザンディ…あなたいつまでサクラさんの傍にいらっしゃるの?」


「ん?どーゆうこと?  はい♪さくらー♪ あーん♪」


「あ~ん♪」


「おいしい?」


「うん♪」


サラは、目の前であまっあまなウェルザンディとサクラの2人を見て、ふと疑問に思ったことを口にした。



「今はまだサクラさんが幼いからいいものの、サクラさんが大きくなったらどうしますの?

 まさかずっと一緒…等というわけにはいかないでしょう?」



「ッ!!」


ウェルザンディにとって、今まで考えたことはあるけども、考えたくはない問題。


幼女はいつまでも幼女ではないのだ…少女、女…となり、そしていつか将来の夫となる男と…。


「…………」


「にゅー?うぇんでぃお姉ちゃんどーしたのー?」


「ハッ!…ううん、ごめんなさいさくら。なんでもないわ」


「んー♪」


なんでもない、そうは言いつつもウェルザンディは一日落ち着かない様子であった。










◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆










「…姉…ん、お姉……、お姉ちゃんってば!」


「ハッ!?」


「もぉ…やっと起きたぁ…まったく、こんな日まで寝ぼすけさんなんだから♪」


「え………えッ!?」



今だ覚醒していない頭のエルフの少女の瞳に映ったのは、 "絶世" まさにその言葉が当てはまるような美少女だった。


艶々の真っ黒な髪、くりっとした大きな瞳、ぷるんとした瑞々しい肌、身体は細いのに、出るところはしっかりと出ている。


「朝御飯、今日で最後だから、ちょっとゴージャスにしてみたんだぁ♪」


フリフリのエプロンを着た絶世の美少女は両手を後ろにくみつつ、かわいらしい仕草で喋る。

その動き一つ一つがホウッ…と息をついてしまいそうな程かわいく、美しかった。

それはエルフの少女にしても同じことで、彼女も思わず見蕩れてしまっていた。



「んぅ?お姉ちゃんどうしたの、今日はちょっと変だよ?」



フリーズして動かないエルフの少女に、絶世の美少女が首を傾げて近づく。


あどけないその顔は純粋無垢、キラキラお目目にサラサラの髪………エルフの少女は、そこにありえないはずの既視感を抱いていた。



(私はこの顔を知っている、知らないはずがない、わからないはずがない…けれどわからない…っていうかやばいいいいい!かわいすぎる!綺麗すぎる!ヤバイ顔がにやけてとまらない!)


エルフの少女は必死に表情を変えまいと努めていた。


(そ、そうだ…それより早く起こしてお水をあげないと…!)


そう思うや否や、エルフの少女はすぐに服をはだけて胸を露出した。


しかしそこで彼女は気づく、いないのだ。


いつも一緒に寝ている、横にいるはずの大事な、大切な幼女が。



「え………?」



血の気が引くとはまさにこのこと、エルフの少女は一瞬で再フリーズしてしまった。


そして…



「あ~懐かしいなぁ♪そういえば昔は毎日お姉ちゃんのお水飲んでたよね♪

 うんうん、今日で最後だし…いただきまぁす♪」


そういうと絶世の美少女はエルフの少女に抱きつき、一緒になってベッドへ倒れこんだ。


エルフの少女は混乱した、そして興奮した。

絶世の美少女が自分を押し倒したのだ、興奮しないわけがない。


「んにゅ~♪いい匂い…柔らか~い……やっぱりお姉ちゃんのおっぱ○…最高だよぉ…♪

 それじゃあ…いただきまぁす♪」



ぱくっ♪



絶世の美少女が自分の胸の先端を口に含む。

エルフの少女にとっては、その文章だけでも気絶ものであった。

さらにそれが現実となって自分を襲うのだ、自分の感覚が、美少女の息遣いが、指が、唇が、舌が、自分の胸を通してその全てが脳へと送り込まれる。





「はああああああああああああん♪♪」




処理限界を超えたエルフの少女は鼻血を吹き出し、そして気絶した。




「ちょ!? ウェンディお姉ちゃん!? っって鼻血!?

 サラお姉さんー!すぐきてええええ!!」




……

………

…………

……………

………………





「全く、貴方はいつまで経っても迷惑ばかりかけますのね!

