訓練
―――伊藤隼人side―――
今日はいつも通り訓練がある。
だが今日はいつもと違い騎士の人たちに教わるのではなく、この街の冒険者達から教わる日だ。
冒険者、魔道士、迷宮探索者からSランク以上の手練が教えてくれるらしい。
因みに今の僕のステ―タスは
名前 ハヤト・イトウ
年齢 17歳
種族 人間Lv55
HP 6500/6500
MP 6500/6500
力 6500
耐久 6500
器用 6500
俊敏 6500
魔力 6500
スキル 鑑定の魔眼Lv10 剣術Lv5 魔力操作Lv6 5属性魔法Lv3 光属性魔法Lv5 闇属性魔法Lv4 無属性魔法Lv5
ユニークスキル Q&A 五感強化
称号 異世界転移者 勇者 器用貧乏
こんな感じ、ステータスを見るたびにゲームみたいだなって思う。
そしてしばらく素振りをしていると人が入ってきた。
まず騎士団長さんが入ってきて、イケメンな人、そこそこ美人な人、筋にk・・・力がありそうなおじさん、ごく普通のおじさん、そして・・・え!?淳哉さん!?あの人冒険者とかそういうのやってたの!?
イケメンな人が口を開く。
「勇者の皆!今日は僕達が君たちを訓練する!まずは僕達が自己紹介をするよ!僕は―――」
それから自己紹介があった。それぞれ
イケメン ラインハルト・レイアンス 冒険者ギルド所属Sランク
美人 リース 魔道士ギルド所属Sランク
おじさん(筋肉) ガハルド 魔道士ギルド所属SSランク
おじさん(普通) アレス 迷宮探索者ギルド所属Sランク
淳哉さん 迷宮探索者ギルド所属SSSランク
こんな感じだった。筋肉のおじさん・・・魔道士ギルドって・・・しかもランク高いし。
それで淳哉さんはランクがおかしいよね・・・
早速訓練にはいる。筋肉のおじさんは魔道士ギルド所属なのに剣を教えるらしい。淳哉さんは魔法か・・・凛さんに会いたかったのかな?
―――触手side―――
俺は今ラインハルトとリースと共に凛を含む魔法特化な勇者達の前にいる。
「皆は普段訓練でどんなことをしているのかな?」
ラインハルトが聞くと勇者同士で見せあったり宮廷魔道士達に相手をしてもらって戦ったりただひたすら的に向かって魔法をぶっぱしているということがわかった。
まぁ魔法を上手く使えるようになるにはただひたすら魔力ステータスとスキルを上げるしか無いしな。あとどのタイミングでどの魔法を使うかっていう判断力も必要だな。
それを考えると戦うのが一番いい気がするな・・・
「リースさんとジュンヤはどうやっていたんだい?」
おいラインハルト、リースはさん付けで俺は呼び捨てかよ、まぁ両方呼び捨てにしてる俺が言えることじゃないが。
「私は魔道士ギルドの先輩に指導してもらってたわ」
「俺はただひたすら実戦だったな」
俺の発言に少し引かれた気がする・・・
「ま、まず僕とリースさんとジュンヤに別れよう。人数が同じになるように分かれて!」
ラインハルトがそう言うと殆どの勇者が俺の方に・・・
リースには男の勇者が行ってたりするがラインハルトには・・・行かなかった。
それから5分ほど掛けて別れた。もちろん凛は俺のとこだ。
そして闘技場みたいな場所に行き、ラインハルトグループ、リースグループ、俺グループに分かれて固まった。
「よし、まず最初に強い魔法使いになるために必要なものを言うぞ。まず1つ目、MPだ。
当たり前だがMPが無いと魔法を撃つことが出来ない。それに少ないと何発も魔法を撃てないし強力な魔法を撃つこともできない。そんで2つ目、魔力ステータスだ。
これが低くても魔法を撃つことはできるが威力がダメになる。弱い魔物だったらいいがお前らが将来戦う魔王とかには全くダメージが入らない。んで3つ目、スキルだ。
火属性魔法を撃とうとしても火属性魔法を撃てるスキルがないと撃てない。後魔力操作は最低レベルが1でもあれば魔法を撃つことはできるがこれが高ければ高いほど魔法の威力が高くなって消費MPも少なくなるし詠唱速度も早くなる。あと無詠唱は最終的に必須になる。最後、どのタイミングでどの魔法を撃つか判断する判断力だ。
当たり前だが魔法使いは魔法を撃つためにいる。だが撃つだけだと前衛の邪魔になる。だから判断力が必要になる」
最後の判断力についてはこいつらに一番足りてない。ここにいる7割程度が迷宮10階層のボス戦の時、焦って魔法を何も考えずぶっ放した結果味方に当たったり敵に当たらなかったり即魔力切れを起こしてダウンしたりしていた。
「だがこれらをまとめて、効率よく鍛える方法がある。それは・・・実戦だ。
実戦ならレベルを上げてMPだと魔力ステータスを増やせて魔法を撃つことによりスキルレベルも上がる。あと判断力を上げるにはこの方法しかない。
・・・まぁ実戦っていうか魔物を狩りに行くのは午後からのみって言われちゃってるから午前中はスキルレベルを上げるしか無いな」
「スキルってどんなのを鍛えたらいいの?」
凛が聞いてくる。良い質問だ。さすが俺の妹!
「まず魔力操作、5属性魔法、光属性魔法、ここまでは必須だ。後詠唱短縮、できれば無詠唱は近いうちに必須になる。あると便利なのはMP節約、MP高速回復、並列思考、って感じだな。
魔力操作、5属性魔法、光属性魔法は魔法を撃ってればいい。MP節約とMP高速回復は限界ギリギリまでMPを消費すれば習得できる。後は意識して頑張ってみるしか無いな。よし、早速訓練開始だ。質問があったら俺に聞きに来い!」




