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235/382

No.235:鬼頭丈陽

気づいてると思いますが

毎週土曜の定期更新にしました。


もう受験まで1年ほどしかないので今のうちに貯金作っときます


これからもよろしくお願いしますm(._.)m

鬼頭天(俺ならできる…。クソ兄貴だってとっくに越えた。バックに足引っ張られたって自分の力で!!どーにかしてやる!!)




ビュゴゥゥゥッッッ!!






増田(高い!低めに要求しただろ!?)




松坂『真ん中高め!これを打たずに何を打つ!!』



カキィィーーーッッーーッンッ!!!






《この当たりは素晴らしいーーっっ!!スタンドだぁ!!》




ボサッ…




《入ったぁーーっっ!!邦南高校5回の裏ついに反撃!!チーム初ヒットがスリーランホームラン!!7番松坂のレフトへのホームラン!!真ん中高めの甘いストレートを逃さずフルスイングしました!!5対3!!》



鬼頭天『…。』



増田(どいつもこいつも世話が焼けるぜ…。)






『ホラ。しけた面してんじゃねーぞ。エースならこっから切り換えて抑えてみやがれ。』



鬼頭天『…はい。殺します。』










ビュゴゥゥゥッッッ!!




カキィィーーーッッーーッンッ!



《これもライト前!二塁ランナーは…止まった!止まった!ツーアウトランナーフルベース!!そして4番の鬼頭博行!!これまでの3試合は全て完封してきた1年生エース鬼頭天、この5回、邦南打線に捕まっています!》





鬼頭天『クソ兄貴…!』



『親父の気持ちを理解せずなに呑気に野球やってやがる!?どーゆー神経してんだ!』




??『天…。』



鬼頭博『お前は2つほど勘違いをしている。』



鬼頭天『…?』



鬼頭博『確かに野球を失った俺に、勉強という新たな道を切り開くために邦南に俺を入れた。邦南高校、校長、鬼頭きとう 丈陽たけはるはな。俗に言うコネだ。校長という特権を使ってな。しかし俺は絶対に高校野球で復活してやるという気持ちを捨てて勉強することなどできなかった。親父はそれに気づいていた。そして親父は決心した。俺にもう一度野球をやらせたいと。しかし恵まれないこの邦南高校。現に俺が入学したとき、部員は9人集まっていなかった。これでは勝てるわけがない。そして決心した。親父は。自分の力を利用して、大場翔真、小宮哲都、西口拓磨。この三人を推薦で入学させた。この3人はいずれも推薦合格の基準を大きく下回る評価だったが、親父は無理矢理入れさせた。もちろんこんなことはあってはならない。事実、俺らが入学したことによって、本来なら入学できた者を不合格にしているのだからな。不正な入学とはこういうことなんだよ。私学と違い厳密に入学者数の決められた公立高校の宿命を打ち破ったのだ。親父の力で。これがどーゆーことか、もうわかるな?』



鬼頭天『嘘だ…親父はそんなこと…』



鬼頭博『本当だ。親父は高校野球で俺を復活させるために、実力者を揃えたんだ。だからこの俺の姿が、今の親父の望む姿だ。』




鬼頭天『嘘だ…そんなの嘘だ!!』




『―本当だ―――――――――――』



鬼頭天『…。』



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