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化け物って言わないで

 「キャッ、ちょっと何するのって、アッやめろぉぉぉぉ」なんか女湯の方がとてつもなく騒がしい

『風呂の時ぐらいゆっくり入らせてくださいよ。いっつも、僕は皆さんに殺されかけてるんですよ』

『そろそろ上がろうかな』僕はここに居てもどうせ疲れるから風呂から上がろうとした。

「そうじゃ、ソラタの様子はどんな感じなんじゃ」この声はアイラさんだ、なんか僕の話をしている。

『少し、気になるな、もう少し風呂に入って居よう』少し興味がわいた僕は湯船につかった。

「「「「「「あれは、化け物の息を越してますね(キラッ)」」」」」」

『おい、重なるなムカつく』息がぴったしで言われたせいで傷ついた。

「ははは、そうかそうか、化け物を越えたか。もっとソラタに興味が湧いたぞ、それでクリスお前は

ソラタと何か話をしたって聞いたがどんな話をしたんだ」

『まずい、まずいそんな事あの人達に聞かれたら僕の身に危険が』

「それはですね、ソラタがどんな感じで告白されたかって話です」

「何ぃぃぃ、おいクリスその話私に聞かせろぉぉぉ」風呂場全体に響き渡った。

「分かりました、話しますから揺さぶらないでください」

「あの、その辺にしてもらえますか。それと、僕の事化け物って言わないでください」

言いたい放題なアイラさんにそう言った。しかし僕がそう言った後に女湯の方からものすごくドス黒い

オーラが男湯の方へ押し寄せてきた。

「ソラタ、悪い事は言わんから今すぐ風呂から上がって部屋に戻れ」と冷たい声でアイラさんに言われた。

「いやです。それに勝手にそう言った事話さないでください」

「「「「「気になるから、仕方ないじゃん」」」」」また声が重なった。

「ソラタ、覚悟は出来てるのか……」聞いただけで背筋がゾッとする声で言われた。

「覚悟ならアイラさんの騎士になった時から出来てます」

「そうか、ソラタお前知ってるかここの湯船は繋がってるんだ、だから今から私達全員で男湯に

行ってやるよ」『あれ、なんかヤバい?』僕はどうすれば良いか焦っていた。

バシャと音がした方を見ればそこには水着のような物を来たアイラさんがいた。

「ナニ、シテルンデスカ」目の前に広がる光景に焦っていた。

するとさらに湯船の中からみんなが出てきた。

「だから言っただろ、今から男湯に行くって」涼しげな顔をしたまま、アイラさんはそう言った。

僕は、丸腰の状態だ、『どうすれば逃げられる。お湯をかけて逃げるか・・・無理だならば魔法を使おう』

影捕縛シャドウディバイディング」すると僕の影から飛び出した触手のような物がみんなを捕らえた

「何、これ」みんな戸惑っている。『今のうちに逃げよう』僕は急いで脱衣所に向かい体をふくと

部屋に戻った。『助かった、しかしこの後大変なことになるんだろうな。でもあの状態よりましか』


部屋に戻った僕はゴロゴロしていた。僕にとってはゴロゴロする時間はとても大切なのだ!!

