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快楽転  作者: よるとば
55/129

第53話 女王現る

花びらを巻き散らし 太鼓を鳴らしながら進む。

なにこの大名行列みたいな登場。

女王やるって目標を掲げた手前

嬉々として説明してくるスタッフ達に嫌だとも言えず

前を進むオタ狼が大声で叫ぶ。


「この町の復興に力を尽くしてくださる女王様が

わざわざ町の様子を見に来てくださった!!

控えおろう、皆の者!!」

ご老公とかじゃあるまいし

みんな不思議そうに顔を見合わせつつ頭を低く下げた。

この世界の礼儀なんだろうね?


前から順にオタ狼、太鼓(両側に2名)、そして座椅子

その周りを囲む花びらを撒き散らすスタッフ。

私は今この上なく目立っている。大変だ。

こんなことしたくないよ!!

やや現実逃避気味に周囲の店の様相をチェックすることに

シフトチェンジする。あまりこのままオホホな状態でいるのは

精神力をゴリゴリ削られるのでやめとこうと結論をくだした。


地下街に降り立つと周囲一面繁盛する店の多いこと。

獣人専門店、メイド専門店、女王さまカフェ

コスプレイメクラ、異種専門店など様々

もうどこから突っ込んでいいかわからない。

私の要望で吉原みたいなところも頼んでおいた。

こんなところにマザコン勇者とショタ姉さんたちを招くのか・・・

やばい、やばすぎる。早急になにか手立てを考えなくては。


空気を読まずにオタ狼が報告のため座椅子付近に戻ってきた。

「あれから色々ありましてねぇ。

まず小屋で作戦を練ってましたら、姉さんから大工さんの支援。

我々は力仕事は得意な連中の集まりでもありますからね

むしろ、新しい店のイメージを伝えるのに苦労しましたね。」

すごく自分を誇ってみせるがそうじゃないってば!!


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