 今日はサクラさんの晴れ日だというのに…」



その言葉に、ウェルザンディは目を丸くした。

薄々は気づいていた、けれど気づきたくなかった現実。



――目の前の絶世の美少女が、サクラであるという現実。



「…さく……ら……?」


「うんー? どうしたのウェンディお姉ちゃん…ほんと今日なんか変だよー?」



(落ち着け、落ち着くのよ私…!これはさくら!つまり浮気ではないのよ…だから見蕩れたって問題ないッ!)


なぜ幼女が少女になっているかの疑問ではなく、浮気となるか否かの問題のほうが、ウェルザンディにとっては大きかった。


(あどけない、幼いさくらは最高だったけど…これは…これでッ!!!!)



「あああ!さくらあああああああああ!」



一瞬で欲望が限界突破したウェルザンディはサクラに抱きつき頬摺りを始めた。



「ああん、だめだよお姉ちゃん! お化粧落ちちゃうって!」



「さくらさくらさくらああああ…レロレロレロレロレロレロレロ…」



「いい加減になさいましぃ!」



――バカアン!



サラの岩山をも両斬するチョップが炸裂する。


「あぐうううううううう!なんだか前より痛い気がするうううう!」


ゴロゴロと床を転げまわるウェルザンディを横目にサラがさらっと告げる。


「まったく、今日はサクラさんの晴れ日だと言ったでしょう!朝から手間をかけさせないでくださいまし!」


「あれ…あんたそんなに皺多かったっッグエエ!」


再度チョップが炸裂する。


「ええ、ええ!誰かさんがずううっとストレスをかけてくださってますからね!」


「…ところで晴れ日って?」



「………貴方はまた……もう何度目ですか、いい加減お認めなさいな。

 今日はサクラさんの結婚式でしょう?」



「え?…私と?」



「そんなわけないでしょう、もう…この前ようやく折れたと思ったら…」



「え…?………え………(さくらが…?結婚?誰と…?…理解できない、理解したくない…)」



しかし彼女がどれだけ考えても、現実はそれが事実だと教えている。



「やだあああああああああああ!!やだやだやだやだ! やだもんやだもん!さくら結婚しちゃやだああ!やだああああ!びえええええええええ!」



「お姉ちゃん…」



サクラの悲しい瞳がウェルザンディへと向けられる。


そしてその瞳を見たウェルザンディはさらに鳴き声を大きくした。



「行きましょう…サクラさん、もう時間がありませんわ」



「う、うん…」



「やだああああ!ざぐらああああ!いがないでえええ!」



部屋を出ようとするサクラ達に対し、必死に手を伸ばす…が、届かず…扉は静かに閉められ、彼女の意識も落ちていった。








◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆









「…姉…ん、お姉……、お姉ちゃん!」


「ハッ!?」


「もぉ…やっとおきたあ…おあよー♪」


「さ、さく…ら…?」


それはウェルザンディが愛してやまない、いつもの幼いさくらだった。


「…ゆ、夢オチ…! よかったッ! よかった…ッッ!」


「うぇんでいお姉ちゃんどーしたの?」


「なんでもないわ!さくら! さあさ、お水飲みましょうね♪」


「んっ♪」




ちゅうちゅうと吸う幼女の頭を優しくなでながら、ウェルザンディは考える。



(なんて夢よ……絶対サラが変なこといったせいだわ……けど、大きくなったさくらも…良かった…だけどやっぱり幼いさくらが最高よ!!

 そして結婚なんて認めない!認めないわ!

 さくらはずっと私と一緒にいるのよ!!

 ふふふふ…これも精霊様のお導きね! つまり! こうならないように夢を持ってガンバレってことね!)



ここに精霊様がいたら全力で首を横に振るだろう。



(このウェルザンディには夢があるッッッ!!)



ただしそれは決してヒトには言えない夢。


そう、なんかこう…色々な意味で。






□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

■ 基本情報

  名前  ウェルザンディ・ラ・ミゼル

  性別  女

  種族  耳長族

  年齢  24歳

  職業  ハンター(Dランク)


■ ステータス

  レベル 25   

  HP  170

  MP  400

  筋力  15

  速力  43

  魔力  220

  精神  580  

  運   69


■ スキル

 □通常スキル

  風魔法 レベル1

  水魔法 レベル1

  弓術  レベル1

  毒耐性 レベル3

 □固有スキル

  精霊の祝福(小)

  運気上昇(中)

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

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