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正しい世界の護り方  作者: 龍蓮泉
第1章
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序章-はじまり

思いっきり見切り発進です。更新が遅れる可能性大ですが、生温かい目で接してやってください。作者は話を膨らませるの苦手です。(見栄はりました。ヘタです。)できれば、完結できるように頑張ります。

「明日、世界が滅んだらどうする?」


 本を目で追いながら気だるげに呟いた友人の顔が、問われた内容よりも何故か印象的で忘れられなかった。





 あたしは、火宮愛実(ひみやあゆみ)です。先月高校入試が終わり春休みを満喫中の至って中学生です。(まだ中学生です!!3月終わるまではっ!!)

合格発表も無事に乗り越え(受かってましたよ♫)、友人と共に借りた本を返しがてら新しい本を物色中です。

 隣で返した本の続きを読み始めている相手は、同じ高校に進学する予定の小学生以来の友人です。天才児として近所でも有名な彼女は超有名な私立高校の特待生の座を蹴っ飛ばし、何故かあたしと同じ公立高校を選んだのだった。

一度彼女に理由を訪ねてみたのだが、「つまらないから。」という返事しか返ってこず、あたしの疑問を解消してくれる気は無いようだった。


「まだ?」

「もうちょっと待ってて!」

「早くして。視線が鬱陶しい。」

「……ごめん。」

 確かに先程からチラチラ見てくる人の目が気になる。


 あたし達は美人だ。自分でいうとナルシストみたいだが事実なので認めておく。だって中学時代他校の生徒がこの顔を見るために校門で待ち伏せしていたことが何度もあった。(生活指導の先生に追い払われていたが。)

 だからといって調子には乗れない。だってこの顔で得したことはあるにはあるが、損したことも数多くある。冷静で凛とした美人の友人と違い、どちらかというと愛嬌があり、愛らしい顔をしているあたしは変な人によく追いかけられる。(アイドルじゃないっての!!)

また、学校内でも知り合いと出かけた先でも、この顔に似合わない立ち振る舞いをすると「意外~。」とか「似合わないよ~。」など、ほっといてくれと言いたくなるようなことばかりである。

知り合いだけならまだしも見ず知らずの人が、勝手に幻滅していくのを横目に見るものもどこにいても見られているようでうんざりだ。気が休まらない。


 この顔はきっと父に似たのだろう。遺影の母とは似ても似つかない。

あたしは父の顔を知らない。母の顔も遺影でしか知らない。母はあたしが生まれると同時に死んだため、祖父母の話の中の話でしか母を知ることができなかった。話によると、母は気の強いお人好しだったという。ある日突然、子どもができたようなので産ませてほしい。と言われたときは驚いたそうだ。(当たり前だが。)

 すったもんだした挙句、結局はあたしを産む方向に話がまとまり、妊娠中の手伝いや産後の準備をして、あたしの誕生を待ち構えていたら、母が死んだ。16歳だった。

至って普通の母にちっとも似ていない、娘の命を奪ったも同然のあたしをそれでも愛情深く育ててくれたのは、祖母だった。祖父は、当初受け入れられなかったそうだが、生前の母の言葉を思い出したそうで(なんと言っていたかは教えてくれないが)、なんとか愛情を向けることができるようになったと話してくれた。

 父のことはわからない。母は、一度も父の素性を話さなかったという。ただ愛している人なのだ。とだけ言っていたそうだ。


「もういい?」

「もうちょっと待ってて。前有ったとこにないの。」


 ため息つきつつもあたしを待っていてくれるつもりのようだ。厳しい事も言うけれど、喋る事なく伝わる優しさが心地いい。

二人を巡り合わせてくれた幸運に感謝しつつ、急いで本を探していたら、


「明日、世界が滅んだらどうする?」





やってしまった。。。

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