No.203:正気の沙汰とは思えない走塁
『9回の裏、陽灘学園の攻撃は、4番、ピッチャー、薮内くん。』
上村喜『ぶうち!出ろよ!』
薮内『任せろ!ヨッシー!』
西口(監督も今日は翔真先輩と博行先輩しか起用する気がない、優勝するつもりでこの大会に望んでんだ。博行先輩…。お願いします…。)
カキィィィーーーーッッーーッン!!!
《薮内の打球は右中間を破る!!!!長打になりそうだ!!邦南外野陣の処理も早い!薮内は二塁へ到達!》
芳野(三塁ランナーコーチ)『ストップ!ノーアウトだ!無理するな!ストップ!』
薮内『無理するな?誰が?無理しないでコイツらから逆転できるかよ!これは俺の本能だ!!!』
上村了『ばーか。』
松本『まっ、嫌いじゃねーぜ。あーゆー走塁。』
林『やるんならセーフになれよー。』
《サードランナーコーチは止めているようなジェスチャーだったが薮内は二塁キャンバスを蹴った!!!》
薮内『逃げるな!!一気に奇襲をかけるんだ!!』
《中継のセカンド副島からいい球が返ってきた!!》
ズザザザザ…
『『セ、セーフ!!!!!セーフ!!!!!』』
薮内『おしゃぁぁ!!』
《薮内の正気の沙汰とは思えない、超積極的な走塁でノーアウトランナー三塁!!!ギリッギリでセーフをもぎ取った!!》
鬼頭(ちっくしょうが。)
…
…
…
《フォアボール!!5番の上村喜政に続き、6番の林もフォアボールを選んでノーアウトフルベース!!!!どうした!?S・9の一人、南阪のエース鬼頭!ストライクが入りません!!!》
片野『決断の時が来たようだ…。』
木村『え…?』
片野『このチームの未来をアイツに託す。』
『邦南高校、シートの変更をお知らせします。』
守備位置の変更↓↓
大場:3→1
鬼頭:1→4
副島:4→9
氷室:9→3
『邦南高校、ピッチャー、鬼頭くんがセカンド。ファースト、大場くんが、ピッチャー。』
大場『やってやる…!』
そろそろテスト週間になるんで更新少なくなりそうです…。
テスト終わったらもとのペースに戻しますがとりあえず率はさがりますm(._.)m
すいません。