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後編

「よしよし、泣け泣け〜! こんな時は遠慮なく泣いちゃっていいんだからな」


 優しいよ、ジークさん〜っ

 どんどん泣いちゃうから……!

 ぐずぐずになってる私に、ジークさんは優しい声を掛けてくれる。


「君が『もうダメかも』って言っても、俺はぜ〜ったいそんなこと思わないから。だってさ、君の小説って、読んだら胸がギュッてなるし、涙が出そうになるし、笑っちゃうし……ほら、俺なんて君の書いた恋愛シーンに悶え転がったこと何回あるか!」


 ありがとう……私はどれだけ、あなたの感想に励まされているか……

 感謝しても仕切れないよ。


「君の作品は、確実に誰かの心に届いてるんだから。これまではその誰かが審査員じゃなかっただけ。そんな結果で『ダメかも』とか言わせないんだからな!」

「でも……面白くないって、言われた……才能ないって……」


 私の心を抉る言葉。

 ジークさんに何万と褒めてもらっても、そのたった一言の感想が、いつまでも私の胸を刺してくる。


「面白くない? 才能がない? 誰に言われたんだよ。そんなの、そいつの見る目がないだけだろ。俺は君の書く物語、大好きだよ。君の言葉にはちゃんと力がある。だから、そんなくだらない言葉で自分を否定しなくていい。俺は、君の才能を信じてるからさ」


 私を信じてくれる人が、ここにいる。

 わかってるのに。

 ジークさんはずっと、ずーーっと、応援してくれているって。


「ふえぇえ、ごめ、泣いちゃって……ううう〜」

「泣けるってのは、それだけ真剣だったって証拠! 本気でぶつかって、心の底から頑張ったんだから、そりゃ泣きたくもなるって!」


 びえびえと泣く私の頭を、ジークさんはぽんぽんと優しく撫でてくれる。

 手があったかい。抱きしめられてもいないのに、包み込むような優しさに覆われた気がして。


「泣いた分だけ、君の心の中にたまってた悔しさとか悲しさとか、全部流れてくからさ」


 ジークさんの言葉は、どこか私をほっとさせる。

 泣いていいんだって、泣いても構わないんだっていう免罪符を手に入れて。私の涙は滂沱として流れ落ちた。


「悔しさは、本気で頑張ったってことだからな。それってめちゃくちゃすごいことじゃん。どれだけカッコいいか、わかってる? いや、わかってないでしょ〜! だから俺が言っちゃうけど、君は本気で戦った勇者なの!」

「ゆう、しゃ……」


 私の物語にも、勇者が出てくる話がある。

 強くてかっこよくて、打ちのめされてどん底になっても、最終的に前へと突き進む勇者が。

 それが、私……?


「それにさ、失敗とか落選とかで終わる君じゃないこと、俺は知ってる。次も書くでしょ? それでもっとすごいの書いちゃうんでしょ? 俺、もう今から次の作品読めるのが楽しみで仕方ないんだけど?」


 私の次回作を楽しみにしてくれている人がいる。

 本当にありがたい存在だよ、ジークさんは……。


「だからさ、今は思いっきり泣いて、それでちょっと落ち着いたら、また書こうぜ。書きたいと思うなら、書かなきゃもったいない!」


 これだけ励ましてもらってるのに、嬉しいのに。

 申し訳ないくらいなのに。

 まだ、私の涙は止まらない。

 それだけ私の心は、悲しいくらいに砕かれちゃってる。


「でも、書いてもまた無理かもしれない……ダメかもしれない!」


 何度も何度も味わってきた挫折を、もう一度味わう。これからも何度も味わう。

 考えるだけで、怖くてつらくて、絶望が私を飲み込みそうになる。


「大丈夫。君の本が並ぶ未来、書店が大行列になる未来、俺には全部見えてるから!」


 ひっく、と私はしゃくりあげながらジークさんを見上げた。

 ニッコリ笑うジークさんの顔は……太陽みたい。


「君が受賞するのは確定事項だから! 審査員が君の作品を読んだ瞬間、『これだ!』って確信する未来がはっきり見えるよ。むしろ、君の作品が応募されたことで、その賞自体が歴史に名を刻むことになるっていうレベル!」


