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暫く土下座で謝罪し続けていた大助だったが、亀が何も言わなくなったのを不思議に思い、ふと顔を上げてみた。
亀はじっと大助を見つめている。大助も亀の顔をじっくり観察してみた。
よく見ると愛嬌のある顔をしている。つぶらな瞳で低い鼻、少しへの字の口元。
そう、それはまるで……。
「て……天誠?。」
5ヶ月の次男、天誠ソックリだった。
「???。」
亀は不思議そうに大助を見ている。
「天誠……てんまぁぁぁっ!!。」
大助は涙を流しながら、亀に抱きつこうとした……が。
ービシッ!!
「違うっ!!。」
「いってぇぇぇっ!!。」
亀に平手打ちを喰らった。
亀はフンと鼻で鳴きながら、大助を見た。
「お主、この世界の者じゃないな。何処の世界から来たのじゃ?。」
「何処って……日本から……。」
「ニホン?。」
「地球から……。」
亀からの問いに、大助は俯きながらポツリポツリと呟くように答えた。
「ふうむ。……で、てんまというのは何じゃ?。」
亀のこの問いに、大助は顔を上げた。
「天誠は……まだ産まれて5ヶ月の俺の息子で……名前を呼ぶとニッコリ笑ってくれて……毎日一緒にお風呂に入ってあそんで……。」
亀に話しながら、大助は涙が止まらなくなった。
(天誠……天誠……会いたいよう)
大助は天誠を想って泣いた。
亀はそんな大助を見ながら、ボソリと呟いた。
「……会いたいなら帰ればええのに。」
「……は?。」
大助はポカンとした。
「いや、だから帰ればええのに。」
「えっと……帰れるの?。」
大助の問いに、亀はニヤリとしながら答えた。
「当たり前じゃ。わしに不可能はないからな。」




