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第一部 序

初投稿ですよろしくお願いします

 地上より遥か深く、遠い地──魔界。


 魔素に満ち、血と誓いが土に染み込む世界。


 天道歴八〇〇〇余年。


 魔族(ヴァルム)、黒のヴァーレス家。

 若き黒狼兄弟、レイゼンとヴァイレンは立ち上がった。


 世は乱れていた。


 賄賂は法となり、

 腐敗は徳と呼ばれる。


 金を冠する王朝、アレス家。

 富で魔界を縛り、血より重いと信じた一族。


 だが、賄賂で固めた兵は戦を知らない。

 恐怖も、誇りも持たぬ者たちは、

 本物の戦意の前で崩れた。


 ヴァイレンは先頭に立ち、黒角を血に染める。

 レイゼンは後方で盤面を動かす。

 一手も無駄にせず、王城を包囲した。


 そして――

 黄金の玉座は血に濡れた。


 黒は、止まらない。


 レイゼンは戴冠する。

 黒耀城、玉座の間。


 魔界に、新たな魔王が生まれた。


 その名を――

 レイゼン・ヴァーレス。


 この時、まだ誰も知らない。


 この戴冠が、

 魔界だけでなく、

 やがて宇宙すら巻き込む物語の始まりだということを。

最後までお読みくださりありがとうございます。

設定とか暦とかはただの雰囲気なんでふんわりで大丈夫です

魔族と魔王側のお話です。


面白い、続きが気になると思われた方は、ぜひ下にある【☆☆☆☆☆】評価&ブックマークで応援をしていただけると嬉しいです。

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