あとがき
夢中で書き続けてきた常闇の魔女ですが、この度ようやく完結を迎えることができました。
この話を書き始めたのが、2012年の冬ですから、いつの間にか一年半以上が経過したことになります。
あらためてその月日を思うと、何だか感慨深いです。
さて、主人公二人の結末につきましては、本編を読んでいただいた通りです。
もともと、常闇を始めた時、ユーリがラズフィスの傍で生きることを決めるまで、の話を書くつもりでいました。
導入部と結末は最初から決まっていたようなものですから、様々なご意見をいただきながらも、思う通りに終えられたと思います。
今後につきましては、常闇の関連作品として、ユーリの過去話を一つ、考えているところです。
ただ、今作で出てきた人間は当然産まれていませんので、ほぼ別物になるかと……。
続編という点では、ぼんやりとしたものがありますが、こちらも、今作とはだいぶ異なるものになりそうです。
ですが、せっかくですので、いつか日の目を見せてあげられれば良いなと思っています。
ひとまず、暫らくお休みして、たまっている本を読みふけり、放置したままのもう一つの作品に手をつけつつ、時折常闇こぼれ話を更新していきたいと思っています。
最後になりましたが、今まで常闇の魔女と、作者にお付き合いいただきありがとうございました。
飽きっぽい作者が最後まで続けることができたのも、ひとえに常闇を読んで下さる皆様がいたからだとおもいます。
本当に、ありがとうございました。




