表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/6

第1章 猫と琵琶

雨上がりの朝、田んぼのあぜ道に赤鬼鋼兵衛は腰を下ろしていた。

銀髪が朝の光を浴びて淡く輝いている。膝の上には白い猫が丸くなり、気持ちよさそうに寝息を立てていた。

鋼兵衛は大きな手で琵琶を抱え、低く艶のある声で歌い始めた。静かな調べが水田に広がっていく。

猫は目を細め、喉をゴロゴロと鳴らしながら、時折鋼兵衛の指に頭を擦りつけた。

(……本当にこの男は、私をただの猫だと思っているのだろうか)

白猫の姿をした九尾の狐・白雪は、心の中で小さくため息をついた。

鋼兵衛はそんなことなど知る由もなく、猫の頭を優しく撫でながら、のんびりと琵琶を爪弾き続けた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