自問自答(ジャンル:エッセイ?)
道がある、僕は一歩前に出る。
果てしなく続く、ゴールは見えない。
でも道が続く以上、僕は歩く。
誰かに決められた訳じゃない。 僕がそうしたいから、歩くのだ。
『なんで歩くの?』
…それが僕の意思だから。 誰かに決められた訳じゃない、僕がそうしたいから。
『だから、なんで歩くの?』
……道が続く限り、この足が動く限り、僕は歩かなければならないのだ。
『だーかーらー。 なんで、歩いてんの?』
………そんなの分からない!
と言うのが本音。 でもこの世に産まれてきたわけだから、とりあえず生きなきゃいけない。 でも、生きてる理由は? と聞かれたら…… 確かに明確な答えは出せないのかもしれない。
大切な人がいるから! じゃあその人が死んだら生きる理由を失うのか?
この世界の行く末を見たいから! 多分、おそらく。 あと、100年以上は地球は滅びないのではないのだろうか? それまで生きれるのか?と聞かれたら、限りなく不可能な話だ。
死にたくないから! 不老不死、なんて夢物語だ。
やりたいことは沢山ある。 けど現実的に全てをやりきるのは不可能だ。
人が生きてる根本的な理由。 それは一体なんなのだろう。
この世界が、人を作ったのか。 人が、この世界を作ったのか。
分からないことだらけだね。 どれだけ生きていても。 謎ばっかり、考えるだけ無駄なのかもしれない。
『で? なんで、歩いてんの?』
頭に響く問いかけ。 僕から僕への質問。
僕はそれに、声を出して答えてみた。
「……時間つぶし、かな」
『なんのための?』
「まだ、死ぬには早いみたいだから。 とりあえず、死ぬまでの時間つぶしだよ」
『変な理由だね。 生きてるのが時間つぶしなんて』
本当だね。 しかし、良い理由が浮かばないんだよ。 ゴールは見えないけれど、それが死であるのは分かっている。
だから時間をつぶしてるんだ。 産声を上げた瞬間に、死を望む人間はいないだろ?
誰だって、最初から死を望みはしない。 理由がある。 死を望む理由が。
自分を終わらせたい、それが死を望む理由だとしたら。
終わらせたくないと願うのが、死を望まない理由、言ってしまえば生きる理由になるのかもしれない。
『今日も歩くの?』
「歩くよ。ゆっくり、焦らず、一歩一歩」
ゴールが死なら、急ぐ理由もない。
そんな風に思いながら。 僕は今日も、長い時間つぶしを続けてる。




