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028⚫️ゼロ号
アーレンとリョウマは、技術連携を続けていた。
試作98号は改良を重ね、ついに“98式”としてロールアウトする。
続く99号では操縦安定性が大幅に向上し、
そして第100号、略して’ゼロ号’。
それは、これまでの常識を覆す超高性能モデルとなっていた。
「これはすばらしい。アーレン殿と工廠の技術員のみなさんの発想には、感服するばかりです。」
「ありがとう。だが、リョウマ殿。あなた方公国の知識と技術があったればこそ、です。」
「量産に入りますか。ただし、そうなると、多数の搭乗員とその訓練も必要ですね。」
「そうですね。我々が動かす、というわけにもいきますまい。ここは伯爵様のお力が必要ですな。」
「了解です。わたしから報告し、適切な人材を集めましょう。いやあ、夢があるなあ!」
ふたりは子どものように喜びを表す。
雲一つない晴天。
美しい青空が、どこまでも広がっている。
その空に、ゼロ号が切り開く未来が見えるようであった。




