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083⚫️ライオンが世界線なのか?
第4部034⚫️で、ルシファーは言った。
「檻の中のライオンは、野生の自由を選んだのだ」と。
彼女の選択は正しい。
なぜなら、それは彼女自身が選んだ道だからだ。
自由と不自由。
苛酷な環境と恵まれた生活。
もし、このふたつが相反しない’自由で恵まれた環境’があるのなら、
それが最良に違いない。
では、その夢は誰のものなのか。
ごく一部の特権階級だけのものなのか。
それとも、ひとりひとりの心の状態が決めるものなのか。
あるいは、中庸をとることこそ望ましいのか。
遊ぶために仕事をするのか。
仕事そのものが遊びなのか。
静かなる退職、経済的独立・早期退職が理想なのか。
人生は、苦難と選択の連続である。
裕福な家庭に生まれ、
スタートラインを越えた場所から第一歩を始める者もいれば、
遥か後方から走り出す者もいる。
それでも、我々は生きていく。
大逆転を望む必要はない。
人生に勝ち負けはないのだから。
野生のライオンだけが世界線ではない。
飼育下のライオンだけが世界線でもない。
人間もまた、それぞれの環境と心の中に、
自分だけの世界線を持っている。
自由と豊かさは、
命あるものが互いを支え合うなら、
いつか誰もが両立できるものだと、
私は信じている。




