四の五の言わずに45回目のラジオ
「45回目のラジオですね」
「そうだな、今回も頑張っていくか」
「アミさん、それじゃあ今回のテーマお願いします」
「あぁなんかやっていないのあったけ?」
「やった事ないような感じで喋れば大丈夫じゃないですか?」
「それもそうね」
「それに、もしやっていたとしても、前とは違う感じになると思いますよ」
「それもそうね、気にする事なかったわね」
「お前達多少は気にしてくれ」
「多少は気にしてあげるわよ」
「それで、アミさん今回は何にします?」
「飼育小屋でいいんじゃない」
「動物とのふれあいの場所だな」
「あそこは、低学年ならまだしも高学年になって、いく気はしなかったですね」
「ヒナは、動物が苦手なのか」
「そうですね、前はそうでもなかったんですけど今は犬とか猫とかは、基本的に駄目ですね」
「へー、なんで噛まれたりしたの」
「いえ、なんか見ているとイラつくんですよね」
「じゃあ落ち着くために、アニマルセラピーでもうけたらどう?」
「いえ、だから見ているとイライラするんですよアミさん」
「そんなにイライラするのか」
「はい、まぁ毛嫌いしているだけで、苦手なわけじゃないから、別にいいんですけどね」
「でも基本犬や猫が駄目でも飼育小屋にはいないでしょ」
「まぁ、学校でわざわざ犬や猫を飼うことはしないですよね」
「そうだな、家庭で飼えることのできる代表的な動物だからな」
「飼育小屋では、一般的にはウサギとか鶏とか、ヤギとかもいる学校もあるみたいね」
「アミさんが言うと生贄の動物って感じですよね」
「わざわざ、悪魔が通う学校の飼育小屋の動物使って召還しないわよ」
「あぁすでに生贄にされていたとか、そういうオチですか?」
「触れ合いも何もないな」
「いや、だから普通に生きた動物よ」
「でも、私が苦手意識強いという事もありますが、飼育小屋そんなに人気と言うことはないと思いますよ」
「そうね、どちらかというとそんな生徒に人気ってわけでもないわよね」
「ですよねぇ、小学校の低学年がいるくらいじゃないですか?」
「低学年でかまいすぎて単に飽きただけかもね」
「そんな理由だったら切ないですね」
「高学年にもなったら、触れ合いというのが子供っぽく感じてしまうものかもしれないな」
「なるほど、他に何かありますかナナさん」
「もしかしたら飼育小屋の掃除というのは、結構不人気な場所みだから、その影響もあるかもな」
「あぁ下手したら、動物に襲われたりして、怪我しますからね」
「後は、独特の獣の匂いが駄目だったりするみたいだ」
「まぁ気持ちは分かるけどね」
「色気づいた学生も教室に香水とか整髪料の匂いを撒き散らすがな」
「それをいわれちゃうと、どうしようもないけどね」
「つまり、アミさんは飼育小屋にいたんですか?」
「そんなわけないでしょ」
「ナナさんのところには、ペガサスとかそういう珍しい動物かっていたりするんですか?」
「そういうのは、さすがにいなかったな」
「普通の学校にそんなのがいたら、ドン引きするわよ」
「もうそろそろ時間か」
「じゃあ今回は、アミさん最後に一言お願いします」
「飼育小屋の中で一匹存在感が別格ていうか手のつけられないヤツはボスって呼ばれるわよね」
「あぁいたな、凶暴でよく噛み付いたりしていたな」
「それが、アミさんだったんですね」
「違うって言っているでしょ、ヒナあんた後で覚えてなさい」
「はいはい、それではまた次回」




