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サルベージュにて

久しぶりです。少しスランプになったので遅れました。

 顔の熱が下がると同時にサルベージュに着いた。


「やっと、着いたか。ずっと座りっぱなしだときついな」背伸びをしながらみんなそう呟いている。


『この人達って、じっとするって事が出来ないのかな。仕方ないかな、この人達っていかにも戦闘狂

っていうオーラ出してるし。体を動かさないと気が済まないんだろう』


「ソラタ君、今失礼な事考えてなかったか?」鋭い眼光を僕の方へ向けながらそう言ったのは

ユニさんだった。ユニさんっておっとりした目なのに今はなんというか

ジャックナイフにも劣らない鋭さを誇っていた。


「えへっ、何のことでしょう。全くそんな事考えてませんよ」

「そう」と軽く返事を済ませ眼光を弱めた。

「では、祭りまで後二日あるから止まる宿にでも行きましょうか」

ルシルが先頭になって宿に向かう。


宿に向かう途中で街を見るとたくさんの店が出ていた。

もちろん店を出しているのは魔物の人達だ、しかしやっぱり店を出しているのは女性の人ばかりだ。

店は女性の好みに合った物ばかりで特に食べ物が多い。

とてもいい匂いが漂っている。

その他にもアクセサリーと言った物を置いている店や武器を置いている店

鎧を置いている店があった。


魔物も様々な種族が居た。ダークエルフ、オーク、サキュバス、ゴブリン、スライム娘

少し小さいゴーレム、亜人と呼ばれる者などたくさんの種族がいた。

亜人と言うのは、獣人族が主になっている種族だ。

『しかもここに居る亜人の人達は全員・・・獣耳っ娘だぁぁぁぁぁぁぁぁ

そう、今この町は獣耳っ娘パラダイスなのだ、何ていい街なのだ

ウサミミ、キツネ耳、犬耳、猫耳、全て王道なものばかりだ

しかも全員、美少女これは、夢なのか、いや夢じゃない現実だ。


前の世界に居た頃では考えられない状況だ、異世界に呼ばれてよかった』

「ソラタ、鼻の下が伸びてるぞ」と冷たい声を聞き僕はこっちの世界に戻ってきた。

恐る恐る声のする方を向いたらすんごく冷たい目をしたみんなが居た。

「すんません」怖すぎて言葉使いがあやふやになった。


「あとで、どうなるか覚悟しとけよ」ユニさんのなんか眼光なんか可愛いと思える様な眼光が僕に向けられ

ていた。その眼光の持ち主は勿論一応魔王である、アイラさんだった。

町の中を歩いていると、妙に僕の方を見ている人ばかりと言うよりほとんどの人が僕の方を見ている。

「なんで、みんな僕の方を見ているんですか」このままだと気分が落ち着かないから聞いてみた。

「それは、男の人が少ないというのと、ソラタが人間だからじゃない」

『なるほど、どうりでさっきから視線が集まるわけだ。しかもここに着いてから、男の人とは一回も

見てないな。ほんとに大丈夫なのかな』

僕だけが目立っているわけでもなく、この人達も十分目立っていると思う。


なんせ僕の周りを歩いているのは全員美人なのだからこの人達だけでも視線が自然に集まる。

「ところで、今日泊まる宿ってどこなんですか」

「ちょうど今、見えてきたぞ、あそこだ」と言いながら指を指しながらクリスさんがそう言った。

その指の先を見てみるとなんかいい雰囲気を出した(少しボロい)宿があった。

「あそこに泊まるのか、なぁ止めといてそっちの方に泊まろうぜ」と言うのはマリアさんだ!