『嫌だな、夕食みんなで食べるのは・・・一応僕が部屋に着いたときに魔法は解いたけど・・・

考えただけで寒気がする。絶対何かあるんだろうな(ははは)』

僕が死にそうになりながら這いつくばっていると、レギンが部屋に入ってきた。

「お前、なんか老けたか」入ってきて初めに言うことがそれってすごいな

「色々、あったんだよ」なるべく考えたくない僕は軽く答えた。

「知ってるぞ、私もあそこに居たからな」「・・・へっ・・・えぇぇぇぇぇぇ」

出来るだけ考えたくなかったのにあの時の光景が鮮明に思い出された。

『僕が浅はかだった、そうだこいつも風呂に入っていたんだ。僕は何て馬鹿だったんだ』

「あのーレギンさんあの時みたいにドアの外にみんな隠れてたりしてないですよね~」

そうだ、僕は前にもこんな感じで痛い目を見た時があった。こいつ僕が所持者なのに所持者を裏切る

なんて剣、僕は今まで、一度も、見たことないね

「ははは、今回はいないよ、もしここに居たらお前はもう死んでいる」

『何、こいつ一瞬ケンシ〇ウみたいだった』

するとレギンは僕の方へ来て僕の横に女の子座りをした。

特に気にせずに目を閉じた。今日で十歳ぐらい歳をとったかもしれない。

「おーい、ソラタに仕返しするなら今のうちだぞ」と耳元で囁かれた。

「仕返しって、お前さっき居ないって言っただろ」僕は驚き目を開けると目の前にレギンの顔があった。

レギンの白髪ストレートが垂れて黒い瞳は僕の顔を映している。

少し頬が赤いのはお風呂上がりだからだろうか、そしてトローンとした表情は視線が吸い寄せられる。

しかも少しずつレギンの顔が近ずいてくる、それと同時に僕の鼓動は早くなり顔が熱くなる。

「な、何してるんだ」そう答えるので精一杯だった。

『よく見たらレギンってものすごく綺麗だな、今まで全然気にしなかったが、今こんなに近くで見た事

なかったから、ものすごくドキドキする。こんな近くに居たのに今更、気ずくって案外近くに居ても

分からないんだな』そうこう考えてるうちにさらにレギンの顔が近ずいてくる。

少しずつ、甘い匂いが近ずいてくる。頭がクラクラしてくる。

「ぷ、ははは、お前顔が真っ赤になってるぞ。どうした、私に惚れたか」レギンは僕から離れると笑った。

「ううう、うるさい。ちょっとビックリしただけだ」少しやけになった僕はそう言った。

「そうか、それより私はお腹が空いた、食堂に行くぞ」と言いレギンは部屋を出た。

『何なんだ、あいつ』まだ少し、ドキドキするが僕は覚悟を決めて食堂に向かった。


食堂に行くとレギンはもう座っていた。僕もいつものように席に着いた。

少しすると、みんなすんごい笑顔でいつものように席に着いた。まあ仕方ないけどね。

「ソラタ君、私たちに何か言うことないかな」いつもの笑顔のレインさんだけどものすごく怖い。

「す、す、しゅみませんでした」噛みながらも僕はそう言った。

「ソラタには、これから私たちの言うこと聞いてもらうからね」

『あれ、でも僕って魔法を使った以外何もしてなくないか、しかも魔法を使ったのもこの人たちが

原因だし。そう考えたら僕って何にも悪くないじゃん』

「えっ、でも僕は何m」「聞いてくれるよね」何この威圧、おかしくない

「聞いてくれるよね」「はい」僕は、負けてしまった。

その後、ルシルがいつものように料理を運んできてくれた。

僕の料理は、みんなと少し違った。『あぁ、これ絶対何かあるやつやん』

「頑張って作ったので、残さず食べて下さいね」と言うルシルだった。

『こんちくしょー、可愛すぎる。こんなこと言われたら残せないじゃん。まあ元から残す気なんてさらさらないけどね』料理は黒いドロッとした何か分からない物だった。

「いただきます」僕はスプーンを持つと一気に食べ切った。

「あれ、なんか目まいがする」バタッこうして空ヶ崎ソラタは天に召されたのであった。


「あれ、ここはどこだろう」僕が目を開けると見たことあるようで見たことない天井が広がっていた。

「気が付いたか」横から声がする。その方へ視線を向けると、そこにはみんながいた。

少しずつ意識がはっきりとしてきた。そして思い出す。あの何とも言えない味の料理を・・・

「では、僕はこれで」そう言って僕は部屋の戻ろうとすると服の袖を掴まれた。

「何するんですか」「ここに居て、行かないで」全員上目使いで、アイラさんが言った。

『そんな事言われたら、逃げようにも逃げれないじゃないか』

「は、はい」仕方なく僕はそのまま、もう一度座り込んだ。

「分かればいぃ」なんかものすごく冷たい声を出したのはセルカさんだった。

『怖いな、怖いな、死にたい』もしかしたら、今日ここで、僕の人生は幕を閉じます。

「さて、それではソラタ君にどんなお願いを聞いてもらおうかな」今日はやけに怖いレインさんだった。

