表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
273/382

No.273:爆肩

ビュゥゥゥッッッッッ!!!




小宮(初球からインハイ!攻めてくるね!)




カーン!





《初球はファール!》




夏井(初球から振ってきたか。)


青馬(しかもそのコースを。)




小宮(この打席、簡単に主導権は握らせないよ。思い通りになんかさせてたまるか。)





ビュゥゥゥッッッッッ!!!





小宮(またインコース!)



夏井(よし!)




カクゥゥッッ




小宮(カットボール!!)



青馬(かかった!)




カーン!





《ファールボール!!ファール2つで追い込んだ!!》





小宮(簡単に追い込まれちゃった…。でもここがこのバッテリーの凄いところ…。)



夏井(投げ急ぐ必要もない。)





青馬(じっくりいくぞ。丁寧に丁寧に。)




ズッッバァーーーッッンッ!!!




《3球目は外にはずしてきました。これでカウント2ストライク1ボール。》



小宮(何で来る…コースはもちろん…球種だって何で来るか…。)




夏井(圧倒的有利だ。さぁ悩め悩め。こっちはゲッツーよりも三振がほしい。)




ビュゥゥゥッッッッッ!!!





小宮(外角!!)




カァァクゥゥッッ!!





小宮(縦スラ!?ここで!?)






青馬(まず1つめっと。)



小宮(ここで三振したら…流れが掴めないんだよ!!)




カーン!



夏井(この場面で青馬の縦スライダーを当てた!?)




《打った!!打球はボテボテ!ショートの山縣やまがたが前進してセカンドにトス!一塁は…セーフ!!セーフ!!小宮、懸命に走って一塁はセーフ!これでワンナウト一三塁!!》



青馬(まさか俺の縦スラを追い込まれて当てるなんてね。)



夏井(投手としても非凡なものを持っているが、打者としてのセンスもかなりのものだな。)



『2番、ライト、副島そえじまくん。』





青馬(さてと、3番の大場に回さないためにもここはゲッツーか?)



夏井(当然だ。)





副島(ここはゲッツー狙いでくるだろ…?)




夏井(とにかく低めに集めろ。)




ビュゥゥゥッッッッッ!!!





副島(まん中!!)





夏井(バーカ。)




カクッッ!





副島(なに!?)



青馬(カットボールでした~。)




副島(いかん!差し込まれてゲッツーになる!いや、だったら打ち上げて…!)







カキーン!!





副島(よし!思った以上に押し込めた!!)


青馬(詰まらせたのにあんなに飛ばされた…。)



夏井(アイツの肩なら五分五分ってとこか?)




《打球はセンターへ!!風岡は定位置やや後ろ!!三塁ランナー慶野はタッチアップの体勢!》




パシィッッ!!



風岡『死んでもらおう。』



鬼頭『行くなぁぁ!!!!』





慶野『!?…博行先輩!?』






ビュゴゴォォォゥッッッッッッッ!!!!!





《これは―――――――》




ズバァーーーッッッーーーッンッ!!!





《も、物凄いスロー!!三塁ランナーは突っ込まなくて正解でした!!!しかし一塁ランナー小宮は二塁へ!!これは好走塁!!ツーアウト二三塁!!》




風岡『鬼頭の仕業か。』



鬼頭『あんたの爆肩は頭に入ってますよ。キャプテン。』












評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