No.260:威圧感
都立日野高校には甲子園でてほしかった(>_<)
都立の星
『1回の表、北頼高校の攻撃は、1番、サード、氏神くん。』
西口(俊足好打の1番氏神。)
小宮(恐れることはない。いままで色んなバッターと対戦してきた。水仙、鳴島兄弟…この辺のほうがよっぽど嫌なバッターだった…。)
風岡『この1年坊。まだ今年の夏は無失点なんだっけな。』
青馬『いいねぇ。打ち甲斐がある。』
ズバァーーーッッーッンッ!!!
『ストライク!!』
《さあカウントは2ボール2ストライク!!》
氏神(序盤は待球。勝負というのは長いスパンで見なければいけない。1番打者ってのはただ切り込めば良いって訳ちゃうねん。)
ビュゴゥゥゥッッッッーーーッッーーーッッーン!!!!
氏神(サイドから…。)
ブワァァァッッッ!!!
カァクゥゥゥッッッ!!!
氏神(浮き上がったと思ったら…これが小宮のライジングスライダー…。カットで凌ぐか…。)
ブンっ!!
《空振り三振!!小宮の浮き上がるスライダーの前に中途半端なスイングになってしまった!!》
西口(なるほどね。序盤はカットとかしてスタミナ削ったり、球筋見極めよってか。よく考えてるね。でもそれじゃあ…)
“見極める前にピッチャー代わっちゃうよ?”
小宮(よし。)
鬼頭(今日は哲都、翔真、俺の三人で3イニングずつ…。相手がその気ならこっち有利だな。3イニング限定とわかれば最初から全力で飛ばせるしな。)
ズバァーーーッッーッンッ!!!
『ストライーック!!!』
《2番伊藤も見逃し三振!!小宮、上々のスタート!!!》
『3番、センター、風岡くん。』
《ここで今日初打席、3番の球帝、南阪のキャプテン、風岡が打席に入ります!!!》
風岡『本気でかかってこい。小宮。』
小宮『最初からそのつもりですよ。』
余語『北頼って…なんつーか…統率力がスゲーよな…。』
桜沢『まあキャプテンがいるから当然だわな。』
北峰『打撃、走塁、守備、投手力…。そして最高のキャプテン…。総合力じゃ今大会ナンバーワンだろ…。北頼って…。』
栄『風岡の今大会の打撃成績やば(笑)』
赤嶋『こりゃぁ…すげぇな…。』
風岡 蓮太郎(3年:南阪中:主将)
背番号8:左投げ左打ち
今大会成績:
17打数14安打・打率.824・本塁打3・打点12・盗塁6
風岡『さぁ。攻めようか。』
ゾクゥゥッッ…
西口(ぇ…今のなに…?)
小宮『寒気っ?殺気…?』