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No.257:俺らのキャプテン!

《大きいーーっ!!代打の開発の打球!!》






《入ったー!!ようやく、ようやく、念願の一点!!!代打開発の、センターへの代打ホームラン!!!》






綾田『さすがの粘りとも言うべきか。』


舞野『ふぅーっ。楽に勝たしてはくれないね…。』





《3対1!!2点差に詰めてきた!!》




赤嶋『こりゃ、啓稜もまだまだ可能性あるな。ご自慢のクリーンナップの登場だ。』




『3番、キャッチャー、棟方むなかたくん。』





高『駿太郎。落ち着いてけ。勝ち急ぐな。』



舞野『了解ッス。一平ちゃん。』






カキィィーーッッーッンッ!!




《これもセンター返し!!!痛烈!!!ツーアウトから連打が出ます!!これでこの試合15本目のヒット!!!》






『4番、ピッチャー、青龍寺せいりゅうじくん。』




桜沢『ここでドラゴンか…。一発もある…。正念場だな。光山は。』




舞野『ヒットなら構わない…。野球は点やらなきゃ…負けないんだ!』




カキィーーーッッーッンッ!





《これはライトへ!!一塁ランナー棟方は一気に三塁へ!!!》






青龍寺『ちっ。仕留め損なった。』




《ツーアウトランナー一三塁!!同点のランナーも出ました!!!》






『5番、サード、南條なんじょうくん。』





《さあ打席には今大会4本のホームランを放っている5番の南條!!》




綾田(落ち着け駿太郎!!こっからがお前の得意分野だろ!!)




舞野『啓稜がどーした!打てるもんなら打ってみろや!!』





ビュゴゥゥゥッッッッーーーッッーーーッッーン!!!!





《アウトロー直球!!!》





棟方『プライドは捨てろ!!繋ぐ気持ちを忘れるな!!!』




南條『最初からそのつもりだっつーの!!』





カキィーーーッッーッンッ!






綾田(軽打!?こいつらこんな器用なバッティングしてこなかったじゃねぇか!!)




《アウトロー直球を柔軟に対応!!!打球は右中間を破る!!!》





舞野『くっそ…つえー。』







《一塁ランナー青龍寺も帰ってきた!!!同点!!ここにきて同点にした!!!啓稜学院!!9回裏ツーアウトツーストライクからの同点劇!!!眠っていた超強力打線が目を覚ました!!!》











ズッッバァァーッッッーーーーッッッーッンッッ!!!





舞野『おしゃぁ!』



《6番寺原は空振りの三振!!舞野、同点で止めました!!》





綾田『よく踏ん張ったな。』



舞野『ごめん。』



春川『謝んなよ。』




綾田『俺達に任せろ。』




舞野『頼む。青龍寺から点をとってくれ…。』





ズッッバァァーッッッーーーーッッッーッンッッ!!!





『ボール!!フォア!!』




《9番原もフォアボール!!ツーアウトから2つのフォアボールでツーアウト一二塁!!打順はトップへ回ります!!》




『1番、ショート、高くん。』





綾田『一平さん。打っちゃってください。』



高『おい。駿太郎。』


舞野『?』


高『見てろ。絶対打ったるからな。』


舞野『一平ちゃん…。』





“おねがい…します…。”






《延長10回表、光山高校、ツーアウト一二塁!!打席にはキャプテンのたか 一平いっぺい!!マウンドに立ち塞がるのは啓稜学院のエース、S・9最強の、パーフェクター、青龍寺せいりゅうじ 翔冴しょうご!!》






ビュゴゥゥゥッッッッーーーッッーーーッッーン!!!!




カクゥゥゥッッッ!!!






高『っ!?』





ズッッバァァーッッッーーーーッッッーッンッッ!!!





『ストライク!!!』



高『消えた…!?』




《初球はスライダー!!》





ビュゴゥゥゥッッッッーーーッッーーーッッーン!!!!





カァクゥゥッッッ!!!




ブンっ!!





《二球目はフォークで追い込んだ!!》




高(すっげぇ変化球だな…。こんなの初見で打てるわけがない…。)




ビュゴゥゥゥッッッッーーーッッーーーッッーン!!!!





カァクゥゥッッッ!!!





ズッッバァァーッッッーーーーッッッーッンッッ!!!





『ボール!!!』





《三球目はストライクからボールになる高速のパワーカーブ!!よく見ました!高!》




高(てがでなかったぜ…。すんげぇ…。)





ビュゴゥゥゥッッッッーーーッッーーーッッーン!!!!





カァクゥゥッッッ!!!





高『くっ…!』




カーン!




『ファールボール!!』




高『当たった…?』




《4球目のシンカーはファール!!》





春川『さすがに…多彩すぎんか…?』


綾田『ヤバイな…こりゃ…。』



舞野『ベンチの俺らが落ち込んでどーすんだ。』



太田『…?』



舞野『今1番頑張ってるのは…一平ちゃんっしょ?ベンチの俺らがギブアップしてどーすんの?俺らにできることは、盛り上げて一平ちゃんを後押しすることじゃん?』





綾田『…だな。』




“一平さん!!負けんなよ!!”



“振り切れ!!”



“自分のスイングしてください!!”





高(あいつら…。ったく…。っしゃぁ…。)



“任せとけ!!”





『『『高!!』』』


『『『高!!』』』


『『『高!!』』』



《場内は大きな大きな高コール!!》




ビュゴゥゥゥッッッッーーーッッーーーッッーン!!!!





《右打者の高へのインコース攻め!!!》








高『ここでもし打てなくても…俺の高校野球に後悔はない!!!』





“あいつらと一緒に…野球ができたんだから…”






カキィィーーッッーッンッ!!!!!








青龍寺『なにぃ!?!?』





《打ったぁーっ!!!打球はレフトの頭上、越える!!!》






舞野『おっしゃぁ!!!』






《一塁ランナーは三塁ストップ!!しかし、しかし、光山高校、再び勝ち越し!!!ツーアウトランナー一二塁から、1番高の、レフトオーバーのタイムリーヒット!!!4対3!!!延長10回、キャプテン高が青龍寺を打ち砕いた!!!》



高(みんなが打たせてくれた…。そんな感じだな…。)






《“打たれました!!青龍寺!!痛恨の勝ち越し点!!啓稜学院、また追い込まれた!!”》








舞野『さすが俺らのキャプテン!!』






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