「ここの宿は、先代の魔王様が好きだった宿だからここにするぞ」

そう言ってアイラさんは宿に入った。

僕達もその後を追うように宿に入った。


宿に入ると、すぐにこの宿の人が出迎えてくれた。

「いらっしゃいませ、この度は宿、〈輪廻〉をご利用いただいてありがとうございます」

ペコリと頭を下げるのは、この宿の女将さんだろうか。

「私は、この宿の女将をやっています、チルロと言います。では荷物はそこに置いて部屋に案内しますので

こちらに靴を置いてください」

言われたとうりに僕たちは靴を下駄箱のような箱の中に入れてチルロさんについて行った。

やっどの中は外に比べて、ものすごく綺麗だった。

こう見ると、地球の結構高い宿に似ている。なんか、ほっとする。


「着きました。ここが皆様の部屋、魔王の間です」

『なに、そのヤバそうな部屋の名前』

みんなは、魔王の間に入っていった。

「ソラタ、何突っ立って、るんだ早く中に入ったらいいじゃないか」

「あの、僕の部屋はどこなんですか」

「「「「「「「「ここに決まっってるだろ」」」」」」」」

『ハモルな、うっとうしい』


「僕は、男なんですけど。もう一つ部屋は・・・」

「「「「「「「「無い」」」」」」」」

僕は、おとなしく部屋に入った。

部屋の中は、畳のような物が敷かれていた。

部屋の広さは僕の部屋の二倍弱ぐらいの広さがある。八人で寝るには少し狭い気がするが


そこはどうなんだろう。

部屋の真ん中には机が置かれている。

他には金庫の様な物があったり、小物が置かれている。

『落ち着くな』ここにも、日本の面影があり落ち着く。


「ここには、露天風呂がありますので後でごゆっくり入ってください」

チルロさんはそう言って、どこかに行った。

『露店風呂ってここは日本か、風呂の国の住人にとっては嬉しい限りだけど』

そんな事を考えてるとチロルさんが、戻ってきた。

「言い忘れてましたけど、ここには誰もお客が居ないので、風呂は貸し切りです。

ついでに言うと混浴ですので、ゆっくり入ってくださいね」

「こ、こ、混浴って」驚きすぎて言葉が詰まる。


「それでは、夕食はこちらにお持ちしますので、七時にはここに戻ってきてくださいね」

そう言うとまたどっかに行ってしまった。

『あの人さり気なく、爆弾を落としていきやがった』

背中にものすごい視線を感じるので後ろを振り返ってみる。

ギラッと輝く眼光がこの部屋に居る、僕を覗いた全員から僕の方へと向けられていた。

「ぼ、僕ちょっと街に出かけてきます」


僕は逃げるようにして部屋を出た。『仕方ないじゃん、怖い物は怖いんだよ』

宿を出て、さっきの店がたくさんあるところに行ってみる。

色々面白そうな物があったし祭りに出すかき氷に使えそうな物を探すためだ。

街を探索して十分、僕はある店の前に立っていた。

「お客さん、さっきからそれ見てるけど何にも使えないガラクタだけど、欲しいのか」

店の人が言ってきた。


「欲しいですけど、今お金がなくてどうしようかなって、迷ってるんです」

正直に言った方がいいからな。

「持っていきな、それ誰も使わないからただでいいぞ」

と言って、僕の方へ品を持ってきた。

僕がずっと見ていた品はかき氷を作るのに必要な、かき氷機だ、なんて偶然、もしかしてここに来た

日本人が僕以外に居るのではないだろうか。


「ほんとですか、ありがとうございます。僕祭りの時に見せ出すんでその時全て、ただで良いので来てください」

「そうさせてもらう、毎度あり」

僕はかき氷機を持って、宿に戻った。






 宿に帰ると、みんなは、まだ帰ってなかった。

僕は、みんなより先に温泉に入ろうと思い、一足先に浴場に向かった。


 『先に、入っておくと、混浴なんて、しなくていいから、ラッキーだったな』


 脱衣所に着くと、中はまんまちょっと高い日本の旅館みたいだった。

まあ、その方が落ち着くから良いんだけど、この調子だと楽しみだなぁ・・・


 なんて思っていたこの時までは





 そして、時間は少しさかのぼる

「はぁ、ソラタの奴何処に行ったんだ、折角皆で楽しもうと思ったのに」


 「良いじゃないですか、魔王様、それより私は祭りが楽しみです」


 「そうだよ、私も絶対に負けないんだから」


 「良いや、私が絶対に勝つ」


 上から、アイラ、クリス、レイン、ルミウスの順で話していた。


 「それより、魔王様もう遅いですし宿に戻りましょう。きっとソラタさんも帰ってきてると思いますし」


 「それもそうだな、良し皆戻るぞ」


 「「「「「「「「はーい(分かりました)」」」」」」」」


 宿に着くとすぐに魔王の間に向かった一行

しかし、魔王の間に誰かいた。


 「おっ、ソラタ帰ってきてたのか」


