なんかもう、狂っちゃいそう愛ゆえに《改》
ええ、そうなの。
その愛の巣には、蛇さえ引いたわ。
こらえきれない、激流を知り。
なんかもう
狂っちゃいそう愛の巣で
収拾つかない、この愛おしさ
初恋よ
美しくあれ、とき止まれ
いずれいずれの 未来はみないで。
そのときさ、
崩れ堕ちてく私の心を
ひとつのレモンで 正気に戻して!
この愛を
伝えられない世界では
私、いけない、このまま、生きては。
狭くても、
シングルベッドで満足だったよ
あなたが横に、いてくれた夜
髪なでて
もう、おやすみね、と、言ってくれ
お化けでもいい、あなたの果てなら。
なんかなあ、
とんでもない恋、おしつけられたか?
彼女と心中しちゃうとしちゃうか?
どの星に、
あなたは住むといいはるの?
何処へも行けない、私を騙して。
もう、死ぬよ。
あと、追っちゃうよ、地獄まで。
脅してやったら、声だけ………きこえる………
貴女は私の宝物。
こんなところへ来ちゃ駄目だ。
忘れないでね、あの日の約束。
私と貴女は、ふたりでひとりよ。
貴女が生きている限り、
私も貴女の心に生きるわ。
美しすぎる
自惚れ最強、
反省皆無のあなたのままね?
それで私を止めれるつもり?
あっちは甘い水かしら?
私を蛇だと呼んだの、あなたよ。
そんな言葉で私の気持ちが、
グラつくわけ無い、
無いはずなのに………さすが、あなたね、
その言葉だけ、
心の砂漠に染み込むわ。
『ふたりでひとり』ね?さすがのあなたね?
でもならいうけど、なら、なぜ、逝ったの?
ひとり残して、逝ったら、だめだね。
あなたが先に約束やぶった。
そんな人なら、もう知らないわ。
知っているけれど、知らないわ。
愛しているけど、知らないわ。
勝手にしなよ。
勝手で逝った。
だから私も、勝手に行くよ、そっちまで。
ケンカしててもいいんだから、
嫌われちゃっても、ヤだけど、いいから。
ただただただただ、逢いたいだけさ。
勝手に逢いたいだけなのさ。
駄目だよって、
こんどはからだも見せてくれた。
泣いてる涙を指でぬぐって、
期待どおりの優しさで
そっと髪の毛なでてくれた。
もう、戻って来てよ、
お願い、このままここに居て!
できるならね、
私が、そうしたくないわけ、ないでしょう?
でもね、それが世界の因果律、
誰にもどうにもできないものなの。
世界と闘って逝ったあなたでも?
そう、死ぬまであらがいつづけた私でさえ。よ。
なら、私やっぱり行くよ、あなたに逢いに。
逢えないよ、
え?
来ても逢えないよ、貴女と私。
それを伝えに来たの、最後に。
だから、できるだけ生き続けてね、
生きていれば、こんな奇跡も
絶対起こらない訳じゃないからね?
だから、生きていてね、
私とまた逢うためにもね、
ね?
………じやあね?………
待って……
ッ!
………さすがの………あなたね、
……生き……る。
生きるわよ、たとえわずかな可能性でも
あるなら生きるわよ。
でも、その話、ほんとかなぁ?
あなたウソつき星の王女様だったもんね、
しんじられないなぁ、
でも、しんじられないけど、騙されてあげるね。
それこそ奇跡を起こして最後に愛に来てくれた
あなたの愛にほだされて。
ちなみに、ここの『愛に』は、わざとで、
詩のなかなんかで
私がやると、
あなた笑ってくれていたよね?
いまも、笑ってくれていたら、嬉しいな。
じゃあ、なら、
ウソじゃないなら、
次の奇跡もなるべく早目に、ね?
キリンになる前にお願い、ね?
(これも、なんか、笑ってくれてたよね、)
(首を長くして待つ前に、って意味)
(笑ってくれてる?)
(いまも?どこかで?)
この『蛇への道』において、蛇(という概念の文字も含めて)が出てこなかった詩はなかったと記憶しますが、今日初めてそんな詩が載せられたのです。
理由はただの誤投稿ですが、なんとか帳尻をあわせるために、まえがきで少し、ちょこちょこっと加筆しています。
詩の雰囲気を壊さないように。
そんなまえがき含めまして、本日この詩をお読みくださり、誠にありがとうございます。
またお会いできる日を楽しみにしています。
でわ。




