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一章 赤い天才⑴
いよいよ本編にはいります。
プロローグ読んでからのほうがいいかも、です。
あ
みなさんこんにちは。
俺の名前は和鎖零夜です。
ちなみに今日から高校生。
……さて、俺はたったいま……
死体を発見しました。
まぁよくあることだよな、うん。
……自分で言っといてなんだけど、普通はねぇよ。
(一人ボケツッコミ)
はい、現実逃避終了。まずは問題と向き合おう。
1、通学路に死体が落ちている。
2、よりにもよって知り合いが第一発見者。
……で、どうしろと?
「れ、れーや君……どうしよぉ」
完全にパニックをおこしている津村さんは
しっかりと俺の腕を掴んで離そうとしない。
「どうしようって言われても……」
正直、もう慣れたけどな。こういうの。
だって、ーー
これが俺の、『日常』なんだから。