表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
212/382

No.212:小宮哲都

水仙『ヒロvs頭也…。俺ら南阪のエースvs南阪の扇の要…。世間にとっちゃ楽しみな対戦なんだけど…正直元チームメイトとしてみると…こんなに勝ち負けの見える勝負もないよな…。』


菊地『そんなに赤嶋のリードってすげぇのか…?』



水仙『アイツは生まれ持った感性がすげぇからな…。打者心理…相手の感覚、イメージ…ビジョン…そーゆーものを勝手に共有するというか…、相手のことをよく理解しているというか…なんつーか全てお見通しなんだよ…』



『アイツの目にはね…。』






カキーン!




《打ったがこれは力のない打球!センターの名古屋がガッチリつかんでスリーアウトチェンジ!》



赤嶋(外野まで運んだだけさすがともいうべきか…。やはり舐めすぎも禁物だな。)







鬼頭『わりぃ。』



小宮『大丈夫です。僕が守り続けます。』



大場『野球は最後に一点多く取ってれば勝ちなんですよ!』



鬼頭『…。よし!やったるぜ!』






ビュゥゥッッ!



名古屋『!』



ズバァァーッーッーン!



≪141km/h≫


名古屋(これが小宮の横手…。サイドスローでも140km/h越えか…。ホントにこいつ一年かよ…。)




ビュゥゥッッ!!



名古屋(今度は上から…。)



ブンッ!




≪145km/h≫


《空振りでツーストライク!》




名古屋(上からでも140km/h中盤…。末恐ろしい一年坊だ…。)





ビュゥゥッッ!




名古屋(また横から…)




(なに!?)




ブワァァァッッ!!



名古屋(浮き上がった!?)



ギュルギュルルル!!




名古屋(あ?)






“どこだよ…?ボール…は?”






ズバァァーッーッーン!




『ストライーク!バッターアウト!』





《見逃し三振!!オーバーハンドとサイドハンドを投げ分ける一年生の小宮哲都、まず2回先頭の4番、名古屋を変化球で見逃し三振に斬ってとった!》



名古屋(データだけだったから舐めてはいたが…コイツ…本当に3番手なのか…!?)



赤嶋(誤算がもう1つあったな…。浮き上がるスライダー…これがここまで浮き上がるとは…。)



西口(ライジングスライダーと四段ドロップを投げわけ、ストレートも上横両方から140km/hをコンスタントに越える。中学までのウイニングショット、チェンジアップ、その握りで横手から投げることでシンカーにもなる。これだけの球種さえあればいける!)



小宮『ワンナウト!ワンナウト!』





亀丸『さすがは黒シャーのエースと言うべきか。』


多賀谷『なんか新しい球種も良い精度だし、全国準V投手は違うね。』


亀丸『広大。』


多賀谷『なんだ?健太。』











亀丸『不正入学野郎どもには負けてられんぞ。』


多賀谷『当たり前だ。哲都…拓磨…覚悟しておけ。』




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