6.打開策を考えてみた。ジュースはいかが?
現状の分析はこれくらいにして。
私もひとつ、打開策を考えてみた。
前回のエッセイの感想欄で私が書いた「ジャガイモ」(高性能AI)は……実現には品種改良に時間がかかりすぎるかな?
「ジャガイモ」をテーマにした作品も今後、書いてみる予定ではあるけれど。
もう少し真面目に考えてみよう。
書き手もある程度満足でき、読み手にもさほど負担のかからない、現状でも実現できそうな方法。
ふと、レビューを沢山書いている、某お気に入りユーザさんのページが目に飛び込んでくる。
ん……これ、いけるんじゃね?
「ニコニコ動画」には、更新情報に短いコメントをつけるシステムがある。
これをブックマークに組み込めないだろうか?
30文字くらいのキャッチフレーズめいた程度のモノで構わないから。
言うまでもないが、コメントを入れるかどうかは、ブクマした読み手の任意だ。
有り体に言ってしまえば、レビューのタイトルだけを採用した「簡易版」だ。
もちろんこんなシステムは、今の「小説家になろう」には存在しない。
だが私は、このシステムを「ジュース」と名付けようと思う。
「ジュースってw小学生かよ!w」
と思うかもしれないが、感想やレビューと違い、果物をちょっと絞る程度の手間で作れるのよ、コレ。
ブックマーク2ポイントという、無味無臭の僅かな水も、ジュースにすればあら不思議。
作者のお腹を満たすには至らないが、水だけと違って味を楽しむ事ができる。
そしてこのコメントつきブックマークは、読み手のマイページのブクマ一覧にも並ぶのだ。
(できれば一度ついたブクマコメントは、ブクマ外し後も作品側に残るシステムが望ましい)
「ほう……この読み手、こんなジュースを作っておるのか」
中には短いコメントながらも、子供じみたジュースではなく、チューハイやカクテルのような、大人も唸らせるようなモノが作れるかもしれない。
全然万能じゃないし、ブクマすらつけない人・公開しない人には関係ないが。
まずはできそうな事から考えてみる! 意外とみんな忘れがち!
想像してみて欲しい。
お世辞にも豊かとは言えない「小説家になろう」の世界に。
水とパンだけでなく、ジュース(時にはお酒)もある光景を。
思い描いてた楽園には、程遠いかもしれないけれど。
今よりも、ほんのちょっぴりだけ、楽しくなるかもしれない。
そうは、思えないだろうか?
えらい宗教めいたエッセイになってしまった気がする(笑)。
くどいようだけど一個人の意見でしかないし、押し付ける気は毛頭ないですよ。
引き続き今回も、皆様のご意見・ご感想をお待ちしております。