変わる季節と最終回【お題×2】(ジャンル:エッセイ?)
お題ふたつに挑戦…………
この時期になると、僕はなんだか胸がキュウ、と締め付けられる。恥ずかしいけど、泣きそうになったりする。
理由は単純、別れや終わりの時期だから。 学生ならば卒業シーズン、同時に新しいスタートでもあるんだけど。 でも僕の泣きそうになる原因はもっと単純で小さいものだったりする。
たとえば、よく見ていたテレビ番組が終わる。 それをたまたま、偶然見てしまっただけで涙腺が緩む。 見逃したこともある、見ていなかった時もある。なのにいざ終了を知らされてしまうと………
待ってましたと言わんばかりに僕の頭は記憶を引っ張り出してくる。 これが本当に普段忘れっぽい僕の脳みそか? と言いたくなるくらい鮮明に思い出させてくれて。 懐かしくなって、終わるのが嫌になって。 泣かないけれど泣きそうにはなる。
最終回なんて無ければいいと思っていたこともあった。ずっとずっと続けばいい、僕が死ぬまで永久に! ……なんて本気で思っていたことがあるんだから。 今思うととても恥ずかしい。
人間は、と言うより僕は。変化を受け入れることがあまり得意ではないのかもしれない。 それでも世界は変わっていく、僕に歩幅を合わせて進んではくれない。
白い結晶が溶け、暖かい風がやってくる。少しの悲しみと新しい出会いを運んでくる。 毎年やってくるこの季節、同じように見えて少し違う。変わり続ける世界と、少しずつ変わっている僕。いつか僕も、こんな泣き虫な自分に最終回を迎えられるかな?
でも……… やっぱり終わりを告げられたら悲しくはなりたいかな。 それを乗り越えられるくらい強くなりたいし、なにより。
新しい出会いを、始まりを。 笑って迎えれる人間になりたいから。




