No.222:ピッチャー鬼頭。バッター赤嶋。
『1番、ライト、亀丸くん。』
西口(序盤から中盤にかけてコイツら二人には俺のリードの傾向を基に読み打ちされた。哲都。コイツらを撃ち取るには、お前の力が必要なんだ。頼むぜ。)
小宮(オッケー。拓磨。まかせな。)
ビュゥゥッッ!!
西口(いってるそばから失投かよ!!)
カキィィーーッーッン!
《1番亀丸は外角やや真ん中の直球を流し打ち!!これもヒット!9回二死までパーフェクトピッチングをしてきた小宮からここにきて連打が出ました!ツーアウト一二塁!!》
『2番、ショート、多賀谷くん。』
…
ズバァァーーッーン!
小宮『あれれ…。』
『ボール!フォア!!』
《ここにきて今日初めてのフォアボール!!ツーアウト満塁!!一点リードの邦南ですがここにきて最大のピンチ!!》
西口『哲都。もう限界だな。よく頑張った。』
小宮『え!?交代!?やだよ!最後まで投げたいよ!!完封したいよ!』
西口『?』
小宮『なんて言ってられないよね。了解。チームの勝利のためにここで代わるよ。ピンチ作っちゃって、ごめん。』
西口『なにいってんだ。ナイピッチ。』
『ピッチャー、小宮くんがショート。セカンド、鬼頭くんが、ピッチャー。』
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小宮:1→6
鬼頭:4→1
副島:9→4
島谷倫:6→5
藤武:7→9
松坂:5→7
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『3番、キャッチャー、赤嶋くん。』
《さあ南阪のバッテリーの対戦!!9回の表ツーアウト満塁!!》
水仙『これは…見物だな…。』
桜沢『さぁて…。どうなることやら…。』