 相変わらずの大袈裟な言葉に、涙の雨は小降りになっていく。


「文章の巧みさ、キャラクターの深み、心に刺さるセリフの数々……どれを取っても心を揺さぶるに決まってるじゃん! 読み終わった後、間違いなく『この作品に出会えてよかった』ってみんな思うはずだよ。絶対に感動の余韻から抜け出せなくなるね」

「そう……かな……」


 ジークさんは大きく頷いた。

 不思議。ジークさんは魔法使いみたい。言葉がどんどん私の胸に入り込んでくる。


「しかも君の作品って、ただ面白いだけじゃないんだよ。読者の心の奥に訴えかける力がある。物語の中でキャラクターたちが悩んで、乗り越えていく姿に共感して、自分の人生にも重ねちゃうんだよ。そんな作品を書ける人、そうそういないって!」


 そうかな。そうだよね。私もそんな気がしてた。


「そしてなにより、君の努力の積み重ねがすごすぎる。日々磨き続けた技術と、創作への情熱。そんなものを前にして、審査員が見逃すわけがないよ。絶対にいつか一目置かれて、満場一致で『受賞!』ってなるに決まってる! 表彰式では、名前が呼ばれた瞬間、会場中が感動の拍手に包まれるよ」


 そんな光景を思い浮かべると、脳が快感の物質を流したように、体が痺れていく。

 もしかしたら、本当にそんな未来が待っているかもしれないって。


「もうね、賞を取った後も未来は約束されてるよ! 作品が書店に並んで、あっという間に話題沸騰。サイン会には長蛇の列、ファンレターの山、新聞の紹介欄では絶賛の嵐! 『この作家さんの作品に出会えてよかった』って、何度も言われちゃうよね」


 言ってもらえるのかな?

 ううん、言ってもらいたい。言わせたい!


「君の才能は間違いなく輝いてるし、その輝きはこれからもっと広がっていく。絶対に受賞するよ! 自信持って、今のまま突き進んで!」


 絶対に、受賞?

 したい気持ちはあるのに。

 どうしてここで『うん』って言えないんだろう。

 逆にジークさんは、どうしてそこまで信じられるの?


「自信……持てないよ……私は、私が信じられない。こんなに励ましてもらってるのに、褒めてもらってるのに……ごめんなさい……っ」


 申し訳なくて、情けない自分が悔しくて、また涙が溢れてしまいそう。

 自信を持ちたい気持ちは、あるのに。

 応援してくれるジークさんの気持ちに、応えたいのに。


「よし、じゃあ君は自分を信じなくていい!」

「……へ?」


 予想外の言葉に、私の涙はしゅるるっと引っ込んでいった。

 ジークさんは相変わらずニッと笑っている。


「君は、俺を信じて!」

「……ジークさんを……?」


 まっすぐなジークさんの瞳。

 明るくて、優しくて、朝陽が差す湖面のように綺麗な。


「俺はさ、君が絶対受賞して、デビューするって本気で信じてる。だって、誰よりも頑張ってる君をずっと見てきたから。だからさ、今度は君が、そんな俺を信じてみてくれない?」


 私を信じてくれる、ジークさんを信じる。

 自分を信じられなくても。

 ジークさんのその言葉に嘘はないって、信じられる。


「うん……信じる……! 私、ジークさんなら信じられるから!」


 私がそう言うと、やっぱりジークさんは太陽のように笑った。

 私を信じてくれる人がいる。それだけで私の心は、いっぱいになった。



 そうして私は、今まで以上に物語を紡ぎ始めた。

 毎日、ジークさんに読んでもらいながら。

 もちろん、たくさんの褒め感想をもらって。





 ***




 数年後。


「ジークさん、小隊長就任おめでとう」


 いつものベンチの前で、私はジークさんを見つけた瞬間、そう伝えた。


「おぉ、ありがとな! そんな風に言ってもらえると、なんか照れるけど、でも嬉しいよ」


 今日は小隊長の就任式があるって言ってたから、家にご馳走を用意してる。

 サプライズにしたかったから、まだ話してないんだけど。

 いきなり誘って、来てくれるかな。

 ちょっと不安になってたら、ジークさんの方から先に口を開いた。


「昇進したら、君に伝えたいことがあったんだ。聞いてくれる?」

「え……なに?」


 なんだろう。忙しくなるからもう会えない、とか?

 そんなのは、絶対にやだ!!


