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245/382

No.245:吉川くん

サブタイトルのテキトーさ(笑)

《ゲーム再開直後に試合が動きました!ノーアウトランナー二塁から4番の鬼頭天のセンター前へのヒット、そしてセンターの慶野がプレスする際に後逸、そのままバッターランナーの鬼頭天がホームへ突っ込むもののセカンド鬼頭博行の矢のような本塁返球で惜しくもアウト。点差は二点となりました。ワンナウトランナー無し。》



『5番、ライト、吉川くん。』






野中『今のも無理に突っ込む必要も無かったんじゃねーか?』


川越『今の鬼頭の弟の走塁よく見たか?あいつ、打ってから一瞬たりとも手を抜かず全力で走ったんだ。いつものあいつなら、ただのセンター前だったら若干たりとも抜いて走っていただろう。それじゃあクロスプレーにすらならなかっただろうな。そーゆー意味でも…アイツはなんか変わったと思うぜ。』





カキィィーーーッッッーーッンッ!!!


《捕らえた!!これはセンターバックスクリーンへの飛球!!》




西口(こいつら突然…何が変わった!?)



大場『文哉!!頼む!!!』







ゴーンッッ!!





《入ったぁぁぁぁ!》




吉川『オッシャァーーイッッ!!』



《雨天中断から一転、流れを取り戻したか!?楽秦工業、5番の吉川にも一発が出ました!!!8対7!!これまで16者連続など18個の三振を喫していた大場から集中打!!試合の行方はわからなくなってきた!!!》




大場『くっそ…。一点差か…。』




野中『中断の影響で流れが一度止まったからな。大場のリズムは崩れたな。』



川越『中断がなけりゃ、あのまま邦南が押しきった可能性が高いが…。これでもうどっちが勝つかわからんぞ…。』









ズバァァーーーッッッーーッンッッ!!





《これはアウトロー!!》




大場『決まった!』




『ボール!!フォア!!!』




大場『あらら…。』



《フォアボール!!!やはりこの回の大場投手ピリッとしません!5番吉川にホームランを打たれたあと、6番、来馬くるまは打ち取ったんですが、そこから3連続フォアボールでツーアウトフルベース!!!さあそして、打席にはこの男!!》




『1番、セカンド、鳴島破刃くん。』






鬼頭博『ここできたか…。破刃…。打順の巡りが良いもんだ…。』



鳴島破『一点ビハインドの8回、ツーアウトフルベースで、打席に俺。しびれるねぇ…ったく。』




鬼頭博『おっと…こりゃヤバイんじゃないか…?』



大場『ったく…苦労する打線だぜ…。』





鳴島破『来い。』


西口(なんだ…?さっきとオーラが…。)




鳴島剣『やっちまったなぁ。邦南高校の皆さん。』

鬼頭博『これは…やらかしたかもしれんぞ…。何があった…。中断の間に…。』




“あれは…破刃が本気を出したときの…眼だ!!”




ズキン…

ズキン…



大場『いってぇ…。ここに来て…さらに痛みが…。』




西口『タイムお願いします。』


『タイム!!!』




西口『攻めていけばオッケーです。』


大場『なんか…あいつ変わったことない?』


鬼頭博『…。』


氷室『アイツはクズ野郎です!翔真先輩なら絶対抑えれます!!』


西口『まっ。打たれてもチームが守ってくれますよ。』


大場『おうっ。任せろ。』




《さあ守備のタイムが終わりました。》



鬼頭博『翔真。わかってるな?』


大場『はい。今のあいつは只者じゃないってことですよね。僕ならできます。信じてください。』


鬼頭博『全力でぶつかれ。そして、抑えろ。』




大場『当然です。三振にします。』



鬼頭博『その意気だ。』







『プレイッッ!!!』





鳴島破『…。』


大場『負けるわけにはいかねぇんだ…。この人たちと俺は…夏のテッペンを取りたいんだ!!!』





ビュワァァァッッッッッッッ!!!!






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