最終話:徐々にでも差別意識が減っていってくれればいいな
最近書くためのネタが浮かばず更新間隔もだいぶ空いているので、一旦ここで完結とします。
いずれこの先のももかの新造出しや水揚げを再度書き始めるかもしれませんが。
さて、肉好きな水戸の若様にも穢多や非人に対する差別解消を手伝ってもらえそうだし、これで遊女や歌舞伎役者などの芸人だけでなく、穢多非人に対しても差別意識はなくなっていってくれればいいと思う。
「楼主や遊女、歌舞伎役者の子に生まれたからと言っても、今では差別されるようなことがなくなったように、穢多非人にたいしての差別もなくなりゃいいな」
俺は海老蔵と遊ぶ清花を見つつ妙にそういった。
「ええ、そうですね。
私もそう思います」
「妙はもともとは普通の町民だったわけだしな」
「ええ、ですけど、私もここ吉原で働くことになっていたかもしれませんから」
「そういやそうだったな」
今でも吉原に売られてくる幼い娘がいなくなった訳ではないし、もともと遊女になるということで世間から蔑視されるわけでもなかったけど、現役遊女の扱いは良くなかったからな。
とは言えすぐに差別がなくなるわけでもないだろうけどそのあたりは徐々に変わっていけばいい。
そして吉原の遊女だけでなく、品川の飯盛女などの労働環境も十分かえられたと思う。
大阪の新町遊廓の状況も改善されたし、その他の四宿や日本各地にある飯盛旅籠も少しずつ変わっていくんじゃないだろうか。
俺が死んだ後に吉原などがどうなるかなんていうのはわからないけど、本来の吉原ほどにはひどくはならないと思うんだ。
願わくば不幸になる遊女がこれから先もどんどん減ってもらいたいものだ。




