新しい日常①
世の中には色んなタイプの人間がいる。
勉学が得意な人間もいれば、スポーツが得意な人間もいる。
趣味に没頭する人間もいれば、だらだらするのが好きな人間もいる。
千差万別、十人十色というやつだ。
さてさて、では俺がこの数週間で経験したあいつらはどうだろう。
千差万別ということわざだけでどうにかなるものだろうか。
みんな違ってみんな良い みたいな国語の教科書的な内容の中にあてはめる事ができるの
だろうか。
約束をすっぽかされてからの次の日は、流石に津崎につっこみをいれたのだが、
あいつからその話がむしかえされる事もなく、なんだかんだで1カ月の月日が流れていた。
定期的に彼らの一部から「線」があるものの、ぼっち飯画像であったり、ぼっちな自虐であった
りと、一部ではないな魚のやつのつぶやきコーナーと化していたグループからは颯爽と退出した。
全ては無かった事に。
そう、なかった事にすれば何も問題は無かったのだ。
なんで俺には彼らの能力が見えるのか?なんて深く考えていた自分はまだまだ中2的なにかに
毒されていたのだろう。よくよく考えてみれば、その現象もあれは津崎の母親の自演なのかも
しれなかったのだから、もう少し冷静になってれば良かったのだ。
全ては無かった事に。
俺の生活は普段通り。可もなく不可もなく、大多数の人間が行っている日常に。
再び身を投じたのだが。
まさか
「っしゃあああああ!!!!ファイヤーーーーぼおおおおおおおる!!!!!!」
「威勢だけはいいのだけれど、私のアイスウォールはそんなちゃちな火ではやぶれないわ」
このくそめんどくさいやりとりの渦中に入らないといけないとは思ってもみなかったのだった。




