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No.232:日本一の二遊間

ビュゴゥゥゥッッッ!!





ズゴン…





『デッドボール!!』




西口『またか…』


氷室『くっそ…あのやろー…』



『4番、セカンド、鬼頭くん。』



鬼頭天(悪く思うなよ。大場。別にルール違反してる訳じゃねえんだぜ?)





鬼頭博(天…。もうやめろ。お前ならこんなやり方じゃなくても十分通用するだろ…。)



鬼頭天(こんなやり方?訳がわかんないね。なにか変なことした?)



ビュゴゥゥゥッッッ!!



鬼頭博『卑怯なやり方で勝とうとするのはやめろっつってんだよ!』




カキィィィーーッッーンッッ!!




鬼頭天『!!』



《打った!!痛烈!!打球は三遊間を破りま…》




鳴島剣『甘いぜぇ?クックックッ…』




パシィィィ!!



《ショートの鳴島剣刃追い付いた!!しかし体勢的に投げられな…》




鳴島剣『残念賞だよーん。』



ピュッッ




副島『あの体勢から!?』




《三遊間に追い付いてそのままジャンプしながら体を回転して二塁スロー!!素晴らしい!!二塁をアウトにしまし…》



鳴島破『まだプレーは終わってないよぉ。ケッケッケッ…』



ピュッッ



《二塁の鳴島破刃も握り替えが速い!!そして一塁へスナップスロー!!バッタランナー鬼頭博行は俊足だが!?》




『アウトォォォ!!』





鬼頭天『さすが。』



鬼頭博『マジかよ…あれが…』




《二遊間の鳴島兄弟の素晴らしい技術とコンビネーションでこの難しい打球をダブルプレーに仕留めた!!》





水仙『あの三遊間に追い付くのもすげぇけど…さらにあそこから一瞬の間も空けずにジャンプしながら回転スロー、そしてセカンドの破刃も捕球と同時に握り替えて手首の力だけで一塁スロー…。捕るだけなら俺もいけたけど…そこからあの二人の動きは絶対に真似できねぇ…。セカンドの破刃も剣刃が捕ってあの動きをすると信じたからまたさらに阿吽の呼吸。コンビネーションもやべぇ…。こいつら…もう既に…』






“日本一の二遊間だ…。”








鬼頭博『わり…。』




大場『大丈夫です。これ以上点は渡しません。まだチャンスは絶対来ます。』




鬼頭博(あんだけ体に負担食らっておいて…。翔真…お前は本当に強くなったな…。)












ズゴォォォーーッッーーッーンッッッ!!!




《空振りの三振!!!これで10者連続!!!止まりません大場翔真!!》





大場『やっぱすげぇな…。S・9っつーのは…。あんなん見せられたら余計燃えちまうじゃねえか…。』





『4番、ピッチャー、鬼頭くん。』




鬼頭天『絶好の獲物だぁ…。逃してたまるか…。』





鳴島破『なんかあいつ柄にもなくニヤついてね?』


鳴島剣『だな。』




















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