第23話 食事
強すぎる攻撃力にちょっと躊躇中。
話しかけた瞬間に目からビームでて殺されんだ。
と、勝手に気をつけていると
突然玉座に座る女がポーズを決めた。
途端に後ろの部屋からがやがや現れる若者3人組。
ややがっかりする女。
「半端だわ・・・私の理想はこうじゃないのよ。
もう!!嫌だけど吸うわよ、こっち来なさい!」
黒髪ロングヘヤでポニーテールにしているキリッとした美人さん。
赤いドレスに身を包み、3人の若者を指を揺らして招く。
他人の情事!!あわよくば混ざる覚悟で
部屋の柱の後ろから覗きをしていると
首元を晒してガブーッ
そりゃあ吸血鬼、だもんね。
期待して損した。
でも満腹になってくれれば
機嫌もいいだろうし、喧嘩腰になることも少ないだろう。
ショクジが終わるのを待っていると
後ろから執事っぽいのが現れる。
「お嬢様、今回の若者はいかがでしたか?」
「ダメよ!もっと若いのよ!!
わからないだろうけど、美青年じゃダメなのよ
美少年よ!!」
ああ、桃色出す前に好みわかってよかった。
でも好みのあまり吸い付かれて
その場で卒倒してライフが減っても困るしなぁ。
やっぱり話し合いから始めてみよう。
女子って話好きだし、転憑依者同士
なにかと苦労話もあるだろう、私にはないけど。
「あのー・・・いい美少年をお探しですか?」
「?! 何者?!」
足元に血の結晶のようなものが突き刺さる。ひいぃ