 「ああ、アイラさぁ~ん、みんなぁもぉ~、お帰りぃ」


 「お、おい大丈夫か」


 「ソラタさん大丈夫ですか」


 「ソラタ君なんか変」


 「そうね、何かおかしいわ」


 「気色悪い喋り方すんなよっ」


 「大丈夫、ソラタ君」


 「大丈夫だろ・・・多分」


 「えへへ~、皆さんどうしゅたんですかぁ、僕は平気ですよぉ、それよりみなしゃん僕だって一応男ですよ、なにょに一緒の部屋だなんて、襲っちゃいますよぉ~へへへ」


 「ソラタ、いきなり何言ってるんだ」


 「お、おいほんとに大丈夫か」


 「やっぱり何かおかしいわね」


 「そうね、ソラタ君はこんな事言ったりしないわ」


 「あわあわ、ソ、ソラタ君」


 「ソ、ソラタさん、私はまだ・・・」


 「こりゃ不味いな」


 ガラガラ

部屋の扉があくと、チルロさんが入ってきた。


 「失礼します、露天風呂の準備が出来たのでお呼びに来ました」


 「ああ、いい所に来た。チルロ聞いてくれ、ソラタの様子がおかしいんだ」


 「へっ、どんな風にですか」


 「なんか、酔ってるみたいなんだ」


 「ま、まさか、それは露天風呂が原因です。ここの露天風呂は人間の方に対してひどい酔いを起こさせるんです。しばらくしたら戻ると思いますので、安心してください」


 「へへへ、なんかポカポカするなぁ~、まあいいや、おーいレギン」


 「はぁ、全く心配させおって、おんしらは露天風呂に行ってこい私がソラタを見ておくから」


 「いや、私が見ておく」


 「良いから行ってこい、外を出回って汗かいただろ、私は一度剣の状態に戻って人間になると、綺麗になるから、折角の旅行なのじゃからしっかり休んで来い」


 「そ、そうか、なら頼む」


 「私からもお願いします」


 「任せておけ」


 「それじゃ、皆露天風呂に行くぞ」


 「「「「「「「「分かりました(はーい)」」」」」」」」





 「フフフ、レ~ギ~ン、いつもありがとね」


 そう言いながらソラタはレギンの綺麗な髪を撫でた。


 「な、何をするんだ」


 「ええ、いいじゃん、レギンの髪サラサラだし」


 「や、やめろ、ほら少し寝ろ、膝枕してやるから」


 「わーい、ありがとうレギン・・・」


 「スゥースゥー」


 「寝たか、早いな、気持ちよさそうだ」


 「スゥースゥー、ご、めん、な、さい」


 「なんの夢を見てるんだ」


 「ごめん さい、やめ、て、こ、来ないで」


 「大丈夫だ、私が居る」


 そう言うと、ソラタは少しニコっとした。


 


 『あれ、ここはどこだろう、なんか懐かしいな』

周りは綺麗な花畑に、綺麗な川、空は快晴、すごい落ち着く。


 僕は寝転がってみた。

そよ風が吹いている。そのたびに草花が揺れ、花の香りが僕の鼻に入ってきた。

良い匂いだ・・・あれなんか変なにおいがするなんか生臭い、少し血のにおいが混じっている。


 変に思い、僕は立ち上がると、綺麗だった草花は真っ赤な鮮血で染まっていた。

「うわっ、なんだこれ・・・」


 辺りを見回すと、少し先の所に人が倒れていた。

「大丈夫ですか」


 僕は倒れている人に声をかけたが、返事がない。

起こしてみると、クラスメートの浅井君だった。しかもひどい傷だ。


 「し、死んでる、誰か、誰かいないのか」


 僕はその後も、必死に周りを見ると、クラスメートの死体がたくさんあった。

そして目に入ったのは・・・倉瀬と小野さんの死体だった。


 「あ、あ、ぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁ、そ、そんなウソだよね、く、倉瀬、それに小野さん」


 一気に、何かが込み上げてきた。

そして、そのまま嘔吐した。


 「おぇぇぇ~、ゲホッ、ゲホッ」

そのまま、この場に膝から崩れ落ちる。


 「お前が、強欲か?」


そんな声が聞こえて、振り返ると、綺麗な人が居た。


 「問おう、お前が強欲に選ばれし者なのか」


 「だったら、なんだよ」


 「そうか、ではここで死ぬがいい」


 


 「 ラタ、ソラタ、起きろ」


 「ああ、はぁ、はぁ、あれ、レギンどうしたの」

「大丈夫か、随分うなされていたぞ」


 そこには、心配してるぞと分かる顔をしたレギンが居た。

「う、うん大丈夫ありがとう」


 「そうか、ならいいが、それより体は大丈夫か」

「へっ、何で、僕何かしちゃった」


 「いや、覚えてないんならいいんだ、うん、きっと・・・」

「なに、その言い方、ほんと僕何したのさ・・・」


 

出来ればまた、早めに投稿できるようにしたいです。


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