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先入観(ジャンル:コメディ?)







「もー! 鞄ないよぉ‼︎」



バタバタと忙しく騒ぐ君。 メイクもバッチリ決めて、髪の毛もセットし終わって。 さぁ今すぐお出かけ‼︎ なんて、出来た試しは一緒になってから一度もない。


「ねぇ、あたし鞄どこにやったっけぇ?」

「いや、知らないし」

「もー! ほんとあたしバカだぁ」


苛立ってるのか悲しいのかよく分からん声を出しながら、部屋をどんどん汚くしていく。いつも通りの彼女である。 そんな彼女に手を差し伸べないのかだって? いやいや、もう3年も一緒にいるのだ。 彼女の行動パターンは分かっている。


もしも僕が手伝ったとしてもね。 そこはさっき調べた! とか。 そこには絶対ない! なんて言われちゃうんだ。 だから酷いかもしれないが手伝わないのが彼女への一番の協力な訳ですよ。



「あー、もう! なんで急いでる時に限って見つからないかなぁ!」

「あのさ」

「なに! 見てないで手伝ってよ!」


手伝っても邪魔だと言うでしょうが、君は。やれやれ、そろそろ言ってあげるか。


「昨日仕事終わって帰って来たじゃん」

「うん! 当たり前じゃん!」

「そんときさ。 車に鞄を忘れたって言ってたよ」


僕の言葉(と言うか答え)を聞いて、彼女はダッシュで外へと出て行った。


「あったよぉ! 良かったぁ‼︎」

「良かったね。 じゃあそろそろ出ようか」

「うん! ごめんね、ありがと!」


そう言う君は嬉しそうに笑っている。







なんで早く答えを教えなかったって? そりゃ理由はただ一つ。 何かを無くした時の困った顔、そして何より………




見つけた時の彼女の笑顔が、物凄く可愛いからだよ。






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