表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
294/382

No.294:1球の重み

余語『北頼の敗因をあげれば…案外たくさんあるかもな。』


北峰『当然ながら1番はあの山縣のエラーだけど…』




余語『自責点は最後以外の2点は三宅だ。青馬は満点に近い投球をした。』

北峰『もうほんと、それだよね。満点に“近い”投球だったよね。』






余語『…あの1球だな。』


北峰『何回かは忘れたけど、なめて大場に投げたど真ん中のストレート。』


余語『打たれはしなかったがあの気を抜いた1球がなければ北頼の吉峰監督も続投しただろう。野球にタラレバ言ってもダメなことは重々承知してるが、あれがなければ青馬が完封していた可能性が高い。』


北峰『実際、青馬のリリーフの三宅が投げた外角へのフォークが最後の松坂が打つ布石になってたわけだしね。』


余語『山縣や、他のやつも、ミスしたくてミスしてるやつなんか、当然ながら一人もいねえ。でも、1番防げるミスをしたのは青馬だよ。』



“あの油断した1球で…すべて決まっていたのかもな。”







ピリリリリリリ!!!




桜沢『誰だよ。』


余語『電話か。』


桜沢『はい、もしもし?あ、頭也。おひさー。え、おう、おう、りょーかい。わかったよ。お前ら抽選の日に会ったんだってな?いいなー俺も連れてけよ。おう。んじゃあな。』



プツン



余語『誰から?』


桜沢『あぁ。頭也から。あ、赤嶋頭也のことね。なんか明日の決勝、南阪のやつら7人で甲子園で観戦しよーってさ。ってことで今から行ってくる。』


余語『突然だな。まあ、俺らは明日もいつも通りこの寮の食堂のテレビから観戦するわ。』


北峰『いってらっしゃーい。』








『今日の最後の、どのような気持ちで打席に入ったのでしょうか?』


松坂『気合いっす。打つことしか考えてませんでした。』


『明日の決勝、相手は今日都立光山高校に勝った啓稜学院ですが?』


松坂『北頼高校も素晴らしいチームでした。そのチームに勝てたんで、なにも臆することなくいけばいいと思います。』


『明日も松坂くんのバット、期待ですね!』


松坂『はい。期待しててください。』







副島『ホテル戻ったらケアして風呂入って飯食ってミーティングな!!』


『『はいっ!!!』』




鬼頭『…。』






“鬼頭博行!!必ずお前を倒すからな!!”






鬼頭『俺ももっと…頑張らないとな…。』



“待ってろ青馬。今度は絶対勝つ。”








ちょっと期間が長くなっちゃったんで

北頼vs邦南をもう一回見直すのもいいと思いますm(._.)m

読んでくれてありがとうございますm(._.)m


お気に入りが増えていくの、本当に嬉しいし、書いてて良かったって思えます!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