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霊恋  作者: ベリー
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終わり

 結月は、翔と別れを告げたあと、心が軽くなっていくのを感じた。


「いい気持ち……」


 結月の足下が、発光していく。


「ん……?」


 そして、足が透けていき、下から徐々に消えていった。


「ああ……」


 結月は悟った。

 自分は、成仏されるのだろう。

 もうこの世界に未練は無いから。


 結月はどこか、清々しい気持ちでいた。


―結局……翔に想いを伝えたいって願いは叶わなかった。

 でも、私は想いを伝えることしか考えてなかった。翔の今の幸せは、紗由里ちゃんと付き合っていること。

 翔を大切に想うなら、翔の幸せを願って、霊の私は消えた方がいい。


 結月はそう思った。 そして結月の成仏は終わり、後には何も残らなかった。









無事に完結しました。



最後まで読んで下さった方も、チラッと覗いて下さった方も、ありがとうございました!


別の完結法も考えてましたが、こっちのがいいとのことで、こちらにしました!



最後まで読んで下さってありがとうございます!

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