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ドラゴン食べちゃった  作者: よもぎだんごろう
12才 竜の帝王
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すれ違い

タルム村の南と西は村を囲むように針葉樹の林があって僕の家は西の森の入り口に建っている。

僕の家の前で村から来た道は急に細くなり林の中をまっすぐシロノ川に沿って続き1時間ほど歩くとチカツの森に出る。ここが僕の狩場です。チカツの森は遥かかなたのトクツ山脈まで続き、そこから先は誰も言ったことが無いので分かりません。トクツ山脈は竜のすむ山で、人が越えることは出来ないんです。


それにしても、何もいない。と思って帰ろうと歩いていたら、角を曲がったところに、黒い 魔獣。

胸にあったかい何かがして、爆発しそうにドキドキしかけた心臓がすっとおちついた。

ぼくは何事も無いように弓を肩にかけたまま歩き続けた。

向こうから歩いてくる体長3メートルくらいの狼のような黒い魔獣とすれ違った。

ぼくはこちらを見つめる魔獣の気配を感じながら、きわめて平常な心で歩いて  いけた。

機械仕掛けのように自分の家に戻って、ドアを開けて、ベッドに、倒れこんだ。

こわかった~。


肉食型の魔獣はお腹がいっぱいの時には相手の強さがわからないときには無駄に襲ってこないけど、少しでも相手が怯えれば襲ってくると、おじいちゃんが言ってたのを次の朝に思い出した。

その日一日何も出来なかった。


猪を獲りに行かなくっちゃ。あいつがまた出たらどうしよう。

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