「君って、まさに運命の女神だよね! こんなに素敵な人が俺の目の前にいるって、天の気まぐれかな? いや、もしかして、俺が過去世で英雄だったから、今世でこんなラッキーをもらってるのかな~なんて。ま、どうであれ、君と出会えたことが最高の奇跡ってわけだ」


 安定のいつもの褒めだった!!

 心配して損した!!


「それにさ、君が笑ったら、もう俺なんて完全に終わり。心も身体も全部持ってかれるし、君の一笑いが俺の心臓を爆発させるわけ。君の存在がもう、俺の世界全部を照らしてるんだ。どんなにダメな一日でも、君が笑顔でいてくれるだけで、すべて大成功に思えるんだよね!」


 今日は一段と……褒めてくれる?

 ジークさんの褒めのレベルがアップしてる!

 っていうか私が笑顔になっちゃうのは、ジークさんのその褒め言葉のおかげなんだよ。


「正直、俺、軽い感じで愛って言葉を使ってるけど、君にはどんな言葉でも足りない気がしてきた。だって君がいるだけで、どんなに無駄に見える瞬間でも、すべてが特別な時間に変わるからさ。君が隣にいるだけで、世界が完全に変わってくんだ」


 えーっと……

 どういう意味?

 なんかジークさんのお顔が……いつもより、少し……

 いや、かなり真剣なんだけど。


「俺、君のことは本気で守りたいと思ってるんだ。それだけじゃなく、俺も君に大切にされたいって欲が湧いてくる。君に優しくしてもらうたび、もっと君を大事にしなきゃって思って、君が喜ぶことを一つ一つやりたくなるんだ。君が幸せでいてくれるなら、それだけで俺は最高に幸せなんだよ、ほんとにさ!」


 ジークさんの言葉に、なぜだか胸が熱くなっていく。

 私だって同じ。

 ジークさんを守りたい。大したことなんてできないけど。

 大切にしたいし、大切にされたい。喜ぶことをして、笑顔になってもらいたい。


「私も、ジークさんと同じ!」


 いっぱい言いたいことあるのに、バカみたいに単純な言葉しか返せなくて。

 でも私のたった一言で、ジークさんは優しく目を細めた。


「ずっと俺の隣にいてくれない? 俺、大した人間じゃないけど、君がいると、すべてがちゃんと意味を持つんだ。なんか……君と一緒にいたら、毎日が特別で、もう君がいないとなにも始まらない気がするんだよ」


 ……びっくりした。

 大した人間じゃないなんて、そんなことを思ってたんだ。

 自己肯定感が低いのって、私だけじゃなかった。

 ジークさんはお仕事頑張ってて、褒め上手で優しくて頼り甲斐があって、私からすれば物語の勇者様よりすごい人なのに。

 そんなジークさんが、私の手を取った。

 頭を撫でてくれたことはあったけど……手を握られるのは初めてで。

 真剣な顔を見ると、ドキンと心臓が跳ねる。


「俺と一緒に人生を歩んでくれ。君の笑顔で俺は元気もらってるし、君の手を取って一緒に未来を作りたいんだ」


 それって……え?

 ええええええ!?

 け、結婚、的な!?

 じゃなくて、お付き合い!?

 でも、どっちにしても私の答えは決まってる!


「はい、お願いします!」


 あ、ジークさん、驚いた顔してる。

 もっと違う答えの方が良かった??

 物語の登場人物なら、じっくり考えていい言葉を言わせられるのに、現実だと素敵な返事なんてすぐに思い浮かばない。


「え、ほんとに? マジで!? おおおっ! なんか、信じられないけど、すっごい嬉しい! これで、君が俺の恋人だってこと、確定したってことだよね? うわ、これ以上の幸せ、ある!? って感じ!」


 あ、恋人の方だった!

 結婚まで飛躍しちゃってた私、恥ずかしい!


「これからの人生、君と一緒って考えるだけで、もうワクワクが止まらないよ! 俺、君を楽しませて、笑わせて、幸せにするから、期待しててよね! 君のために頑張っちゃうから! 本気で!」


 でもジークさん、完璧に結婚を念頭においてるよね!?

