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016⚫️すれ違う人物たち

惑星の地下、全ての’魔界都市’は完全な戦闘状態に突入していた。

逃げ惑う民衆。

母とはぐれて泣き叫ぶ子ども。

瓦礫の陰で動けなくなった老人。

路地裏では銃声と爆発音が絶えず、

遠距離からの狙撃と、近距離のアサルトライフルの音が交錯する。

ショーンとシャルロットは、彼の母と姉を連れ、

必死に少しでも安全な場所を探していた。


「悪いね、ここに匿ってもらって。」

「いいんですよ。お姉さんにはいつもよく働いてもらってますからね。倉庫の地下室ぐらいしかないですが。バス・トイレも自由に使ってくださいな。早く戦闘、おさまるといいんですがねえ。あっ、今からまかない作りますんで。」

店主はにこやかに笑い、仕込みに戻った。

この店は、前線に立つ者たちの’自発的休戦協定’によって守られた、’魔界都市’でも数少ない非戦闘地帯である。


その夕刻、グレッグが店に姿を見せた。

彼はここで、レオルの行方に関する貴重な情報を得ることになる。


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