いち 女神 と ょぅι゛ょ
白い白い真っ白なセカイ。
ソコにおわすは白と赤の服を着た絶世の美女。
ソレだけしか居ないはずのソコに、ソレ以外の声が響く。
「ちーっす」
「あれオーディンさん久しぶりですねぇ」
「ああ、最近イシスさんとこのセカイにはまってて、やっぱ皆で見るとおもろしろいぜ」
「あーイシスさんのセカイって確か騎士王物語でしたっけぇ…そういえば私も最近見てないなぁ…今度溜まってる分見せてもらおっと♪
ところで今日はどうしました?」
「いやいやたまには顔だしとこっかなーと思ってですね。
あとまだupされたの見てないんですけどアマテラスさんとこの例のょぅι゛ょはどうなったかなと思って、魔王とまでは行かずとも幹部あたりはぶっとばしたり?」
その言葉を聴いて、美女はギギギと首を横に向けた。
「あ、あれ…もしかして…」
「…………」
微妙な空気を察して逃げるように帰ったオーディンが去った後、アマテラスの顔に暗い笑みが浮かんだ。
「かくなる…うえは…」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「んにゅ…ここあ……」
「ドーモ。*****さん。アマテラスです。」
「アイエエエエエエエエ!?メガミ!?ナンデメガミ!?
どうでもいいけど女神ってカタカナで書くとメガネみたいだね!」
「ほんっとどうでもいいですね、*****さん。 お久しぶりです。」
「あ、ああ…久しぶり…です…っていうか何故自分はここに…?」
「今日はちょっと貴方に文句の一つでもいってやろうかと思って、貴方が寝ている間にこちらのセカイに呼んだんです。
ああ安心してくださいね、貴方が居るセカイは平穏ですので。
あなたがだーい好きな、ウェンディお姉ちゃん♪ も無事ですよ」
「っゴフウウ!」
*****は吐血した。
魂の吐血だった。
自分がょぅι゛ょになって、性別が変わって、年齢も幼くなって、精神年齢もそれに見合うようになってから、あのセカイでしてきたことの記憶が全て、今頭の中に流れ込んできたからだ。
「はいはいーあまえんぼうでちゅねー♪起きたらすぐお姉ちゃんのおっぱおでちゅか~♪」
「やめてくれ! いや、やめてくださいいいい!!」
言うなれば自分が幼児プレイをしてきた映像を頭の中に流されたようなものだった。
あちらのセカイにいる間は絶対幼女のスキルのせいや退行化のせいもあって何の疑問にも思わないはずではあるが、今このセカイにおいて*****であった頃の魂が主体となっている現在ではそうもいかない。
それから*****はしばらくの間身悶えたのだった。
「ハア…ハア…くそう…もういっそ殺してくれ…」
「ふふふ、貴方のその苦しそうなところが見れただけでも呼んだかいがあったというものです」
「このドエスめ……」
「あらあら、セカイ中の神様はみーんなドエスですよ? わかってなかったんです?キセキもキボウもないんですよ」
「わけがわからないよ……………それで…一体何の用なんだ」
「ええ実は…、とその前に前もって言っておきますね。
まず、ここに呼んだことの記憶は一切残りません、まあ残そうと思ってもそもそもょぅι゛ょのスキルのせいで消えてしまうか、『めがみさまにあった~♪』みたいに都合よくしか残りませんがね。
ここに呼んだのはあくまで私の個人的な、そう極々個人的なストレス解消のためです!
*****さん、確かに私は貴方に好きに生きて下さいと言いました。
ええ言いましたとも…けどね、その前にゲームの話したじゃないですか!
神友の皆で遊んでるって!見合ってるって!
イシスさんのところなんかね!
身分の低い平民が騎士になり、そして騎士王へと向かっていく、山あり谷ありの成り上がりストーリーなんですよ!
連日連夜色々な神が生で見ようと集まってるんですよ!!!」
「お、おう…(イシスってなんだっけ…エジプトのほうの神だっけ)」
「ソレに比べて私のセカイ! 最初は皆面白がって見に来てくれてたのに!
今じゃ私以外誰も見てない!
別にいいんですよ!?ょぅι゛ょな貴方かわいいし!癒されるし!なんかAVみたいに地味に再生数とかは多いし!
っていうかまじでかわいすぎだし!
けど、けどですよ!
始まりの町からすら離れていないってどういうことですかああ!!!!」
アマテラスの魂の叫びが木霊した。
神様達の間にはKAMIKAMI動画と呼ばれる情報セカイが存在し、そこに様々なものがアップロードされている。
アマテラスも勿論アップしており、再生数やお気に入り登録数は飛びぬけて多くもないが、しかし少ないというわけでもない、むしろ平均よりは上といえるほどだった。
しかし生で一緒に見てくれる神がいない。
アマテラスは一緒に飲めや騒げやと楽しく見たいのだ。
しかしアマテラスのセカイの主人公…ょぅι゛ょは癒されこそすれ、熱く燃えるような展開は全くなかった。
再生もなんかこう、癒されたい時とか1神でまったりしたい時とかがもっぱらだった。
だからアマテラスのセカイを見ているのは、いつも彼女だけだった。
「だからこうして貴方を呼んでちょっとストレス発散したのです!」
「ソ、ソウデスカ…」
*****はなんともいえない表情だった。
怒られているのか褒められているのかよくわからなかったからだ。
「ええとほら、ちょっとセカイに干渉してみるとかは?」
「セカイに干渉はしないって最初に言ったでしょう。
というか、なんかもう貴方の絶対幼女スキルとかが、わけのわからない方向に強くなりすぎて…最早私では直接干渉できないんですよね」
「ょぅι゛ょまじパネエ…」
「はあ、まあもういいです。
そろそろあちらのセカイの朝がくるようです。
貴方もそろそろ勝手に戻る頃ですよ」
「あれ、そういえば体が透けてる」
「ではまあ、もう逢うことも…っていうかここでの記憶はなくなるので意味はありませんが…」
「意味はあるさ。」
「え?」
「確かに記憶は消えるかもしれない、けど事実は消えない。
意味だってある。
アマテラス様……俺、あっちのセカイですっごい幸せです。
毎日、楽しいです。
だから……」
最後はもう、時間切れのせいか*****なのかょぅι゛ょなのかあいまいな存在になっていたが、それでもその言葉はしっかりとアマテラスに届いていた。
―――ありがとう ございましゅ♪
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■ 基本情報
名前 アマテラス
性別 女
種族 神
年齢 ???????????歳
職業 神
■ ステータス
???????????
■ 装備品
???????????
■ スキル
□通常スキル
?????????
□固有スキル
?????????
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