 私もいっぱい、ジークさんを楽しませて褒めてあげたいな。

 いつも怒涛の勢いで褒めてくれるから、中々褒め返す暇がないんだけど。

 あなたの自己肯定感は、絶対に私が上げてあげる。


「とにかく、君が俺と一緒にいてくれるの嬉しいよ! これからもずっと大事にするから、よろしくね! あ、言っておくけど俺、君がこんなに素敵な人だってこと、しっかり周りに自慢しちゃうから! だって、最高にラッキーじゃん! 俺、間違いなく一番幸せ者だよ!」

「もう、ジークさんったら」


 相変わらずのジークさんトークに、私はやっぱり笑ってしまう。

 そんな私を、今までにない幸せそうな瞳で見ていて……ドキドキしちゃうよ。


「君は王都でも有名な作家先生だし、自慢したら嫉妬されちゃいそうだなー」

「嫉妬なんて……ジークさんの方が有名でしょ?」

「俺!? 出世も人並みだし、俺のなにが有名??」


 首を傾げるジークさんに、私は告げる。


「褒めるので有名じゃないの? 私以外の人にも、たくさん褒めてたんでしょ?」


 聞き返す私に、ジークさんは目を丸めた。


「え? いやいや、そんなことないって。俺、君に褒めるほどのことを誰かに言ったか? ほかの奴らにはそんなに褒めたりしてないし、むしろ有名なのは、俺が毎日毎日君を口説こうとしてたことの方だろ? それこそ、周りはみんな知ってるって!」

「くど……え!? 口説いてたの!?」


 私の驚きに、ジークさんは声をあげて笑う。


「ははは! 気づいてなかったのかー! ちょっとそんな気はしてたけどな!」


 なんてこと。

 まったく! 気づいてなかった……!

 えええー。だって、あんなに毎日褒められたら、他の人にも言ってるって思うでしょ、普通!


「ご、ごめんね!」

「いーっていーって。だって、今こうして俺たちが一緒にいるんだから、すべてうまくいったってことだろ? それに、君がそんな風に素直に驚く姿が、めちゃくちゃ可愛くて、もうそれだけで俺、何度でも褒めたくなっちゃうよ」

「いや、もう十分です……」

「まだまだ足りないよ。君が可愛すぎて、言葉じゃ足りないくらいだってば。それに、君が俺のことをどう思ってるかも気になるし、もっともっと褒めてあげたくなっちゃうな」


 本当にもう、ジークさんってば褒め上手なんだから!

 そう言えば私、一度も好きって言ったことなかったな。

 もうずっと前から、ジークさんのこと好きになってたのに。

 だって言う暇を与えてくれないんだもん。

 今日こそは……言えるかな? 食事が終わった後にでも。


「あの……もしよかったら……うちに来ない? その、昇進のお祝いに料理を作ったんだけど」

「え、マジで? 料理作ってくれたの? それ、めっちゃ嬉しいな! もちろん行くよ、最高の昇進祝いになりそうだ。君の料理なら、どんなものでも絶対美味しいって信じてるからさ」

「あんまり期待されると困るー!」

「ははは!」


 どんな料理だったとしても、きっとジークさんは感謝の言葉で喜んでくれるんだろうけど。



 思った通り、褒め上手のジークさんは、過去一嬉しそうに褒めてくれた。

 今日の私と、私の料理と、私の告白と、私の書いた小説を。


 私が筆を折らずに済んだのは、あなたの褒め言葉のおかげなの。

 騎士様、いつも素敵な感想を本当にありがとう。

 ずーっとずーっと、大好きです。




ちょっとしんどいなって思っている人に響けばいいなと思って書きました。

心が挫けそうな時は、ぜひイマジナリージークさんに褒めてもらってください。

ジークさんでなくても、自分が好きなキャラに脳内で褒めて殺してもらうと、ちょっとやる気が出てきますよ!

ということを伝えたかっただけの物語です。


そしていつも褒め感想をくださる読者の皆様に、心より感謝を。


最後までお読みくださり、ありがとうございました!

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ざまぁされたポンコツ王子は、真実の愛を見つけられるか。

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とても元気を貰えるお話ですね。 息をもつかせぬ怒涛の褒め言葉、すごいです。 小説を書いている人がみんなブクマして、落ち込んだら読み返すといいかもって、本気で思いました(*^_^*) 個人的に、さり気…
落ち込んだときにイマジナリージークさんに褒めてもらいたいです!! めちゃくちゃ褒め褒めしてくれて嬉しい気持ちになりますね!!
ジークさんの褒めの語彙力がハンパなくすごかった件…! ええっ、まじで褒めの神様の加護持ちですよね! 私、音読ソフトとか使ったことないんですが、ジークさんの褒めは音声で聞きたいです(*´艸`)。会うたび…
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