『これが、憤怒の剣を使うレインさんの本性なのだろうか』心の中でレインさんの本性に気が付いたので

あった。しかし、女の人ってほんとに怖い

「ナンデモイウコトヲキキマス」棒読みでそう言った。

「それじゃあ、ソラタ君には明日私達と遊んでもらおうかな」

『あれ、それだけ・・・だが待て遊ぶというのはこの人たちの感覚で遊ぶって事なんだよな。

それって、ヤバくね・・・』

だが、逆らえるわけもなく素直に従った。『仕方ないじゃん』

その日は、なんとかこれで開放してもらった。明日が来るのが怖い


次の日の朝 僕はものすごく早く起きて色々準備していた。主に覚悟を

「ソラタ、起きてるかそろそろ行くから出てこい」と僕を呼ぶ声がした。

「今、行きます」そう言って僕はルシルに貰った眼帯を手に持つと右目を隠した。

重い足取りで外に出るとそこには馬車があった。

『ほんとにこの人達はどこに行くんだろ』

「やっと、来たか早く後ろに乗れ」そう言われ僕は馬車に乗った。

馬車に揺られながら、僕たちは行き先の事を話していた。

「これからどこに行くんですか」「これから、行くところはこの魔界でも特に魔族が住んでる

サルベージュと言う都だ、そこでは年に一度七日間にわたる祭りが開催される。そこで私達もその祭りに

行くことにしたんだ」詳しく説明してくれるアイラさん

「それでだけど、その祭りで私達も何か屋台を出して誰が一番になれるか勝負しようよ」

身を乗り出して目を輝かせるレインさん左右色の違う瞳を持つレインさんの目に映るのは僕だった。

「それは、なかなか面白そうだな」なんかやる気になっているセルカさん

それに周りには僕以外にはみんなニコニコしている。

『みんなまで、やる気になっている』

『僕にも考えがある、何故なら僕には元居た世界での知識があるのだから。今はものすごく暑い

そうなれば自然に冷たい物が欲しくなる。となると答えはただ一つ・・・かき氷だぁぁぁぁ』

「いいですよ」と軽く返事を返す。

「でも、屋台をするには人手が足りないと思うので、二人一組にしませんか」

「「「「「「そうしよう」」」」」」

それから、ペア決めが始まった。『ここで、屋台のすべてが決まると言ってもいいだろう』

「それじゃあ、くじ引きでペアを決めるか。みんなこの棒を引いて、色が同じ人とペアになるんだ」

ユニさんの手に握られている棒を引っ張ると黒い印が付いていた。

セルカさんは黄色、ルミウスさんは水色、レインさんは桃色、ユニさんは黄緑色

そして、マリアさんは黄色、クリスさんは水色、ルシルは桃色、そして、アイラさんは黒色だ

ペアはこうなった


アイラさんと僕        セルカさんとマリアさん


ルミウスさんとクリスさん   レインさんとルシル


と言うペアになった。僕はアイラさんとなった。

「ソラタよ、頑張って、売り上げ一位を狙うぞ」と結構楽しそうなアイラさん 

「任せてください、僕に少し考えがあります。僕が前に居た世界の食べ物を使えば一位なんて余裕ですよ」

「それは、楽しみだな。期待しておくぞ」ニコッとしたアイラさんの表情には少し来るものがあった。

「ソラタ、ずるいぞ」とか、色々言っているが僕には関係ない。

「ソラタ、恥ずかしくないのか」その言葉には少しムカついてしまった。

「恥ずかしい、恥ずかしいとは、なんだあれか参観日とかで親がはりきっているとかそんな奴か

恥ずかしくないね、僕は勝てる勝負には絶対勝ちますから。そこんとこ忘れないように」

『あっ、やってしまったぁぁぁぁぁ、昔の病気が再発してしまった。恥ずかしくはないけど死にそう』

こうして昔の事を思い出したソラタであった。

周りを見てみる。するとみんな冷たい視線を僕に向けていた。

「ソラタ、なんか悪かった。我が代表して謝ろう」と頭を下げる魔王アイラさんであった。     

「あの、なんか変な勘違いしていたらそれは誤解ですからね」

僕が視線を向けるとみんな視線を逸らす。『これ、絶対に変な誤解していらっしゃる』

その後、特に僕は声を出さず昔の古傷と言う名の病気に向き合っていた。

『これが、元厨二だった奴の行く末なのかな。ほんとあの頃の僕何してんだよ!馬鹿じゃない馬鹿じゃない

ほんとに馬鹿じゃない、あぁぁぁ死にたい』

すると、いきなり馬車が止まった。その衝撃で僕はアイラさんの方に倒れこんでしまった。

「ちょっ、何してるのだソラタ、早く離れろ」

「すみません」さっき、少しだけ柔らかい感触がした気がするが気にしない。

全身に血が巡っている。特に顔に絶対顔赤くなっている『見られたらヤバいな』


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